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déraciné (GRAPEVINEのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『déraciné』
GRAPEVINEスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル ポニーキャニオン
プロデュース 長田進
チャート最高順位
GRAPEVINE アルバム 年表
Everyman,everywhere
(2004年)
déraciné
(2005年)
From a smalltown
(2007年)
『deracine』収録のシングル
ミュージックビデオ
その未来 - YouTube
放浪フリーク - YouTube
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déraciné』(デラシネ)は、GRAPEVINEの7枚目のアルバムである。2005年8月25日ポニーキャニオンより発売された。

解説

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  • 前作『Everyman,everywhere』から約9か月振り、フルアルバムでは『イデアの水槽』以来、約1年8か月振りのリリース。フルアルバムのリリース間隔としては、発売当時のGRAPEVINEのアルバムの中で最長であった[1]
  • タイトルは、フランス語で根無し草、転じて「故郷や祖国から切り離された人」という意味を持つ。
  • 本作から長田進がプロデュース(10曲中4曲)を手がけている。
  • 2023年現在、メンバー全員がそれぞれの作曲に関わった最後のアルバムとなっている。
  • 先行シングルである「その未来/アダバナ」の2曲目である「アダバナ」は、本作には未収録となっている。
  • 後に『From a smalltown』の発売日である2007年3月7日に低価格・限定盤として再発された。

収録曲

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  1. 13/0.9
    作詞:田中和将/作曲:亀井亨
    「死なない自信はあるのかと問われて」「この胸に火をつけろ」などの歌詞からも分かるように、喫煙者の肩身の狭さと煙草への愛を歌った曲である。
  2. その未来
    作詞:田中和将/作曲:亀井亨
    17thシングル(両A面の1曲目)。今作の先行シングルとなった。
  3. 少年
    作詞/作曲:田中和将
  4. VIRUS
    作詞:田中和将/作曲:亀井亨
  5. REW
    作詞:田中和将/作曲:亀井亨
  6. 放浪フリーク
    作詞:田中和将/作曲:西川弘剛
    後に18thシングルとしてシングルカットされた。
    Best of GRAPEVINE 1997-2012』ファン投票22位(中間結果20位)。
  7. KINGDOM COME
    作詞/作曲:田中和将
    「その未来/アダバナ」の特典CD『Hot Men's Box II』の中で、曲の一部が収録されていた楽曲である。
  8. それを魔法と呼ぶのなら
    作詞:田中和将/作曲:亀井亨
  9. GRAVEYARD
    作詞:田中和将/作曲:亀井亨
    ロバート・ジョンソンをモチーフにした曲であり、ツアー「ママとマスター」でもそう公言している。なお、歌詞中の「四つ角の悪魔に会う」とは「クロスロード伝説」のこと。
  10. スカイライン
    作詞/作曲:田中和将
    カントリー風の楽曲であり、亀井も「曲自体がやったことがないテイストだったので、曲だけでもの凄い新鮮だった」と「ミュージックトマトJAPAN」のインタビューで発言している。
    タイトルは日産のスポーツカーのことではない。アルバムのツアーファイナルにはつじあやのがコーラスとして参加した[2]
  • 編曲:GRAPEVINE(#4~8、10)、GRAPEVINE&長田進(#1~3、9)

脚注

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  1. ^ 後に『真昼のストレンジランド』から『愚かな者の語ること』の2年3か月が更新。
  2. ^ つじとは、彼女の楽曲(「Shiny Day」)のバックバンドとして参加した縁がある。