D.J.ジョンソン (野球)
ユカタン・ライオンズ | |
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東北楽天ゴールデンイーグルス時代 (2020年10月31日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | オレゴン州ビーバートン |
生年月日 | 1989年8月30日(35歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 235 lb =約106.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2010年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2018年9月9日 NPB / 2020年7月11日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ダニエル・スチュアート・ジョンソン(Daniel Stuart Johnson, 1989年8月30日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州ビーバートン出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。メキシカンリーグのユカタン・ライオンズ所属。
経歴
[編集]プロ入りとレイズ傘下時代
[編集]学生時代はMLBドラフトでどこからも指名されず、2010年6月にドラフト外でタンパベイ・レイズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズでプロデビュー。14試合に登板して2セーブ、防御率2.05、16奪三振を記録した。
独立リーグ時代
[編集]2011年4月28日に独立リーグであるフロンティアリーグのトラバースシティ・ビーチバムズと契約した[2]。14試合に登板して1勝0敗、防御率1.54、18奪三振を記録した。
ダイヤモンドバックス傘下時代
[編集]2011年7月5日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ。傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイでプレーし、20試合に登板して1勝0敗10セーブ、防御率2.08、32奪三振を記録した。
2012年はA級サウスベンド・シルバーホークスとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、2球団合計で42試合に登板して4勝7敗7セーブ、防御率4.66、60奪三振を記録した。
2013年は故障のため、プレーしなかった。レギュラーシーズン終了後の10月18日に自由契約となった[1]。
独立リーグ復帰
[編集]2014年は3年前に所属したトラバースシティ・ビーチバムズに復帰して開幕を迎えた[3]。24試合に登板して0勝3敗14セーブ、防御率1.30、35奪三振を記録した。
ツインズ傘下時代
[編集]2014年7月28日にミネソタ・ツインズとマイナー契約を結んだ。傘下のA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、12試合に登板して1勝0敗、防御率2.84、12奪三振を記録した。
2015年はA+級フォートマイヤーズとAA級チャタヌーガ・ルックアウツでプレーし、2球団合計で45試合に登板して2勝2敗7セーブ、防御率4.05、53奪三振を記録した。オフの11月7日にFAとなった[1]。
エンゼルス傘下時代
[編集]2015年11月24日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだが、12月10日にルール・ファイブ・ドラフト(マイナーリーグ・フェイズ)でロサンゼルス・エンゼルスから指名され、移籍した。
2016年は傘下のAA級アーカンソー・トラベラーズでプレーし、47試合(先発1試合)に登板して4勝4敗6セーブ、防御率4.02、67奪三振を記録した。オフの11月7日にFAとなった[1]。
ロッキーズ時代
[編集]2016年11月18日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ[1]。
2017年は傘下のAA級ハートフォード・ヤードゴーツでプレーし、43試合に登板して1勝1敗4セーブ、防御率2.80、51奪三振を記録した。
2018年、マイナーではAAA級アルバカーキ・アイソトープスでプレーし、50試合に登板して3勝5敗18セーブ、防御率3.90、84奪三振を記録した。9月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[4]、9日のロサンゼルス・ドジャース戦でメジャーデビュー[5]。この年メジャーでは7試合に登板して1勝0敗、防御率4.26、9奪三振を記録した。
2019年レギュラーシーズン終了後の10月23日に日本球界移籍のため、自由契約となった[6]。
広島時代
[編集]2019年10月25日にNPBの広島東洋カープと契約を結んだ[7]。登録名および音写表記は「DJ.ジョンソン」。
2020年シーズン開幕後は一軍で14試合に登板し、1ホールドを挙げた[8]。
楽天時代
[編集]2020年9月21日、金銭トレードにより東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍[注 1][10][11]。来日初年度の外国人選手のトレードは2017年のエドウィン・エスコバー(黒羽根利規との交換トレード)以来だが、金銭トレードとなると1988年のラルフ・ブライアント(中日→近鉄)以来32年ぶりとなる。楽天では登録名を「D.J.ジョンソン」、音写表記を「ディージェイ・ジョンソン」とした[12]。翌日の千葉ロッテマリーンズ16回戦(楽天生命パーク)で5回から登板し、1回無失点で来日初勝利を記録した[13]。その後、残留交渉しないまま、自由契約となった。
インディアンス時代
[編集]2021年2月3日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[14]。シーズンでは5月のマイナーリーグ開幕から傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、7月7日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。同日のレイズとのダブルヘッダー第1試合で2年ぶりのメジャー復帰登板を果たした[16]。
レイズ時代
[編集]2021年7月30日にペイトン・バッテンフィールドとのトレードで、ジョーダン・ルプロウと共にレイズへ移籍した[17]。8月2日のシアトル・マリナーズ戦で移籍後初登板を果たす[18]も、同月10日に10日間の故障者リスト入りし、16日に60日間の同リストに移行した[19]。オフの11月5日にFAとなった[20]。
メキシカンリーグ時代
[編集]2024年1月11日にメキシカンリーグのユカタン・ライオンズと契約を結んだ[21]。
投球スタイル
[編集]球種 | 配分 % |
平均球速 mph (km/h) |
水平運動 in |
鉛直運動 in |
---|---|---|---|---|
フォーシーム | 58.2 | 94 (151) | -4 | 9 |
カーブ | 35.8 | 83 (133) | 3 | -6 |
カッター | 5.8 | 92 (147) | -1 | 5 |
チェンジアップ | 0.2 | 84 (135) | -7 | 3 |
平均球速92mph (約150km/h)・最速96.2mph(約155km/h)[22]のフォーシームと83mph (約133km/h)のカーブの2球種が投球の大半を占める。そのほかカッター、チェンジアップも使用している[23]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | COL | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 27 | 6.1 | 6 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 3 | 3 | 4.26 | 1.26 |
2019 | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | .000 | 116 | 25.0 | 23 | 1 | 19 | 2 | 3 | 24 | 4 | 0 | 14 | 14 | 5.04 | 1.68 | |
2020 | 広島 | 14 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 69 | 13.2 | 19 | 0 | 8 | 1 | 1 | 13 | 3 | 0 | 10 | 7 | 4.61 | 1.98 |
楽天 | 16 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1.000 | 62 | 14.2 | 13 | 2 | 6 | 0 | 0 | 16 | 3 | 0 | 6 | 5 | 3.07 | 1.30 | |
'20計 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1.000 | 131 | 28.1 | 32 | 2 | 14 | 1 | 1 | 29 | 6 | 0 | 16 | 12 | 3.81 | 1.62 | |
2021 | CLE | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 7 | 1.2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 5.40 | 1.20 |
TB | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 8 | 2.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.00 | |
'21計 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 15 | 4.1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2.08 | 0.46 | |
MLB:3年 | 39 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 | .333 | 158 | 35.2 | 31 | 2 | 21 | 2 | 3 | 38 | 4 | 0 | 18 | 18 | 4.54 | 1.46 | |
NPB:1年 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1.000 | 131 | 28.1 | 32 | 2 | 14 | 1 | 1 | 29 | 6 | 0 | 16 | 12 | 3.81 | 1.62 |
- 2021年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2018 | COL | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
2019 | 28 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
2020 | 広島 | 14 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 |
楽天 | 16 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1.000 | |
'20計 | 30 | 3 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | |
2021 | CLE | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
TB | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
'21計 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
MLB | 39 | 4 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
NPB | 30 | 3 | 4 | 0 | 1 | 1.000 |
- 2021年度シーズン終了時
記録
[編集]- NPB
- 初登板:2020年7月11日、対中日ドラゴンズ5回戦(ナゴヤドーム)、9回裏に4番手で救援登板、1回1失点
- 初奪三振:2020年7月14日、対読売ジャイアンツ4回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、6回表に坂本勇人から空振り三振
- 初ホールド:2020年7月30日、対中日ドラゴンズ9回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、10回表に5番手で救援登板、2/3回無失点
- 初勝利:2020年9月22日、対千葉ロッテマリーンズ16回戦(楽天生命パーク宮城)、5回表に3番手で救援登板、1回無失点
背番号
[編集]- 63(2018年 - 2019年)
- 58(2020年 - 同年9月20日)
- 42(2020年9月21日 - 同年終了)
- 56(2021年 - 同年7月30日)
- 55(2021年8月1日 - 同年終了)
登録名
[編集]- DJ.ジョンソン(2020年 - 同年9月20日)
- D.J.ジョンソン(2020年9月21日 - 同年終了)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2018年11月3日閲覧。
- ^ “Beach Bums Add DJ Johnson” (英語). OurSportsCentral.com (2011年4月28日). 2018年11月3日閲覧。
- ^ “DJ Johnson Returns” (英語). Traverse City Beach Bums.com. 2018年11月3日閲覧。
- ^ Kyle Newman (2018年9月4日). “More September call-ups for Rockies: Garrett Hampson, Sam Howard, Raimel Tapia and DJ Johnson” (英語). The Denver Post. 2018年11月3日閲覧。
- ^ “Los Angeles Dodgers at Colorado Rockies Box Score, September 9, 2018” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年11月3日閲覧。
- ^ Thomas Harding (2019年10月23日). “Rox reliever Johnson to pursue career in Japan” (英語). MLB.com. 2019年10月25日閲覧。
- ^ “広島 新助っ人で救援強化 前ロッキーズのDJ・ジョンソン投手獲得”. スポーツニッポン (2019年10月26日). 2020年4月21日閲覧。
- ^ “DJ・ジョンソンが楽天へ プロ野球・広島”. 時事通信社 (2020年9月21日). 2020年9月22日閲覧。
- ^ “今季は延長十回まで、トレード期限は9月30日で合意”. サンケイスポーツ (2020年6月10日). 2020年9月21日閲覧。
- ^ "トレード(2020年度)". NPB.jp. 日本野球機構. 21 September 2020. 2020年9月21日閲覧。
- ^ “広島、DJ・ジョンソンが楽天へ移籍 金銭トレードが成立 今季14試合登板で防御率4・61”. スポーツニッポン (2020年9月21日). 2020年9月21日閲覧。
- ^ D.J.ジョンソン NPB.jp
- ^ “楽天、“初モノづくし”で球団1000勝 浅村3発&DJ・ジョンソン移籍即初勝利”. Full-Count (2020年9月22日). 2020年9月22日閲覧。
- ^ Mandy Bell (2021年2月4日). “Shaw back with Tribe on Minor League deal” (英語). MLB.com. 2021年2月7日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2021年7月7日). “Indians Place Eddie Rosario On 10-Day IL, Select DJ Johnson” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “Cleveland Indians at Tampa Bay Rays Box Score, July 7, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “Rays To Acquire Jordan Luplow” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月31日閲覧。
- ^ “Seattle Mariners at Tampa Bay Rays Box Score, August 2, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年8月18日閲覧。
- ^ “Tampa Bay Rays - Transactions” (英語). CBSSports.com. 2021年8月16日閲覧。
- ^ Steve Adams and James Hicks (2021年11月5日). “Phillies Claim Ryan Sherriff From Rays” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年12月26日閲覧。
- ^ “Leones: Llega a Yucatán DJ Johnson”. MiLB.com. Mexican League (2024年1月12日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ a b “Player Card: DJ Johnson”. brooksbaseball.net. 2020年5月26日閲覧。
- ^ “DJ JohnsonPitching Stat Details”. Baseball Cube. 2018年11月3日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- DJ Johnson stats MiLB.com
- 個人年度別成績 DJ.ジョンソン - NPB.jp 日本野球機構