DOG SIGNAL
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DOG SIGNAL | |
---|---|
ジャンル | 犬、ハウツー[1] |
漫画 | |
作者 | みやうち沙矢 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載サイト | COMIC BRIDGE (旧・COMIC BRIDGE online) |
レーベル | BRIDGE COMICS |
発表期間 | 2018年7月24日 - |
巻数 | 既刊12巻(2024年10月8日現在) |
アニメ:ドッグシグナル | |
原作 | みやうち沙矢 |
監督 | 古橋一浩 |
シリーズ構成 | 古橋一浩 |
脚本 | 芦野里実 |
キャラクターデザイン | 工藤裕加 |
音楽 | 大島ミチル |
アニメーション制作 | 冨嶽 |
放送局 | NHK Eテレ |
放送期間 | 2023年10月22日 - 2024年3月17日 |
話数 | 全20話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『DOG SIGNAL』(ドッグシグナル)は、みやうち沙矢による日本の漫画作品。「カドコミ」(KADOKAWA)の「COMIC BRIDGE(旧・COMIC BRIDGE online)」レーベルにて、2018年7月24日より連載中[2][1]。新米のドッグトレーナーが成長していく姿を描いた作品[3]。
あらすじ
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
佐村未祐は元カノの谷田部優子に飼っていた犬の世話を押し付けられる。犬の問題行動に手を焼いていたが、ある日、敏腕ドッグトレーナーの丹羽眞一郎と出会い、人生が大きく変わる。新米ドッグトレーナーとなった未祐は、トリマーの泉律佳や獣医の久宝鈴之介といった同僚たちとの出会いや、犬と飼い主の問題を解決する中で成長していく。
登場人物
[編集]- 佐村 未祐(さむら みゆ)
- 声 - 小野賢章[4]
- 本作の主人公[5]。新米ドッグトレーナー[3]。困っている人を見ると放っておけない性格の男性。年齢は23歳。同棲生活を送っていた優子から、ある日突然置き手紙ひとつでフラれてしまう。その際、優子から自分の代わりにして欲しいと、サンジュを押し付けられる形となり、それ以来、サンジュとの共同生活を送っている。住まいはペット可のマンション。
- 犬を飼うことに慣れていなかったこともあり、当初サンジュとの信頼関係を上手く構築できず、サンジュが一日中吠えっぱなしだった。そのため周囲からのクレームが後を絶たず、大家からこれ以上続くようなら出て行くようにと釘を刺されてしまうが、散歩中に眞一郎と出会ったことをきっかけに、ドッグトレーニングに興味を持つようになり、勤務しているバーを辞め、ドッグトレーニング「Proud Dog」で働くことを決意。犬との接し方を改めて学んだことで、サンジュとの関係も改善していく。
- ドッグトレーナーとしての眞一郎の実力に惚れ込んでおり、Proud Dogでは、仕事に対してなかなかやる気を見せない眞一郎のサポートに徹し、のちに自分もドッグトレーナーを目指すことを決意する。それからは勉強しながら、持ち味である明るさを生かし、柔軟で型破りなトレーニングで実力を発揮し始める。トレーナーとしてはまだまだ未熟ながら、犬を観察する力に長けており、そのことは眞一郎からも認められている。もともと実家では、子供の頃から何かと頼られてきた。母からはパートが忙しいからと言われ、学校帰りに弟の早来を保育園に迎えに行ったり、夕飯を作ったりと頼まれ事ばかりされていた。そのため、料理を含む家事を得意としている。自分が働くようになってからは、浪費癖のある母がそのお金をあてにするようになり、給料を毎月いくらか家に入れることが当然の状態になっており、その関係は現在も続いている。さらには、今月は何かと入用なのでと余分に要求されることが多い。そんな中、早来が車を買うから援助してやって欲しいと言われ、半分出してやることにした。
- その後、ドッグトレーナーになったからお金は送れないと母に話を切り出し、連絡を絶とうとした。高校を卒業後、すぐに実家を出て上京。母の傍にいると、自分が家族に奉仕する以外なんの価値もない人間と思われているようで辛く感じていた。特に「それくらいできるでしょ?」という母の口癖に嫌悪感を抱いている。
- 丹羽 眞一郎(にわ しんいちろう)
- 声 - 鈴村健一[4]、小市眞琴(幼少期)
- ドッグトレーニング「Proud Dog」の代表を務める敏腕ドッグトレーナー[3]。犬のウルソンをパートナーにしている[6]。幼い頃から犬が大好きだった。初めて飼ったのは「クマ」という名の犬で、不慮の事故で亡くしたことをきっかけに、ドッグトレーナーを目指すようになった。律佳と幼なじみで、高校時代は進学費用を貯めるため、泉家が営む犬の美容室「フォンテーヌ」でアルバイトをしていたこともあった。
- 律佳や鈴之介とは、総合動物専門学校ACLの同期であり、3人のうち彼はドッグトレーナー専科で、現在も親しい関係を築いている。専門学校で講師を務めていた誠二と出会い、彼に自らが求めていた理想のドッグトレーナー像を見出した。誠二を父親のように慕い、卒業後は誠二が営む藤原愛犬訓練所で働き始めたが、7年が経過したある日、トレーニング中の「マロ」の犬舎を掃除しようとして襲われ、それを止めようとした誠二がマロに体罰を振るったことで、思想に決定的な違いが生じた。それが大きな溝となって訓練所を飛び出し、絶縁状態となって現在に至る。その遺恨は今も残っており、誠二には強い嫌悪感を抱いている。
- 根は優しいが愛想がないため、周囲からは怖がられることが多い。犬に対する愛情が深い反面、人間とのコミュニケーションを取ることは苦手。ドッグトレーナーとして非常に有能で、犬の生態について詳しく理解しているため、指を鳴らすだけで犬を制止させることができる。ある日、愛犬のウルソンと散歩中に道路に飛び出しそうになったサンジュを間一髪で救ったことがきっかけで、未祐と出会った。その際、サンジュへの接し方を間違い、コントロールできない状態の未祐に犬との接し方を教えたため、トレーニング料金を請求した。払えないなら店で働いて返すようにと、未祐に3日の猶予を与えた。その後、未祐がProud Dogで働くことを決めたため、共に店を運営することになった。未祐のことは、アシスタントとして未熟ではあると考えているものの、彼がドッグトレーナーになることを決意してからは弟子としてかわいがるようになる。そして、観察眼が鋭く、自分にないものを持っている未祐のことを、自分にとっても店にとっても欠かせない存在と認識するようになっていく。
- サンジュ
- 声 - 麦穂あんな[4]
- 未祐の飼い犬。犬種はトイプードルで、年齢は生後10か月程度のオス。トイプードルにしては、体のサイズが大きい。停留睾丸であることが発覚し、開腹による去勢手術が行われた。元はペットショップで優子に購入され、「プリンス」と名づけられたが、思いのほか大きくなったという身勝手な理由で捨てられた。
- ある日突然、未祐のもとに引き渡され、状況を理解できないまま未祐との生活を始めることとなった。家では一日中吠え続け、散歩に出れば興奮しすぎて制御不能となる。何かと大声で怒る未祐に対しては噛みつくこともあり、未祐との関係は最悪の状態だった。しかしこれは未祐の接し方に問題があり、眞一郎によって指導されたことにより、改めて未祐との信頼関係を構築し、段々と意思疎通が図れるようになっていく。
- ウルソン
- 声 - 松田健一郎[4]
- 眞一郎のパートナー犬。犬種はスタンダードプードルのオス。眞一郎の仕事を手伝うようになってから約8年になる。温和で大人しい性格で、犬にも人にも友好的に接する。律佳にトリミングしてもらっているので、いつも毛並みは美しく整っている。仕事上の先輩として接するようにと眞一郎が指示しているため、未祐からは先輩として扱われている。
- 子犬だった頃にトイレの失敗が続いた時期があり、当時まだ駆け出しのトレーナーだった眞一郎の苛立ちを敏感に感じ取った結果、排せつを拒絶して膀胱炎になったことがある。その後、眞一郎が接し方を改めたことで改善されたものの、現在も排せつ後は失敗していなくても落ち込んだ様子を見せている。しかし、事情を知った未祐の大胆な褒め方がいい影響を与え、次第に自信を取り戻していく。
- 泉 律佳(いずみ りつか)
- 声 - 甲斐田裕子[4]、永瀬アンナ(幼少期)
- トリマー[6]。眞一郎とは家が近所の幼なじみ[6]。犬の美容室「フォンテーヌ」を営んでいる[6]。母親も祖母もトリマーとして働いていた。元々「フォンテーヌ」は祖母が営んでいた店だったが、病に冒されて店を畳もうとした祖母から引き継ぐことを決めた。「Proud Dog」の大家でもある。また、眞一郎や鈴之介とは、総合動物専門学校ACLの同期で、3人のうち彼女はトリマー専科で、現在も親しい関係を築いている。
- 気は強いが根は優しい性格で、内心眞一郎のことを心配している。愛犬のリサラは、律佳が小学校4年生の時にやって来たトイプードルで、一人っ子だった自分にとって妹のような存在だった。母親や祖母にトリミングされ、ドッグショーにも出陳していた自慢の愛犬だったが、リサラが14歳の時にクッシング症候群であることが判明。懸命な治療が続けられたが、約1年後に亡くなる。ちょうどその頃、フォンテーヌを祖母から引き継いだ時期で、忙しさのあまり仕事に楽しさを見出せなくなっていた。溜め込んだストレスを解消しようと、夜な夜なライブに行ったり友達と酒を飲みに行ったりしたことで、リサラを1匹で留守番させることも多くなり、リサラの異変に気づくのが遅れてしまった。自責の念に駆られ、一時は自分を見失いかけるが、眞一郎からの言葉に勇気づけられ、最期までリサラと共に過ごすことができた。今でもリサラを失った悲しみは深く、新たな犬を飼えないでいるが、ウルソンのフォローに徹することを決めている。
- リサラ
- 律佳がかつて飼っていた犬。ショータイプのトイプードルで、ホワイトの毛色をしている。律佳が小学校4年生の時に、ブリーダーから泉家にやって来て、律佳からは妹のように可愛がられていた。当時トリマーだった律佳の母親や、祖母によりトリミングされ、セットしてもらってドッグショーにも出陳されていた。10歳の頃に、眞一郎のもとにやって来たウルソンと仲良くなり、まだ子犬だったウルソンに先輩犬として犬社会のマナーを教え込んだ。
- 14歳までは病気もなく元気に過ごしていたが、その後多飲多尿から、「のすけペットクリニック」で鈴之介の診察を受けたところ、肩の辺りに左右対称の脱毛が見つかり、検査の結果副腎皮質機能亢進症・クッシング症候群であることが判明した。原因は脳下垂体にできた腫瘍で、懸命な治療が続けられたが、約1年後に亡くなる。
- 久宝 鈴之介(くぼう すずのすけ)
- 声 - KENN[4]
- 獣医。ペットクリニック「のすけペットクリニック」の院長[6]。眞一郎や律佳とは専門学校ACLの同期で、3人のうち彼は動物看護専科で、現在も親しい関係を築いている。未祐がサンジュの去勢手術について相談に訪れた際には、未祐が不安を抱いていることを知ったうえで、手術のリスクについて丁寧に説明した。
- その後、手術を受けることを決めた未祐に対して、摘出したサンジュの睾丸を嬉々として見せたり、自分の飼っている犬の睾丸は歴代ホルマリン漬けにして部屋に飾っていることを明かすなど、少々常識を逸脱した変態気味の性格を垣間見せた。
- 谷田部 優子(やたべ ゆうこ)
- 声 - 伊瀬茉莉也[7]
- 佐村の元カノ[6]。未祐に犬のサンジュを押しつける[3][6]。ティアラの飼い主。もともと未祐とは、当時交際していた男性と路上で口論になり、泣いていた際に声をかけられて出会った。その際、行くところがないからと未祐の家に居座り、一緒に暮らすようになった。その時はバーに勤めており、未祐に仕事を辞めさせ、同じバーで働くように勧めた。しかし、ある日突然未祐に別れを告げる置き手紙を残し、彼の家から出て行ってしまう。その直後、再び未祐の前に姿を現し、これで寂しさを紛らわせてと、サンジュを押し付けて姿を消した。
- その後、ペットショップで見つけたティアラに一目惚れして購入。可愛らしくポージングさせて撮影したティアラの写真をSNSに投稿し、注目を浴びることで心を満たしている。そんな中、ティアラが大人しく撮影させてくれないことから、トレーニング教室を探していた際に、偶然見つけたドッグトレーニング「Proud Dog」を訪れ、そこで未祐と5か月ぶりの再会を果たした。しかし香水の香りが強すぎて、犬に悪影響を及ぼすということで、眞一郎から退店を求められた。眞一郎の言葉に腹を立て、彼女自身に悪いところがあることなどまったく考えていない。犬を飼うことへの意識が低く、自己中心的な考えの持ち主で、犬を思いやる必要があることなど知る由もなかった。サンジュを未祐に押し付けた理由も、体が大きすぎるという身勝手なもので、ティアラには首輪もリードも付けず、普通のバッグに入れて連れ回していた。大きくならないように食事制限を行うなど、自分の見栄えのことしか考えていなかった。だが、未祐から親身になって対応された結果、犬と暮らすことへの意識が大きく変わった。
- 実は未祐と別れた時にIT系のお金持ち男性と交際しており、ティアラを100万円で購入してくれたのも彼だった。しかし、言うことをまったく聞かないティアラにきつく当たる彼女の様子に、「子供がで出来てもそんな風に接するんだろう」と言われ、一方的に別れを告げられる。自分の考えを改めた末、ジャージ姿にノーメイクで「Proud Dog」に姿を現し、未祐に復縁を迫った。その後、ティアラと共に健全な社会性を身につけるトレーニングを始めることになった。
- ティアラ
- 優子の飼い犬。犬種はマイクロティーカッププードルで、年齢は5か月のメス。ティーカッププードルよりもさらに体が小さく、ペットショップで100万円で販売されていた。この月齢にしては小さく痩せすぎており、いつも口元から舌が出ている状態。SNSに投稿する写真を撮るために、ティーカップに入れられたり、小ささを保つために食事制限をさせられたりしている。散歩はさせられることはなく、外出時は普通のバッグに入れられ、ノーリードで連れ回されている。その状態で一日中出歩くこともあり、バッグにいるあいだはつま先立ちの状態で、つねに無理な体勢を強いられている。
- 基本的におとなしい性格ながら、優子に遊んでもらうことはなかった。飼い主以外の人間や他の犬との接点もないため、攻撃性はないが社会性に欠けている。優子と共にドッグトレーニング「Proud Dog」を訪れたことがきっかけで、優子の意識が変化したため、遊びや散歩など、犬として健全な社会性を身につけるトレーニングを始めた。
- 藤原 誠二(ふじわら せいじ)
- 藤原愛犬訓練所の所長を務める男性で眞一郎のドッグトレーニングの師匠。「犬は悪くない。問題は常に人間側にある」「犬を変えたかったら人を変えろ」「体罰はダメだ絶対に」が口癖。以前、総合動物専門学校ACLでの講師を頼まれ、眞一郎と出会った。眞一郎が卒業後は彼自身の営む訓練所で雇い、いっしょに働いていた。眞一郎からは「ジジイ」と呼ばれ、父親のように慕われていた。それから7年が経過した時、眞一郎がトレーニング中だったマロに襲われるが、マロを振りはらおうとしなかったため、眞一郎を助けるためにマロを殴ってしまう。それ以来、手に負えない犬をしつけるには体罰も必要という訓練方針に変え、金のためならどんな凶暴な犬も引き受けるというスタンスに変更した。体罰を容認するようになってからは、それに賛同できない眞一郎との関係が悪化し、最終的に眞一郎が訓練所から出て行くことになり、それ以降断絶状態が続いている。実は、訓練方針の変更に踏み切った裏には、眞一郎に自立を促したいとの思いがあり、自分からそのきっかけを作りたいという思惑があった。現在も体罰を利用しての躾は続けており、世間からの厳しい批判の的にもなっている。しかし最終目的は、犬と飼い主の幸せのためということに変わりはなく、実際に手が付けられない状態の犬を改善させ、飼い主と共に幸せになった例は少なくない。
佐村家
[編集]- 佐村早来(さむら さき)
- 声 - 加藤渉
- 未祐の弟。年齢は兄の5歳年下で、就職1年目の新社会人。最近車の運転免許を取ったばかりで、車が欲しいことを母に伝えたが、母から未祐に話が伝えられた結果、車購入に必要な半分の金を未祐に出して貰うことになった。購入した新車が納車された時、未祐の自宅マンションまで車を見せに行ったが、その時、母が最近変な通販に嵌ってお金を使いすぎているから「何か言ってやった方がいいよ」と、まるで他人事のように未祐に話し、すべてを未祐に丸投げした。
- 小さい頃から自分の面倒を見てくれたのは兄で、何でも未祐におんぶにだっこの状態で育てられた。
- 未祐の母
- 声 - 折笠愛
- 未祐と早来の母親。昔から浪費が激しく、浪費癖に疲れ果てた夫は、現在は母に対し無関心になっている。最近如何わしい通販に興味を持ち、美容液やサプリメントなどを買い漁っており、湯水のように金を使っている。基本的に何でも未祐に頼っているところがあり、「それくらいできるでしょ?」が口癖。自分がパートで忙しいことを理由に、未祐がまだ子供の頃から、学校帰りに早来の保育園に迎えに行かせたり、夕飯を作らせたりと、弟の面倒から家事に至るまで未祐に頼み事ばかりしていた。未祐が働くようになってからは、その金をあてにするようになり、給料は毎月入れてもらうのが当たり前になっていた。その関係は現在も続いている。さらには何かと理由をつけては、多めに振り込んで欲しいと金を余計に無心している。そのことから未祐には非常に嫌われている。
- ある日未祐から、ドッグトレーナーになったから、お金は送れないと返事が来たことに焦り、息子の勤務先であるドッグトレーニング「Proud Dog」を訪れる。そこでは、未祐は小さい頃から器用で、なんでもできる子だったと得意げに語り、未祐の給料を上げてもらえないかと眞一郎に直談判した。ドッグトレーナーなんかに転職した理由がわからないと暴言を吐きながらも、未祐の働きに見合った報酬を支払って貰いたいと、眞一郎に図々しく迫った。
制作背景
[編集]作者のみやうちはトリマーの専門学校を卒業し1988年に漫画家デビュー。恋愛漫画を描いていたが、「犬の漫画が描きたい」と企画を出し続けていた。当時の少女漫画誌では採用されなかったが、COMIC BRIDGEの編集者に出会い連載が叶った。内容はみやうちの経験が反映されている[2][8]。
書誌情報
[編集]漫画
[編集]- みやうち沙矢 『DOG SIGNAL』 KADOKAWA〈BRIDGE COMICS〉、既刊12巻(2024年10月8日現在)
- 2019年1月8日発売[3][9]、ISBN 978-4-04-065411-9
- 2019年8月8日発売[10]、ISBN 978-4-04-064012-9
- 2020年2月7日発売[11]、ISBN 978-4-04-064382-3
- 2020年8月7日発売[12]、ISBN 978-4-04-064845-3
- 2021年3月8日発売[13]、ISBN 978-4-04-680250-7
- 2021年9月8日発売[14]、ISBN 978-4-04-680784-7
- 2022年3月8日発売[15]、ISBN 978-4-04-681207-0
- 2023年1月24日発売[16]、ISBN 978-4-04-682052-5
- 2023年2月8日発売[17]、ISBN 978-4-04-682130-0
- 2023年10月6日発売[18]、ISBN 978-4-04-682644-2
- ドッグチャーム付き特装版 同日発売[19]、ISBN 978-4-04-682645-9
- 2024年3月8日発売[20]、ISBN 978-4-04-683183-5
- おさんぽバッグ付き特装版 同日発売[21]、ISBN 978-4-04-683184-2
- 2024年10月8日発売[22]、ISBN 978-4-04-684242-8
- みやうち沙矢 『DOG SIGNAL よりぬき版』 KADOKAWA〈BRIDGE COMICS〉、2024年1月6日発売[23]、ISBN 978-4-04-683354-9
小説
[編集]- みやうち沙矢(原作・絵)・百瀬しのぶ(文)『DOG SIGNAL ひよっこドッグトレーナーはじめます!』KADOKAWA〈角川つばさ文庫〉、2023年2月8日発売[24]、ISBN 978-4-04-632162-6
テレビアニメ
[編集]『ドッグシグナル』のタイトルで2023年10月から2024年3月まで、日曜 17:00 - 17:25にNHK Eテレで放送された[25]。
スタッフ
[編集]- 原作 - みやうち沙矢[4]
- 監督・シリーズ構成 - 古橋一浩[4]
- 脚本 - 芦野里実[4]
- キャラクターデザイン - 工藤裕加[26]
- ドッグデザイン - 西野理惠[26]
- プロップデザイン - 橋本真希
- 撮影監督 - 鎌田克明[26]
- 美術監督 - 三宅昌和[26]
- 美術設定 - 上垣裕起子[26]
- 色彩設計 - 木村千登世[26]
- 衣装デザイン - 亀谷響子[26]
- 編集 - 内田恵[26]
- 音響監督 - 吉田光平[4]
- 音楽 - 大島ミチル[4]
- 制作統括 - 野島恵里→坂田淳、苗代憲一郎[26]
- プロデューサー - 和田慎太郎[26]
- アニメーションプロデューサー - 大崎雅史[26]
- アニメーション制作 - 冨嶽[4]
- 制作 - NHKエンタープライズ[4]
- 制作・著作 - NHK[26]
主題歌
[編集]- 「雪月風花」[27]
- 高橋優によるオープニングテーマ。作詞・作曲は高橋優、編曲は鈴木Daichi秀行。
- ロトスコープ映像が使用された。
- 「シュガースポット」[28]
- にしなによるエンディングテーマ。作詞・作曲はにしな、編曲はknoak。
- バックには視聴者から投稿された飼い犬の写真が使用された。
各話リスト
[編集]話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | チーフ作画監督 | 初放送日 |
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第1話 | 共倒れなボクら | 古橋一浩 | - |
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| 2023年 10月22日 |
第2話 | 新しい名前 | 宮崎なぎさ | YUKI |
| 10月29日 | |
第3話 | 幸せな暮らし | まついひとゆき | 木村寛 |
| 山中いづみ | 11月5日 |
第4話 | 回る犬 | 川奈可奈 |
|
| 11月12日 | |
第5話 | 別れの儀式 | 宮崎なぎさ | 西山祐樹 |
|
| 11月19日 |
第6話 | 丹羽の師匠 | まついひとゆき |
|
| 11月26日 | |
第7話 | 守りたいもの | 増田敏彦 | 藤代和也 |
|
| 12月3日 |
第8話 | ひとりじめ | 川奈可奈 | 白石道太 |
|
| 12月10日 |
第9話 | サンジュ、おすわり! | 西澤晋 | 木村寛 |
|
| 12月17日 |
第10話 | 食べないワケ | 宮崎なぎさ | 藤代和也 |
| - | 12月24日 |
第11話 | しつけをしない? | 増田敏彦 | 福元しんいち |
|
| 2024年 1月7日 |
第12話 | 未祐のパートナー | 博多正寿 | 村上勉 |
| - | 1月14日 |
第13話 | 信じる心 | 川奈可奈 |
|
| 1月28日 | |
第14話 | ロッキーの真実 | 宮崎なぎさ | 藏本穂高 |
|
| 2月4日 |
第15話 | おじさんと老犬 | 筆坂明規 | 服部福太郎 |
| - | 2月11日 |
第16話 | 私のせいだ | 金澤洪充 | 西山祐樹 |
|
| 2月18日 |
第17話 | 泉津佳の妹 | 西澤晋 | 藤代和也 |
|
| 2月25日 |
第18話 | 漫画家と柴犬 | 吉田徹 | 河井正義 |
| - | 3月3日 |
第19話 | ふたりのほころび | 宮崎なぎさ | 服部福太郎 |
| 3月10日 | |
第20話 | ボクらは家族 |
| 雄谷将仁 |
|
| 3月17日 |
放送局
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [30] | 備考 |
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2023年10月22日 - 2024年3月17日 | 日曜 17:00 - 17:25 | NHK Eテレ | 日本全域 | 木曜 19:20 - 19:55 に再放送 |
NHK Eテレ 日曜 17:00 - 17:25 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ドッグシグナル
|
イベントなど
[編集]2023年11月1日、犬の日に合わせたキャンペーンを実施[31]。朝日新聞朝刊に本作の15段広告を、東京都渋谷と大阪府梅田に交通広告を掲載[31]。みやうちによる描きおろしイラストが展開された[31]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “「半分、青い。」のコミカライズほか、COMIC BRIDGEで新連載8作が一挙始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2024年7月24日) 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b みやうち沙矢(インタビュアー:成田美友)「あふれる愛 30年越しの思いから生まれた愛犬家必読の漫画『DOG SIGNAL』」『sippo』、朝日新聞社、2023年10月2日 。2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e “犬と人との絆をつなぐ、ドッグトレーナーの成長ドラマ「DOG SIGNAL」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年1月8日) 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “アニメ ドッグシグナル”. NHK. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “佐村 未祐(漫画:DOG SIGNAL)”. マンガペディア. 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g “DOG SIGNAL(漫画)”. マンガペディア. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “「ドッグシグナル」第12話出演!伊瀬茉莉也さんからコメントが到着!”. NHKアニメ. 日本放送協会 (2024年1月14日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ みやうち沙矢『STORY with Pet Vol.8 漫画家 みやうち沙矢さん』(インタビュー)、公益社団法人アニマル・ドネーション、2023年10月11日 。2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 1”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 2”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 3”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 4”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 5”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 6”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 7”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 8”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 9”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 10”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 10 ドッグチャーム付き特装版”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 11”. KADOKAWA. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 11 おさんぽバッグ付き特装版”. KADOKAWA. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL 12”. KADOKAWA. 2024年10月8日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL よりぬき版”. KADOKAWA. 2024年3月10日閲覧。
- ^ “DOG SIGNAL ひよっこドッグトレーナーはじめます!”. KADOKAWA. 2024年1月7日閲覧。
- ^ 仲瀬コウタロウ (2023年7月26日). “秋アニメ「ドッグシグナル」に小野賢章、鈴村健一、甲斐田裕子、KENNが出演! 監督は「SPY×FAMILY」古橋一浩”. アニメ!アニメ! (イード) 2024年1月7日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l “TVアニメ ドッグシグナル (2023)について 映画データベース”. allcinema. スティングレイ. 2024年1月7日閲覧。
- ^ “「ドッグシグナル」オープニングテーマ曲は高橋優さんの「雪月風花」に決定♪”. NHKアニメ. 日本放送協会 (2023年9月17日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ “にしな、NHK Eテレのアニメ「ドッグシグナル」エンディングテーマを書き下ろし”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2023年10月4日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ “エピソード - アニメ ドッグシグナル”. アニメ ドッグシグナル - NHK. 2024年2月16日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ a b c “うちのこになってくれてありがとう!DOG SIGNAL×犬の日キャンペーン”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年11月1日) 2024年1月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- DOG SIGNAL - カドコミ(旧・ComicWalker)
- DOG SIGNAL(ドッグシグナル)【公式】 (@DogSignal) - X(旧Twitter)
- アニメ ドッグシグナル - NHK
- ドッグシグナル - NHK放送史
- アニメ『ドッグシグナル』【NEP公式】 (@nep_dogsignal) - X(旧Twitter)