イタリア国鉄ETR450電車
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ETR450 | |
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基本情報 | |
運用開始 | 1988年 |
運用終了 | 2015年 |
主要諸元 | |
編成 | 15編成(9両または11両編成) |
電気方式 | 直流3000V |
最高運転速度 | 250 km/h km/h |
最高速度 | 320 km/h(試験運転時) km/h |
編成定員 | 386人 (9両編成・1等車+2等車) |
編成重量 | 435 t (9両編成) |
編成長 | 234 m |
車体 | アルミ |
駆動方式 | 直流電動機駆動 |
制御装置 | サイリスタチョッパ制御 |
制動装置 | 発電ブレーキ・ディスクブレーキ |
備考 | 最大傾斜角度 : 10° |
イタリア国鉄ETR450電車(ElettroTrenoRapido 450)はイタリアの電車編成で、ペンドリーノとして知られている車体傾斜式車両である。
この電車の開発計画は1970年代より、フィアットの鉄道部門(後にアルストムに吸収)が進めてきた。1988年5月にローマ・ミラノの高速新線ディレッティシマを経由した区間に導入され最初の営業運転を開始した。当時の所要時間は3時間58分であった。それぞれの編成は9両(8M+1T)または11両(10M+1T)で構成されている。曲線区間では油圧シリンダーで車体そのものを約8°傾斜させる強制車体傾斜式が採用され、高速新線上だけでなく、既存の路線での速度向上にも大きく貢献している。最高速度は280km/hであるが、営業運転では最高速度250km/hであった。
陳腐化もともなって2007年1月には、後に導入されたETR460、ETR480や300km/hで走行可能なETR500に置き換えられディレティシマからの運用を外された。それ以降は、ローマ-バーリ、ローマ-アンコーナ-リミニ、ジェノヴァ-フィレンツェなどの路線で運用されていたが、2015年1月5日をもって動態保存用の第3編成を除き営業運転から引退した[1]。
脚注
[編集]- ^ Il Pendolino va in pensione - ウェイバックマシン(2015年1月9日アーカイブ分)
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 鉄道ファン 2007年12月号 世界の高速鉄道 イタリアETR500とペンドリーノ 佐藤芳彦 132頁~137頁