富士通クライアントコンピューティング
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | FCCL |
本社所在地 |
日本 〒211-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田1丁目1番2号 新川崎三井ビルディング(ウエストタワー) |
設立 | 2016年2月1日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 3020001114711 |
事業内容 | ノートPC、デスクトップPC等の研究、開発、設計、製造 、販売、企画、および保守・修理サポート |
代表者 | 大隈健史(代表取締役社長) |
資本金 | 4億円 |
売上高 |
2,560億2,800万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
228億2,100万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
216億2,400万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
159億9,300万円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
879億200万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
1,599億2,900万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 |
1,080人 (2021年4月現在) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 |
Lenovo International 51% 富士通 44% 日本政策投資銀行 5% |
主要子会社 |
島根富士通 FCCL GmbH |
関係する人物 |
吉村萬治郎 山本卓眞 池田敏雄 秋草直之 |
外部リンク |
www |
富士通クライアントコンピューティング株式会社(ふじつうクライアントコンピューティング、英: FUJITSU CLIENT COMPUTING LIMITED)は、レノボ傘下で、富士通グループ、日本政策投資銀行との合弁パソコンメーカーである[2]。略称はFCCL。
概要
[編集]2015年10月29日に富士通は、PC事業と携帯電話事業の体制変更を発表し[3]、2015年12月24日に分社化を公表した[4]。
2016年2月1日に富士通クライアントコンピューティング株式会社として発足する。
2017年11月2日に富士通とレノボは、富士通クライアントコンピューティングの株式をレノボが51%取得し、富士通が44%、日本政策投資銀行が5%、それぞれ保有することで合意したと発表した[5][6]。開発や製造の拠点は閉鎖せず、同じくレノボに買収されたNECのLAVIEと同様に富士通ブランド (FMV) を維持する[7]。株式譲渡は2018年5月2日に完了した[8]。
2018年1月16日に、すべての個人向けPCに独自AI「ふくまろ」を搭載[9]、エッジコンピューティングやAIの開発[10]、を発表した
行政処分
[編集]販売実績が無い価格と比較して値引きしたようにウェブサイトで表示してパソコンを販売していたなどとして、2023年6月23日に消費者庁から景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を受けた。自社ウェブサイトで販売しているノートパソコン「LIFEBOOK」15商品について、「キャンペーン価格」として「WEB価格18万7880円を14万8425円」などと表示したが、「WEB価格」は販売実績が全く無く、値引きの期間について日時を限定したように表示していたが、実際は期限を過ぎても、ほぼ同じ価格で販売を継続していた[11][12]。
主な製品
[編集]コンピュータ
[編集]パーソナルコンピュータ
[編集]- FM-8シリーズ
- FM-7シリーズ
- FM-77シリーズ
- FM77AVシリーズ
- FM-11シリーズ
- FM-Xシリーズ
- FM-16βシリーズ
- FM16πシリーズ
- FM-16シリーズ(輸出専用機)
- FACOMシリーズ
- FACOM 9450シリーズ - パナファコム(現PFU)製
- FMRシリーズ
- FM TOWNSシリーズ
- FM TOWNS マーティーシリーズ
- FMVシリーズ
詳細は「FMVの機種一覧」を参照- FMV-TOWNSシリーズ(FM TOWNSのソフトが動く個人向けデスクトップFMV)/現在は終息
- FMV-TEOシリーズ(個人向けデスクトップ)/現在は終息
- FMV-DESKPOWERシリーズ(個人向けデスクトップ)/現在は終息
- FMV ESPRIMOシリーズ(個人向けデスクトップ、以前は法人向けデスクトップのブランド名であった)
- FMV-BIBLOシリーズ(個人向けノート)/現在は一部を除きほぼ終息
- FMV LIFEBOOKシリーズ(個人向けノート、以前は法人向けノートのブランド名であった)
- FMV-DESKTOPシリーズ(法人向けデスクトップ)/現在は終息
- FMV-LIFEBOOKシリーズ(法人向けノート)/現在は終息
- FMV-STYLISTICシリーズ(タブレットPC)/現在は終息
- FMV-PenNoteシリーズ/現在は終息
- FMV-PROシリーズ/現在は終息
- FMV-LOOXシリーズ/(個人向けタブレットPC)/富士通40周年記念モデルとしてFMV-BIBLOブランドのサブブランドであったLOOXをメインブランドとして復活させた
- ESPRIMOシリーズ(法人向けデスクトップ、従来のFMV ESPRIMOから改名)
- LIFEBOOKシリーズ(法人向けノート、従来のFMV LIFEBOOKから改名)
- CELSIUSシリーズ(ワークステーション)
- ARROWS Tab Wi-Fiシリーズ / ARROWS Tab Wi-Fi QHシリーズ(個人向けタブレット端末)
出典
[編集]- ^ a b c d e f 富士通クライアントコンピューティング株式会社 第9期決算公告
- ^ “富士通のPC事業、レノボ傘下後もMade in Japanを貫く--新生FCCL“DAY 1”の誓い” (日本語). CNET Japan. (2018年5月16日) 2018年5月23日閲覧。
- ^ “ユビキタスビジネスの体質強化について”. 富士通. (2015年10月29日) 2017年12月8日閲覧。
- ^ “会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ”. 富士通. (2015年12月24日) 2017年12月8日閲覧。
- ^ “富士通とレノボおよび日本政策投資銀行がPC事業の合弁会社を設立”. 富士通. (2017年11月2日) 2017年11月3日閲覧。
- ^ “富士通とレノボおよび日本政策投資銀行がPC事業の合弁会社を設立”. Lenovo. (2017年11月2日) 2017年11月3日閲覧。
- ^ “Lenovoが富士通のPC事業を支配下に。FMVブランドはNECに加え継続”. PC Watch. (2017年11月2日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ “联想集团日前已完成收购FCCL 51%股份”. cnBeta (2018年5月4日). 2018年5月11日閲覧。
- ^ “富士通PC、全機種に独自AI搭載 国内の個人向け”. 朝日新聞. (2018年1月17日) 2018年3月6日閲覧。
- ^ “富士通・レノボ、データ解析機器 「脱パソコン」急ぐ”. 日本経済新聞. (2018年5月16日) 2018年5月19日閲覧。
- ^ “パソコン価格を不当表示 販売会社に措置命令―消費者庁”. 時事通信. (2023年6月23日) 2023年6月24日閲覧。
- ^ “値引きしたよう表示しPC販売 再発防止など措置命令 消費者庁”. NHK. (2023年6月23日) 2023年6月24日閲覧。