コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

GMC・テレイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

テレイン (TERRAIN)は、GMが製造、GMCブランドで販売している自動車である。

初代 (2009–2017年)

[編集]
テレイン
標準モデル
テレイン デナリ
概要
製造国 カナダの旗 カナダ
販売期間 2009–2017年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF
AWD
パワートレイン
エンジン 2.4L I4
3.0/3.6L V6
変速機 6AT
車両寸法
ホイールベース 2,860mm
全長 4,705mm (前期型)
4,770mm (後期型)
全幅 1,850mm
全高 1,685mm
その他
姉妹車 シボレー・エクイノックス
系譜
先代 GMC・エンボイ
テンプレートを表示

2009年ニューヨーク国際オートショーにおいて発表。フルサイズのGMC・アカディアに続くGMC第二のCUVであり、同ブランドのエントリーモデルとなる。また、ボディ・オン・フレーム型の中型SUVであるGMC・エンボイ、およびGMCと同じディーラー網で販売されていたポンティアックの中型CUVであるトレント(シボレー・エクイノックスリバッジモデル)の事実上の後継車種でもある。

プラットフォームはシボレー・エクイノックスやオペル・アンタラキャデラック・SRXなどと同じGMシータプラットフォーム(英語版)を採用する。エンジンは当初直列4気筒 2.4 L SIDI VVTと、V型6気筒 3.0 L SIDI VVTの2種類が用意され、これに6速ATが組み合わせられる。駆動方式はFWDAWDがラインナップされる。

2013年モデルイヤーから従来の3.0 Lに代わって3.6 L V6エンジンが搭載される。これにより最高出力と最大トルクはそれぞれ301 hp (224 kW) と272 lb.-ft. (369 Nm) に引き上げられる。一方で燃費は従来と同程度に留められている[1]

生産はシボレー・エクイノックスとともにCAMIオートモーティブにて行われている。なお、中東地域で販売されているテレインはオペル・アンタラのリバッジで、北米向けとは別物である。

テレインデナリ

[編集]

2013年モデルから豪華版グレードのデナリが新たにラインナップに加わる[1]。デナリは2.4 Lと3.6 L、FWDとAWDのいずれにも設定され、デュアルフローダンパーで足回りが強化されるほか、2.4 Lには18インチ、3.6 Lには19インチホイールがそれぞれ装着される。外観面ではデナリ専用のクロムグリル、専用デザインのヘッドランプおよびリアランプ、サテンクロムアクセント、サテンクロムモールを施されたボディ同色のロッカーパネル、クロムエキゾーストパイプ(2.4 Lはシングル、3.6 Lはデュアル)などが装備される。内装面ではシート、ドア、ステアリングホイールがジェットブラックレザーで革装され、マホガニーの木目パネルがダッシュボードやステアリングホイールに用いられている。運転席および助手席は8-ウェイパワーシートが装備され、フロントシートバックにはデナリのロゴがエンボス加工されている。また、GMCの新しいインフォテインメントシステムであるIntelliLink(英語版)が標準装備される。

2代目 (2017-年)

[編集]
テレイン
標準モデル
テレイン デナリ
概要
製造国 メキシコの旗 メキシコ
販売期間 2017-年年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアSUV
駆動方式 FF
AWD
パワートレイン
エンジン ガソリン:1.5/2.0 I4
ディーゼル:1.6L I4
変速機 9AT
車両寸法
ホイールベース 2,725mm
全長 4,650mm
全幅 1,845mm
全高 1,660mm
その他
姉妹車 シボレー・エクイノックス
テンプレートを表示

2017年1月、北米国際オートショーにて2代目モデルとして発表された。発売は2017年夏で、エンジンは1.5Lと2.0Lのターボチャージャー付き直列4気筒、1.6Lの直列4気筒ディーゼルの3つから選ぶことができる。
2代目は全てのグレードで助手席を折り畳むことができ、最大8フィートの長さの荷物を搭載できる他、専用スイッチのトランスミッションシフター、センターコンソール下のパススルー収納エリア、グローブボックスに上の収納スペースを備えている。また、ドライバーインフォテインメントシステムや、Apple CarPlayとAndroid Autoを備えた7インチタッチスクリーンインフォテインメントシステム、4つのUSBポート(1つのType-Cポートを含む)、キーレス開閉とスタート、トラクション選択システム、アクティブグリルシャッターなどが搭載される。SLEとSLTディーゼルモデルはガソリンモデルよりも多くの機能を備えている[2]

フェイスリフトモデル

[編集]
2022年モデル

2020年2月、テレインのマイナーチェンジモデルが発表された。当初は2021年モデルとして2020年に発売される予定だったが、生産上の問題とCOVID-19の影響で、2022年モデルとして2021年夏に発売された。[3]

車名

[編集]

「TERRAIN (テレイン)」は、英語で「地域、地勢、地形」を意味する。

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]