GNU FSDG
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GNU FSDG (自由なシステム・ディストリビューションのガイドライン) とは、GNUによって定められたフリーソフトウェアのみを含む実行可能なディストリビューションのガイドラインである。
概要
[編集]GNUが完全に自由なディストリビューションを判断するために作ったガイドライン。完全に自由なディストリビューションとは、プロプライエタリソフトウェアを含まないディストリビューションのことである。DebianやUbuntu、Fedora、CentOSは有名なGNU/Linuxディストリビューションであるが、不自由なソフトウェアを含んでいたり、直接含んでいなくても、一部の不自由なパッケージの保守や推奨をしているため、完全に自由なディストリビューションには含まれない。また、GNU FSDGに適合したディストリビューションは、GNUによって自由なGNU/Linuxディストリビューションの一覧に掲載される。
ガイドライン
[編集]具体的な内容を挙げる
- 完全なディストリビューションであること。
- ソースなどが、すべて自由なライセンスで適切に公開されていること。
- 不自由なファームウェアが含まれていないこと
- 2の例外 機能的ではないグラフィックなどの物は、自由なライセンスで公開されていなくても良い。
- ディストリビューションの全体もしくは一部のコピーや再配布が商標等によって妨げられないこと。
- ドキュメントが自由なライセンスで配布されること。
- 特許の脅威にさらされるソフトウェアの除外は求めない(国ごとによって違い、また、特許の侵害を知るのは非常に困難だから)
- マルウェアが含まれないこと。
- バグの修正を公約していること。
- 活発に保守されていること。
- 他のディストリビューション(特に不自由なディストリビューション)と混同される名前が使われていないこと。
- 下流から上流に連絡すること。
- 利用者が自由なディストリビューションを使っている事がわかるようになっていること。
- GNUによる「避けるべき言葉」を使っていないこと
関連項目
[編集]外部リンク
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