コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

GSh-18

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
GSh-18 (ГШ-18)
GSh-18
種類 自動拳銃
原開発国 ロシアの旗 ロシア
運用史
配備期間 2000年
配備先 ロシアの旗 ロシア
開発史
開発者 V.P. Gryazev[1]
A.G. Shipunov[1]
開発期間 1998年–2000年[2]
製造業者 KBP器械製造設計局
製造期間 2001年[1]
諸元
重量 590 g (21 oz)
全長 184 mm (7.2 in)
銃身 103 mm (4.1 in)
全幅 34 mm (1.3 in)
全高 136 mm (5.4 in)

弾丸 9x19mmパラベラム弾
9×19mm 7N21 +P+
9×19mm 7N31 +P+
口径 9mm
作動方式 ロータリーバレル式ショートリコイル
初速 535 m/s (1,755 ft/s)–570 m/s (1,870.1 ft/s)
装填方式 18発
テンプレートを表示

GSh-18ロシア語: ГШ-18)は、ロシア自動拳銃9x19mmパラベラム弾を使用する。

概要

[編集]

MP-443が選定されたロシア連邦軍新制式ピストルのトライアルに向けて1998年から2000年にかけてトゥーラに存在するKBPインスルツメント・ビューローにより開発された[3][4]

NATOスタンダードである通常の9x19mmパラベラム弾のほかに、テシニートチェマッシ社が開発したスチールコアを内蔵した高威力高貫通力のロシア製弾薬「7N21」「7N31」の使用を想定して設計されている。スチール製のダブルカアラムマガジンの装弾数は18発で、残弾確認用の開口部がある[4]

ステンレス製のスライドとバレルを備え、閉鎖機構としてロータリーバレル式ショートリコイル方式を採用するほか、グロック17と同様のストライカー撃発方式(変則ダブルアクションオンリー)やポリマーフレームを採用するなど、西側諸国の拳銃の影響を大きく受けている[3][4]

即応性を高めるべく、マニュアルセーフティは備わっておらず、安全性は前述の変則ダブルアクションオンリーのトリガーメカとトリガーセーフティ、オートマチック・ファイアリングピン・セーフティで確保している[3][4]

グロック社の拳銃がおよそ34のパーツに分かれているのに対し、GSh-18はわずか17のパーツで構成されているのも特徴である。

シリーズ

[編集]
GSh-18
GSh-18 タクティカル
ピカティニーレール仕様[5]
GSh-18S «Sport»
民間仕様。10連発。
GSh-18 «Sport 2»
民間仕様。18連発[6]
GSh-18T
非致死性ピストル

配備国

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c Владимир Доквадзе. ГШ-18. Серьёзный аргумент. Archived 21 December 2011 at the Wayback Machine. // журнал "Ружьё", № 4, 2008
  2. ^ Евгений Александров. Дело «Грачей». Новые пистолеты Российской армии. // журнал «Калашников. Оружие, боеприпасы, снаряжение», № 4, 2003 г. стр.12-17
  3. ^ a b c 『最新軍用銃事典』並木書房、東京都中央区銀座、102頁。ISBN 978-4-89063-303-6 
  4. ^ a b c d 床井雅美『現代ピストル』並木書房、東京都中央区銀座〈メカブックス〉、2015年2月15日、360-361頁。ISBN 978-4-89063-324-1 
  5. ^ http://www.armyrecognition.com/weapons_defence_industry_military_technology_uk/new_yarigin_pya_6p54_9mm_semi-automatic_pistol_will_replace_old_pm_makarov_in_russian_army_tass_11505161.html
  6. ^ ГШ-18 СПОРТ / официальный сайт Тульского КБ Приборостроения

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]