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Grafana

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Grafana
開発元 Grafana Labs
初版 2014年1月19日 (10年前) (2014-01-19)[1]
最新版
7.5.3 / 2021年4月7日 (3年前) (2021-04-07)[2]
リポジトリ github.com/grafana/grafana
プログラミング
言語
対応OS Cross-platform
種別 アプリケーションソフトウェア
ライセンス GNU AGPL[3]
公式サイト grafana.com
テンプレートを表示

Grafana(グラファナ)は、分析およびインタラクティブな視覚化を可能にする、マルチプラットフォームで動作するオープンソースのWebアプリケーションである。サポートされているデータソースに接続することで、Webブラウザ上でチャート、グラフ、アラートの機能を提供する。追加機能を備えたライセンスを必要とするGrafana Enterpriseバージョンは、セルフホストインストールまたはGrafana Labsクラウドサービスのアカウントで利用できる[4]。Grafanaは、プラグインシステムを介して機能を拡張することができる。エンドユーザーは、インタラクティブなクエリビルダーを使用して複雑な監視ダッシュボードを作成できる[5]。Grafanaはフロントエンドとバックエンドに分かれており、それぞれTypeScriptGoで書かれている[6]

視覚化ツールとして、Grafanaはモニタリングのスタックとして人気のあるコンポーネントである[7]。そのため、InfluxDB英語版Prometheus[8][9]Graphite英語版[10]などの時系列データベース、ensu[11]IcingaCheckmk英語版[12]ZabbixNetdata英語版PRTG英語版などの監視プラットフォームElasticsearchSplunkなどのSIEM英語版、その他のデータソースと組み合わせて使用されることがよくある。

歴史

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Grafanaは、Orbitz英語版でのプロジェクトの派生物として、Torkel Ödegaardによって2014年に最初にリリースされた。はじめはInfluxDB英語版、OpenTSDB、Prometheusなどの時系列データベースのみを対象としていたが、MySQLPostgreSQLMicrosoft SQL Serveなどのリレーショナルデータベースもサポートするように進化した。2019年、GrafanaLabsはシリーズAファウンディングで2400万ドルを獲得した[13]

Grafanaのユーザインタフェースは、もともとはバージョン3のKibanaに基づいていた[14]

カンファレンスGrafanaCon2020は、2020年5月13〜14日にアムステルダムで開催される予定だったが、COVID-19のパンデミックにより、2日間のオンラインライブストリーミングイベントに変更された[15][16]

採用

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GrafanaはWikipediaのインフラストラクチャ[17]を含む幅広い環境で使用されている[7]

ライセンス

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2021年4月20日時点で、GrafanaはAGPLv3ライセンスでライセンスされるようになった[18]。Grafanaへのコントリビューターは、GrafanaLabsに将来Grafanaを再ライセンス英語版する権利を与えるContributor License Agreement英語版に署名する必要がある。CLAは、Apache Software FoundationのIndividual Contributor License Agreementに基づいている[19]

それ以前は、GrafanaはALv2ライセンスでライセンスされており、Harmony Contributor Agreement英語版に基づくCLAを使用していた[20]

出典

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  1. ^ Grafana v1.0.0”. GitHub (2014年1月19日). 2021年4月9日閲覧。
  2. ^ 7.5.3 (2021-04-07)”. GitHub (2021年4月7日). 2021年4月9日閲覧。
  3. ^ LICENSE” (2021年4月20日). 2021年4月20日閲覧。
  4. ^ Grafana Enterprise Stack”. Grafana Labs. 2021年3月19日閲覧。
  5. ^ Perrin. “Monitoring Linux performance with Grafana”. OpenSource.com. 2018年8月14日閲覧。
  6. ^ Synopsys. “The grafana Open Source Project on Open Hub: Languages Page”. Open Hub. 2021年3月19日閲覧。
  7. ^ a b Anadiotis. “DevOps and observability in the 2020s” (英語). ZDNet. 2020年2月4日閲覧。
  8. ^ Jones (2019年1月25日). “Open Source Monitoring Stack: Prometheus and Grafana” (英語). Bizety. 2019年5月8日閲覧。
  9. ^ DeLosSantos (2018年). “Netdata, Prometheus, Grafana stack” (英語). Netdata Documentation. 2019年5月8日閲覧。
  10. ^ Assaraf. “Grafana Vs Graphite” (英語). Coralogix. 2021年5月16日閲覧。
  11. ^ Kumar (2017年1月21日). “Step By Step: Install and Configure Sensu + Grafana” (英語). Powerupcloud Tech Blog. 2019年5月8日閲覧。
  12. ^ Exporting Check_MK Performance Data to Grafana” (英語). TruePath Technologies (2018年). 2020年9月24日閲覧。
  13. ^ Anadiotis. “Is open source the way to go for observability? Grafana Labs scores $24M Series A funding to try to prove this” (英語). ZDNet. 2020年2月4日閲覧。
  14. ^ Ödegaard (2019年9月3日). “The (Mostly) Complete History of Grafana UX”. grafana.com. 2020年10月6日閲覧。
  15. ^ GrafanaCon 2020”. 2020年5月4日閲覧。
  16. ^ Dam (2019年12月12日). “Register Now! GrafanaCon 2020 Is Coming to Amsterdam May 13-14”. grafana.com. 2021年5月16日閲覧。
  17. ^ grafana.wikimedia.org”. Wikitech. 2021年4月9日閲覧。
  18. ^ Dutt (2021年4月20日). “Grafana, Loki, and Tempo will be relicensed to AGPLv3”. grafana.com. 2021年4月21日閲覧。
  19. ^ Grafana Labs Contributor License Agreement”. grafana.com (2021年4月20日). 2021年4月21日閲覧。
  20. ^ Grafana Labs Contributor License Agreement”. 2021年1月22日閲覧。