ハーバート・オーエン・リード
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2021年11月) |
ハーバート・オーエン・リード Herbert Owen Reed | |
---|---|
ハーバート・オーエン・リード | |
基本情報 | |
生誕 |
1910年6月17日 アメリカ合衆国・ミズーリ州 |
死没 |
2014年1月6日(103歳没) アメリカ合衆国・ジョージア州 |
ジャンル | 近代音楽 |
職業 | 作曲家、指揮者 |
ハーバート・オーエン・リード(ハーバート・オーウェン・リードとも、Herbert Owen Reed、1910年6月17日 - 2014年1月6日)は、アメリカ合衆国の作曲家、指揮者。
人物・来歴
[編集]リードはミズーリ州オデッサにて生まれ[1]、1929年からミズーリ大学にて音楽を学んだ。このときビッグバンドにも興味を持ち、大学のビッグバンドのための編曲も手がけている。1933年からルイジアナ州立大学にてヘレン・ガンダーソンに師事し、1934年には音楽学士号、1936年には音楽修士号、1937年には芸術学士号を取得した。その後、イーストマン音楽学校にてハワード・ハンソンとバーナード・ロジャーズに作曲、ポール・ホワイトに指揮、ハワード・グリーソンに音楽学、アレン・マクホウズに音楽理論をそれぞれ学び、1939年には作曲の博士号を取得した。このほか、ボフスラフ・マルティヌー、アーロン・コープランド、レナード・バーンスタイン、スタンリー・チャペル、ロイ・ハリス、アルノルト・シェーンベルクらの教えも受けている。
1939年からミシガン州立大学の音楽科で教鞭を執り、1976年に名誉教授として退任するまで音楽理論と作曲を教えた[1]。
メキシコやアメリカ・インディアン、イギリス系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人の文化に興味を持ち、作品にはそれらの音楽が題材として取り入れられている。1948年から1949年にかけ、グッゲンハイム財団の奨学金を得て6か月にわたってメキシコにて民族音楽の研究を行い、その成果が1949年に作曲された吹奏楽のための交響曲「メキシコの祭り」である。この曲は、1964年に作曲者自身の手により、管弦楽にも編曲されている。
主要作品
[編集]吹奏楽作品
[編集]- 「ミズーリ・シンディング」 Missouri Shindig
- 「スピリチュアル」 Spiritual
- 交響曲「メキシコの祭り」 La Fiesta Mexicana - A Mexican Folk Song Symphony for Concert Band
- 前奏曲とアステカの踊り Prelude and Aztec Dance
- ミサ Mass
- カーニヴァル Carnival
脚注
[編集]- ^ a b c “「メキシコの祭り」で知られるアメリカの作曲家H・オーウェン・リード氏亡くなる | 吹奏楽マガジン Band Power” (2014年2月3日). 2020年1月25日閲覧。
関連項目
[編集]- 吹奏楽のための交響曲
- 交響曲の一覧
- クラシック音楽の曲名一覧
- デイヴィッド・ギリングハム - 作曲家。オーエン・リードの教え子の一人。