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iP!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

iP!(アイピー)は、日本DVD-ROM付き[1]コンピュータ情報誌晋遊舎から発売され、2016年までは月刊誌として毎月29日に発売されていたが、2017年以降は季刊誌に格下げされ、毎年3・6・9月の29日と12月27日発売に移行。2018年8月号で廃刊。

内容

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1999年9月(1999年11月号)に「Windows100%」のインターネット専門の兄弟誌として創刊された。2002年後半に入ると裏系の記事が目立ち始め、2003年1月号のリニューアルと同時に誌面の色使いが全体的に暗くなり、ファイル共有ソフトDVDのコピーといった著作権侵害を助長するいわゆるアングラ記事のページの占める割合が高くなった。しかしその後は規制強化によりその手の記事は減少傾向が続き、特に2010年以降は2002年以前に回帰したような記事も増えつつある。また2003年以降インターネット以外の記事も扱うようになったため「Windows100%」と内容が極めて近くなり、アングラを巡る記事の変遷までほぼ同様となっている。

その他にもフリーソフトウェアフリーゲームについての記事が多い。基本的に、記事は専門用語などがわからない初心者などにもなるべくわかりやすく説明を入れて書かれている。

1年に一回程度、自作パソコンの作り方など、ノーマルな記事も存在する。

記事の変遷

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継続

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何でもコピー

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現在も残っている裏系記事の筆頭で、特にデジタルデータコピーガードを回避する方法が中心。中でもDVDコピーは2003年のリニューアル号より存在しており、常に特集記事の代表と言える。最近は地デジブルーレイネタも頻繁に見られる。

ゲーム機活用

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家庭用ゲーム機でコピーゲーム等を起動させる方法を解説するもの。特にPSPは発売直後から特集され、現在でも「PSPハックステーション」として連載されている。

エミュレータ

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ゲームソフトをPC上で動作させるエミュレータの使い方を解説するもので、これも長期にわたり連載が続いている。なおROM入手に関しては2005年以前はやや控えめな表現だったが、以後は普通に紹介されるようになった。

ダウンロード

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著作物がダウンロードできる違法サイトの紹介とDL方法の解説。ファイル共有の衰退により2006年前後から雑誌の核となった記事で、2009年までほぼ隔月のペースで特集されていた。2010年1月のいわゆるDL禁止法施行により事実上終了していた。
だが2012年11月号から違法サイト紹介とDL方法の紹介が復活した。

アダルトページ

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巻末にあり、撮りおろしグラビア、AV紹介、アダルトHPなどのコーナーがあった。
2013年2月号よりゲーム紹介とアダルト動画サイトの紹介が復活した。

終了

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ファイル共有

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リニューアル当初のメインとも言える記事。しかし以降の逮捕者続出及びウィルス騒動により非推奨の立場に転換し、現在では稀にBitTorrent系が掲載されるのみ。

シェアウェア系

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リニューアル以前は優秀なフリーソフトが少なかったこともありほぼ同等に扱われ、以降も暫くの間紹介記事が存在していた。

ウィルス入手・活用

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当時の裏ツール系記事のメインであり、ウィルストロイを使用し他人のPCをハックする方法やその入手先、作成法まで解説するという内容。

エロゲー抽出

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18禁美少女ゲームからCG等のデータを抜き出す方法を解説。抽出に使用するソフト、プラグインの入手先まで掲載されていた。

エロゲーコピー

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かつて前述の「何でもコピー」特集に存在しており、こちらは18禁美少女ゲームをコピーし、ディスクなしで遊ぶ方法を解説するもの。

脚注

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  1. ^ 2007年5月号からは毎号DVD-ROM(かつてはA・B2枚のCD-ROMが付属していたが、現在では統合され容量が増え、以前より内容が充実している)が付属している。付録DVD-ROM内にはフリーソフトウェアやその配布サイトへのリンク、アダルト女優の写真集やアダルトビデオのサンプルムービーなどが収録されている。最近ではオフラインWikipediaを付属ROMに収録することがある。2008年2月号は100号記念号、2008年3月号は100号記念後夜祭となってバックナンバーを収録している。

関連項目

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晋遊舎から発行されているパソコン雑誌

外部リンク

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