ipconfig
ipconfig
(アイピーコンフィグ、internet protocol configuration)は、Microsoft Windowsのコンソールアプリケーションである。
現在のTCP/IPネットワーク設定を参照したり、DHCPやDNSの設定を変更したりするのに使用する[1]。
/all
オプションをつけて実行すると、オプションをつけないときよりも詳細なTCP/IPネットワーク設定を参照できる。
強制的な解放と再取得
[編集]ipconfigの重要な機能に、DHCPのIPアドレスの再取得がある。IPアドレスの再取得のためには2回コマンドを実行する。まず、 ipconfig /release
を実行する。これにより、クライアント(PC)からDHCPサーバへDHCP解放通知が送られ、DHCPサーバにおける旧IPアドレスの状態が「利用可能」になる。次に、 ipconfig /renew
を実行する[2][3]。これにより、クライアントからDHCPサーバへ新しいIPアドレスの取得要求が送られる。
コンピュータをケーブルモデムやDSLモデムに接続している場合は、古いIPアドレスが他のコンピュータでとられることを確実にするために、ルータを回避してコンピュータを直接モデム・ネットワーク・ポートに接続してから、ipconfig /releaseを実行し、しばらくの間電源をオフにする必要がある[4]。
/flushdns
オプションは、DNSキャッシュをクリアするための使用する。これにより、次にDNS問合せをしたときに、強制的に外部のDNSサーバへ問合せに行くようになり、最新のDNS情報が使用できるようになる[5]。
Mac OS Xのipconfig
[編集]Mac OS Xのipconfig
は、IPConfigurationのラッパーとして機能し、コマンドラインインタフェースからBootPやDHCPクライアントの制御を行える[6]。多くのUnix系オペレーティングシステムのように、Mac OS Xではifconfigも使用でき、固定IPアドレスの設定などネットワークインターフェースを直接制御することができる。
関連項目
[編集]出典
[編集]外部リンク
[編集]- Windows
- Mac OS X
-
ipconfig(8)
: view and control IP configuration state – Darwin and macOS System Manager's Manual