irony (ClariSの曲)
「irony」 | |||||||||||||||||||
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ClariS の シングル | |||||||||||||||||||
初出アルバム『BIRTHDAY』 | |||||||||||||||||||
B面 |
ココロの引力 Neo Moon | ||||||||||||||||||
リリース | |||||||||||||||||||
規格 | マキシシングル | ||||||||||||||||||
ジャンル | J-POP、アニメソング | ||||||||||||||||||
時間 | |||||||||||||||||||
レーベル | SME Records | ||||||||||||||||||
作詞・作曲 | kz | ||||||||||||||||||
ゴールドディスク | |||||||||||||||||||
チャート最高順位 | |||||||||||||||||||
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ClariS シングル 年表 | |||||||||||||||||||
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「irony」(アイロニー)は、ClariSの楽曲。kzが作詞・作曲・編曲・プロデュースを手掛け[4]、テレビアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のオープニングテーマとして使用された。ClariSによれば、その歌詞の内容は素直になれずにいる10代の少女の気持ちを描いた内容であるとされる[5]。
ClariSの1枚目のシングルとして2010年10月20日にSME Recordsから発売された。
シングルリリース
[編集]自身初のリリース作品であり、初回生産限定盤・オレイモ盤(期間生産限定盤)・通常盤の3種リリース。初回限定盤と通常盤には「irony」の「Instrumentalバージョン」が、オレイモ盤には「irony」の「TV Mixバージョン」が4曲目に収録されている。初回限定盤には、「irony」のPV入りDVDとアニメイラストのワイドキャップステッカーが付いている。オレイモ盤のCDジャケットには、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の登場人物である高坂桐乃と、黒猫こと五更瑠璃[注 1]の二人(それぞれ、本曲でのクララとアリスのコスチューム)が描かれている。
カップリングとして収録されている2曲目「ココロの引力」は、アリス曰く「好きな人を思った時に感じる不思議なトキメキをテーマにした曲」になっており、アリスが好きだという太陽が裏テーマになっている[6]。曲調はキラキラしたアップテンポに仕上がっている[6]。
カップリングとして収録されている3曲目「Neo Moon」は、クララによれば、好きな人に自分の胸の内を内を明かせずにいる蟠りや実際には起こり得ない事を信じる「真っ直ぐな女の子の気持ちを描いた曲」であるという。裏テーマはココロの引力とは対照的にクララが好きな月が裏テーマになっている。歌詞は誰かを好きでいるが告白できない人を勇気づける内容となっている[6]。
チャート成績
[編集]本曲はデビューシングルながら、発売に先駆けた着うたチャート「アニメロ★うた」の2010年10月5日付週間ランキングでは初登場1位を獲得している[7]。2010年11月1日付のオリコン週間チャートでは7位を獲得。初動売上は、1.4万枚を記録した[3]。また、デイリーチャートでは発売初日の順位は11位であったが2日目以降は5日連続で10位以内をキープしていた。また、この曲は初動売上が1.4万枚だったにもかかわらず、発売17週目で累計売上が5万枚を突破するロングヒットを記録し、2010年10月度のオリコン月間チャートで22位、2010年11月度のオリコン月間チャートでも40位を獲得し、2ヶ月連続で月間チャート入りを果たした。
メディアでの使用
[編集]本曲は、テレビアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のオープニングテーマとして使用された。同アニメは放送前からの注目度が高かった作品であり、中学生の新人を注目作の主題歌に起用するのは異例のこととして報じられた[8]。同作の原作ライトノベルでも、テレビアニメ放送後の2011年に発売された第8巻の文中に、ヒロインの高坂桐乃が「irony」のサビを口ずさむ場面が描かれている[9]。
同曲はゲームソフト『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』のオープニングテーマとしても使用されているほか、同作以外のタイアップとして、電子書籍端末「GALAPAGOS」プロモーション映像[10]にも使用されている。
シングル収録曲
[編集]初回生産限定盤・通常盤
[編集]CDシングル[1]
- irony [4:19]
- 作詞・作曲・編曲:kz
- ココロの引力 [3:49]
- 作詞:mavie、作曲:中村匡、編曲:SiZK
- Neo Moon [3:59]
- 作詞:奥村イオン、作曲:吉田ゐさお、編曲:横野康平
- irony(Instrumental) [4:17]
DVD(初回限定盤のみ)
- irony (Music Video)
オレイモ盤
[編集]CDシングル[11]
- irony [4:19]
- ココロの引力 [3:49]
- Neo Moon [3:59]
- irony-TV Mix- [1:29]
チャート
[編集]チャート(2010年) | 最高位 |
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オリコン週間[3] | 7 |
オリコンデイリー | 4 |
オリコン月間 | 22 |
オリコン年間 | 162 |
Billboard JAPAN Hot 100[12] | 55 |
Billboard JAPAN Hot Animation[13] | 9 |
Billboard JAPAN Hot Singles Sales[14] | 7 |
サウンドスキャンジャパン[15] | 9 |
収録アルバム
[編集]カバー
[編集]- 妄想キャリブレーション、10thシングル「アンバランスアンブレラ」(2016年9月28日リリース、品番SRCL-9175/6)カップリング曲。
- 竹達彩奈(「irony from CrosSing」。カバーソングプロジェクト『CrosSing - Music&Voice-』関連曲
- Photon Maiden - 電撃文庫とのコラボ楽曲として、2023年11月26日にゲーム『D4DJ Groovy Mix』に追加収録[16]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 作中で本名で呼ばれる場面は少ない。「五更瑠璃」という本名が明かされたのは、アニメ版ではテレビ未放送エピソードである第13話になってからである。
出典
[編集]- ^ a b “irony [CD+DVD]<初回生産限定盤>”. タワーレコード. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “レコ協、4月度着うた等有料音楽配信認定を公表”. Musicman-NET (2013年5月20日). 2014年2月23日閲覧。
- ^ a b c “現役女子中学生ユニットが週間TOP10入り”. ORICON STYLE (オリコンDD). (2010年10月27日) 2010年12月1日閲覧。
- ^ “NEWS”. livetune OFFICIAL WEB SITE. livetune (2010年9月10日). 2011年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月23日閲覧。
- ^ ClariS(インタビュー)「“俺の妹”主題歌アーティスト 「ClariS」初インタビュー!」『アキバBlog』、2010年9月18日 。2010年10月12日閲覧。
- ^ a b c ClariS(インタビュー)「ClariS シングル『irony』 インタビュー/音楽情報サイト」『hot express』、2010年10月 。2012年3月2日閲覧。
- ^ “ClariS、着うた(R)でいきなり1位の大金星”. BARKS (ITmedia). (2010年10月9日) 2010年10月12日閲覧。
- ^ 「異例づくめ!現役女子中学生2人組「ClariS(クラリス)」が『俺の妹が…』OP曲でデビュー」『BIGLOBE 音楽芸能ニュース』日本電気、2010年9月10日。オリジナルの2012年3月8日時点におけるアーカイブ。2010年12月1日閲覧。
- ^ 伏見つかさ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』 第8巻(初版)、アスキー・メディアワークス〈電撃文庫〉、2011年5月10日、183頁。ISBN 978-4-04-870486-1。
- ^ “ガラパゴスPR映像に、けいおん!にも出演のあの人”. ASCII.jp. アスキー・メディアワークス (2010年12月10日). 2010年12月13日閲覧。
- ^ “irony<期間生産限定盤>”. タワーレコード. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot 100 2010/11/01 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot Animation 2010/12/20 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Hot Singles Sales 2010/11/01 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “週間 CDソフト TOP20 2010年10月18日~2010年10月24日 調査分”. Phile-web. 音元出版. 2014年2月23日閲覧。
- ^ D4DJ_gmの2023年11月26日のツイート、2023年11月28日閲覧。