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Jリーグカレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jリーグふりかけから転送)
Jリーグカレー
販売会社 永谷園
種類 レトルト食品
販売開始年 1993年平成5年)
販売終了年 1996年平成8年)
完成国 日本の旗 日本
関係する人物 ラモス瑠偉
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Jリーグカレー(ジェイリーグカレー)は、かつて永谷園によって製造・販売されていた子供向け[1]レトルトカレーの商品名。

本項では、同時期に販売されたJリーグふりかけ(ジェイリーグふりかけ)、および2024年のJリーグによる復刻版についても記載する。

概要

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1993年(平成5年)のJリーグ発足および開幕に際し販売を開始した商品で、同年6月25日、札幌・静岡地区で販売を開始[2]し、のちに全国で販売された。ビーフカレーで[2]、甘口・中辛・辛口の三種類があり[2]、パッケージ色は甘口が黄、中辛が赤、辛口が黒であった。おまけとしてJリーグのマスコットキャラクターシール(ステッカー)が封入された[2]。栄養素としてカルシウム鉄分プロテインタンパク質)が含まれていることをアピールしていた[2]

当時のサッカー人気を反映し、順調な売れ行きを見せた[1]

1993年11月中旬からは、従来の「Jリーグカレー」に60グラム増量し栄養素を強化した「Jリーグカレー・BIG」が全国で販売された[3]

1994年(平成6年)には、小学校低学年向けの「Jリーグカレー・NEW」(チキンあまくち・コーンあまくち・ビーフあまくちの三種類)と、小学校高学年から中学生向けの「Jリーグカレー・スーパー」(ビーフ甘口・ビーフ中辛・ビーフ辛口の三種類)が販売された[4][5]

Jリーグによる復刻版

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2024年(令和6年)5月15日、Jリーグの日を記念して、同日に開催されるJ1リーグの試合で本製品の復刻版を合計1万個[注釈 1]を配布することを同月14日に発表した[6]。復刻版の製造者は永谷園ではないが[7]、永谷園の寛大な対応があり、復刻が実現した[8]

Jリーグふりかけ

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Jリーグふりかけ
販売会社 永谷園
種類 ふりかけ
販売開始年 1993年平成5年)
販売終了年 ?
完成国 日本の旗 日本
関係する人物 ラモス瑠偉
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また、1993年9月10日からは、当商品に続きミニパックふりかけ「Jリーグふりかけ」も販売された[1][9](現在は終売)。これはパッケージおよび小袋にJリーグのマスコットキャラクターのイラストが使われており、メニュー名には「おかかでゴール」「さけでシュート」「たまごでキック」「のりでドリブル」とサッカー用語が使われていた[10]。Jリーグカレーと同様に、おまけとしてJリーグのマスコットキャラクターのシールが封入された[10]

平成5年度の食品ヒット大賞で優秀ヒット賞を受賞した[11]

バリエーションとして、大袋分包タイプ「J-FURIスーパーホログラムステッカー入り(おかかたまご・さけたまご)」、容器入りタイプ「J-FURI容器入り」も販売された[10]

TVコマーシャル

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サッカー少年の「まさお」がカレーを食べた瞬間ラモス瑠偉に変身するという、当時の最先端のCGによるモーフィングを使った内容のCMが放送当時話題となった[12][注釈 2]。このモーフィングには3週間を要したという[12]CM総合研究所調べのCM好感度ランキングでは数か月にわたり連続1位を記録した[14]

この「まさお」を演じた人物は2017年現在、横浜のレストラン「アメリカンハウス」の店長を務めている[15][16]

また、「Jリーグふりかけ」発売時にも複数の少年がラモスに変身する(ラモスのような髪やひげが生える[14])CMが放送された[12]

2024年5月14日、前述の復刻版配布を記念して、本CMのリメイク版をYouTubeにて公開した。このCMではラモス瑠偉は勿論のこと、初代の「まさお」を演じた人物も父親役として登場している[6]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c 新製品と売れ筋商品の紹介 永谷園「Jリーグカレー」、おいしさ3タイプ、日本食糧新聞、1993年9月22日、16面。
  2. ^ a b c d e 永谷園、初のJリーグブランド品「Jリーグカレー」を25日から札幌・静岡地区で新発売日本食糧新聞、1993年6月16日、17面。
  3. ^ 永谷園「Jリーグカレー・BIG」、増量して栄養素強化、11月中旬から全国発売、日本食糧新聞、1993年12月6日、12面。
  4. ^ 永谷園、道内に「Jリーグカレー・NEW」発売、日本食糧新聞、1994年7月27日、7面。
  5. ^ 永谷園、近畿に「Jリーグカレー・NEW」発売、日本食糧新聞、1994年8月3日、10面。
  6. ^ a b 「カレーを食べたらラモス瑠偉さんに変身」あの動画が31年ぶりに復活!当時子役だった「まさおくん」がお父さん役でラモス瑠偉さんと再共演「Jリーグカレー」の再現動画にラモス瑠偉さんから「ただいま」「大きくなったな」!〜5月14日(火)よりYouTubeにて公開〜”. Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) (2024年5月14日). 2024年5月14日閲覧。
  7. ^ @harunock (2024年5月15日). "まって復刻版Jリーグカレー、てっきり永谷園で作ってると思いきや株式会社あいさとじゃん。実質愛媛FCカレーじゃん。". X(旧Twitter)より2024年7月1日閲覧
  8. ^ @J_League (2024年5月15日). "永谷園さま。この度は寛大なご対応ありがとうございます。". X(旧Twitter)より2024年7月1日閲覧
  9. ^ 永谷園「Jリーグふりかけ」4つの味に栄養添加、日本食糧新聞、1993年9月27日、14面。
  10. ^ a b c 新製品と売れ筋商品紹介=永谷園「Jリーグふりかけ」楽しい4タイプの味、日本食糧新聞、1994年6月20日、10面。
  11. ^ 食品ヒット大賞特集 5年度優秀ヒット賞=永谷園・Jリーグふりかけ、日本食糧新聞、1994年2月27日、6面。
  12. ^ a b c 別冊宝島430号『よいこの広告 テレビCMが10倍面白くなる本!』宝島社、1999年、93頁。ISBN 4-7966-9430-7
  13. ^ 永谷園 Jリーグカレー ラモスに変身 30東京コピーライターズクラブ - 2021年1月18日閲覧。
  14. ^ a b CM好感度クロニクル(1993年11月度)、CM総合研究所・東京企画。
  15. ^ JリーグカレーCMでラモス氏に“変身” まさお少年は今…36歳イケメン店長にスポニチ Sponichi Annex、2017年8月4日。
  16. ^ Jリーグ カレーCM、アメリカンハウスからのお知らせ、2017年5月7日。

注釈

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  1. ^ 当日開催予定の10のスタジアムで1,000個ずつ配布。なお、当日のアウェーチームについても2024年6月以降に配布を予定している。
  2. ^ このCMの内容は以下のサイトも参照[13]

関連項目

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