J2昇格プレーオフ
J2昇格プレーオフ | |
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開始年 | 2024年 |
主催 | 日本プロサッカーリーグ |
参加チーム数 | 最大4 |
J2昇格プレーオフ(J2しょうかくプレーオフ、J2 Promotion Play-Offs[1])は、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)において翌年度のJ2リーグ参入チームを決定するためのプレーオフ制度。
概要
[編集]J2リーグとJ3リーグの入れ替えについては、J3創設の2014年から2016年までの間に行われたJ2・J3入れ替え戦が終了して以降は「J2の下位2クラブが自動降格、J3の上位2クラブが自動昇格」というレギュレーションが続いていたが、2022年12月20日の理事会で、2024年シーズン以降はJ1/J2/J3のクラブ数を20に揃えると共に、「J2の下位3クラブが自動降格、J3の上位2クラブが自動昇格し、3位から6位までのクラブによる昇格プレーオフの勝者が昇格」というレギュレーションの概要が示され、2024年シーズンからのプレーオフ導入方針が示された[2]。これを踏まえて、2023年12月19日に行われた理事会で開催方式が正式に決定したものである[3]。
レギュレーション
[編集]レギュレーションについては、2017年度まで行われ、2023年度から復活したJ1昇格プレーオフのレギュレーションに準じている。
参加チーム
[編集]その年のJ3年間順位の3位から6位までのクラブ、最大4クラブが参加する。
昇格プレーオフ参加にはJ1クラブライセンスまたはJ2クラブライセンスの交付判定を受けている必要があり、これが受けられなかったクラブはプレーオフに参加できない。この場合、7位以下のクラブからの繰り上げはなく、その分は参加クラブ数が減じられる[3]。また、自動昇格の対象となるJ3上位2チームがJ1/J2ライセンスを交付されていない場合も、自動昇格クラブの繰り上げは行われず、3位から6位のクラブがプレーオフ出場を免除されることはない。
試合方式
[編集]各1試合のトーナメント方式でで実施される。以下は4クラブ参加の場合のレギュレーション[3]。
準決勝 | 決勝 | |||||
A | ||||||
3位 | H | |||||
C | ||||||
6位 | ||||||
Aの勝者 | (H) | |||||
B | ||||||
Bの勝者 | (H) | |||||
4位 | H | |||||
5位 | ||||||
- 初戦(準決勝)は「3位vs6位」・「4位vs5位」の組み合わせで戦う。勝者は決勝進出、敗者はJ3残留となる。
- 準決勝の勝者同士が決勝を戦って、決勝の勝者がJ2昇格となる。
- 各試合とも1試合勝負(かつての入れ替え戦のようなホーム・アンド・アウェーではない)。90分を戦って同点の場合は延長戦・PK戦は行わず、年間順位の上位チームの「勝利」(決勝進出、またはJ2昇格)とみなす。
- 準決勝・決勝とも年間順位上位クラブのホームゲーム(H)として行われる[注釈 1]。
なお、参加クラブが3クラブの場合は準決勝は年間順位下位2クラブにより行われ、最上位クラブは決勝から参加となる。また、参加クラブが2クラブの場合は決勝戦のみが行われる。参加クラブが1クラブのみの場合は出場条件を満たしたクラブを自動的にプレーオフ優勝クラブと見なす。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 例えば、準決勝Aで年間順位6位のクラブが勝ち上がった場合は、決勝は準決勝Bの勝者ホームゲームとして行われる
出典
[編集]- ^ "2024 J2 Promotion Play-Offs – Tournament and Match Format" (Press release) (英語). J.League. 20 December 2023. 2024年1月6日閲覧。
- ^ “2024シーズン以降のリーグ構造・大会方式について 各カテゴリーのクラブ数を20に統一 リーグカップ戦をJ1・J2・J3全クラブ参加のノックアウト方式に変更”. 日本プロサッカーリーグ (2022年12月20日). 2023年12月22日閲覧。
- ^ a b c “2024 J2昇格プレーオフ 大会方式および試合方式について”. J.LEAGUE.jp (2023年12月19日). 2023年12月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- J2昇格プレーオフ大会概要 - Jリーグ公式サイト内