JOR JAPAN OFFROAD RACE SERIES
カテゴリ | オフロードカー |
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国・地域 | 日本 |
開始年 | 2004年 |
公式サイト | JOR japan offroad race |
JOR JAPAN OFFROAD RACE SERIES (ジェイオーアールジャパンオフロードレースシリーズ) は、自動車レースの1カテゴリー。
概要
[編集]JOR(ジャパンオフロードレース)シリーズ[1]とは、青森、岩手の東北を舞台に行われるオフロードレースである。年間4戦から5戦行われるシリーズは各レースごとにコースを変更して行われ、全国でも唯一のオフロードレースシリーズとなっている。同レースはオフロード愛好家のほか、プロドライバーも参加するユニークなレースで全国的にも注目されている。 結果は毎戦ごとのトータルポイントでその年のシリーズチャンピオンが決定される。 ドライバーのテクニックとマシーンの耐久性やエンジン・足回りのすべてが整っていなければ、勝利を射止めることは難しいレースと言える。 豪快なジャンプや激しい競り合いなどが魅力で有り、各周回によりコース状態が変化する事が、他のレースにない難しさで有り見どころである。
車両
[編集]オフロードカーの車両で行われる。このジャンルのもともとの意図である市販車~改造車によるレースでは、ベース車両の基本性能が競技車両の特性に大きく影響するため、混合レースも有るが、基本クラスに分けて、それぞれの順位を競うという方法が取られている。
参戦車両はジムニーから一般乗用車、またはSUV、バギーまで様々である。
ゼッケンプレートの色はシード、初参加ともに黒字に白文字で表記されるが、前年度各クラス優勝者の場合、前年度総合得点表に基づき、赤地に白文字で表記される。
エヌズカップエキシビジョン
[編集]ジムニーレースでは最大級のエヌズ・ステージグループ主催のジムニーワンメイクマッチ[2]。ノーマルクラスと改造有りのエキスパートクラスの2クラスで繰り広げるバトルは、まさに必見。カスタムする範囲がかなり少ないため、ドライバーの腕の見せ所。全国で活躍しているドライバーも多数参戦する。
Sクラス(ジムニー市販車、アンリミテッド2WDバギー、市販軽自動車)
[編集]ジムニー(550~1300cc)をはじめ、アンリミテッド2WDバギー(1000cc以下)、市販軽自動車を含むクラス。オーナーこだわりの愛車で挑む白熱のレース。思い思いのスタイルで、このコースを制覇する。
Cクラス(チャレンジオープンクラス)
[編集]Lowレンジトランスファーを持つ市販クロスカントリー4WD(過給機可)とNAのSUV・セダンタイプの市販4WD車両、市販二輪駆動車(過給機可)を含むクラス。このクラスはサスペンションの改造とエンジンの乗せ換え(同一メーカー)が許されており外見では計り知れないパワーを持つ車も見える。
Xクラス(市販車改造クラス)
[編集]過給機付の市販4WD車輌(SUV・セダン・ワゴン)を含むクラス。国内、国外で生産、販売(輸入車も含む)されている車輌をベースに安全対策が施され、エンジンやサスペンションをレース用に改造されたレース専用マシン。大幅な改造が認められている為、タイム的にはPクラスに迫るマシンもある。
Pクラス(プロトタイプクラス)
[編集]フレームからボディーまで、ほとんどをカスタムメイド。搭載されるエンジンも高度なチューニングアップが施され、300psオーバーは当たり前。その性能はモンスター級。中にはアメリカンオフロードレースにそのまま通用するマシンもある。ハイパワーだけにドライバーのマシンコントロールが見もの。
耐久用車両
[編集]JOR各クラスの車両レギュレーションに当てはまる事。
ワークスチーム
[編集]本項ではレースに参戦しているワークスチーム、セミワークスチーム、プレイベーターチームについて記述する。
グッドイヤー
[編集]2006年からタイヤサポート&公式スポンサードに参加し、チームラングラー[3][4]として参戦している。
ヨコハマ
[編集]スポンサーに参加し、Team GEOLANDAR[5][6]として参戦している。
WHITEHOUSE
[編集]WHITEHOUSE RZR JAPAN[7][8]として参戦している。
2017年はポラリスRZR XP® TURBO EPSを使用する。
ラリーアート
[編集]かつては三菱エアトレックターボR、フォルテ等で参戦[9]していた。
現在ラリーアートはモータースポーツへの参画は行っていない。
TAKE-OFF
[編集]レース参戦、耐久レース参戦経歴[10]有り。
レギュレーション
[編集]フリー走行
[編集]フリー走行が30分程度設けられる。
予選
[編集]タイムトライアルによる予選が行われる。
決勝
[編集]決勝は予選の順位上位者順によりグリッドが決定し、スタンディングスタートで行われる。スタートはセーフティーカーの先導で1週の慣熟走行を行い再度スタートポジションに整列した後、スタートフラッグの合図でスタートとなる。
ポイント
[編集]規定周回数の70%以上を走行し、尚且つチェッカーフラッグを受けた者に与えられる。また、3戦以上の出場が得られない場合はシリーズ総合入賞の資格が与えられない。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位以降 |
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15 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 3 | 1 |
得点は、シリーズ戦の各レースに出場した合計得点の高い順で決定する。最終戦終了時点で合計ポイントが同じ場合は、最終戦の得点の高い方を上位とする。
耐久レース
[編集]1時間・3時間耐久レースが有り、JOR各クラスの車両レギュレーションに準ずる。スタート順位は予選方式を採用し、2ヒート制が用いられる。
会場
[編集]- サーキットパーク切谷内
- 青森スピードパーク
- オフロードコース岩洞
- 仙台ハイランド(閉鎖)
- 羽柴オートランド - ウェイバックマシン(閉鎖)
出典
[編集]- ^ “JOR/ジャパンオフロードレース”. 公式ウェブサイト. 2017年5月29日閲覧。
- ^ “間もなく開催"エヌズカップエキシビジョン"”. JSTCイベント最新情報. (2015年8月18日)
- ^ “GOODYEAR Racing History”. GOODYEAR Racing. (2006年)
- ^ “ジャパンオフロードレース第3戦でグッドイヤー装着車輌がPクラス優勝と上位入賞”. 日本グッドイヤー. (2010年9月7日)
- ^ “GEOLANDAR × Baja1000 スペシャルサイト”. YOKOHAMA GEOLANDAR OFFICAL SITE. (2014年)
- ^ “JOR japan offload race ニュース”. JOR japan offload race. (2009年6月16日)
- ^ “ポラリス岩洞湖ラリー初参戦の巻”. ポラリス・オフロードビークル 【 POLARIS OFF-ROAD VEHICLES 】. (2016年8月30日)
- ^ “ポラリス・オフロードビークル ニュースレター Vol.1”. ポラリス・オフロードビークル. (2017年5月18日)
- ^ “ラリーアートニュース”. RALLIART. (2005年1月17日)
- ^ “JOR第二戦07スーパーオフロードレースin羽柴オートランド”. JOR japan offload race. (2007年6月24日)
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- N's Stage エヌズステージ EVENT INFORMATION
- 株式会社エヌズ・ステージ(@nsstagecompany) - Facebook
- JSTC 東北DV(@jimnysupertrialchampionship) - Facebook
- サーキットパーク切谷内
- ASPA青森スピードパーク
- オフロードコース岩洞