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LotusLive

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
LotusLive
開発元 IBM
対応OS クロスプラットフォーム
種別 SaaSクラウドサービスWeb 2.0
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト lotuslive.com
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LotusLive(ロータスライブ)は、IBMが2009年に発表・開始した、ソーシャル・ネットワーキングとコラボレーションを統合したクラウドサービス[1]。2012年にIBM SmartCloud for Social Business(日本ではIBM SmarterCloud for Social Business)に名称変更された[2]

概要

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LotusLiveは、IBMでは初めての本格的なクラウドサービスであり、IBMソフトウェア部門のロータスブランドとして提供された。LotusLiveは、コラボレーションソフトウェア(グループウェア)のスイートであり、電子会議、電子メール、データ表示、ファイル共有などが提供される。LotusLiveはSaaSタイプのクラウドサービスの形で提供され、広告モデルではなく課金モデルで、ユーザー当たりの月額使用料金は15ドル - 55ドルとされる。

サービス内容

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2009年4月現在、LotusLiveでは以下の6サービスが発表されており、うちLotusLive ConnectionsとLotusLive iNotesを除いた4サービスが、サービス提供中である。

LotusLive Connections
ソーシャル・ネットワークインスタントメッセージ、ファイル共有、「アクティビティ」と呼ばれる共有タスクの管理、データの視覚化、調査の送信などをセットアップするためのコラボレーションツールのセットが提供される。
LotusLive Meetings
Webベースのオンライン・ミーティングサービス。Lotus Sametime Unyte Meetingが名称変更されたもの。
LotusLive Engage
上記のLotusLive ConnectionsとLotusLive Meetingsを機能的に結合したもの。開発コードネームは"Bluehouse"と呼ばれたもので、2008年1月のLotusphereで最初に発表された[3]
LotusLive Events
LotusLive Meetingsに、イベント管理機能(自動の電子メールアナウンス、イベントリハーサルなど)を追加する。Lotus Sametime Unyte Eventsが名称変更されたもの。
LotusLive Notes
ユーザーのインストールしたLotus Notes(Notesクライアント)から、IBMが管理運営するLotus Domino(Notes/Dominoサーバー)に接続し、電子メール、カレンダーなどを使用できるサービス。Lotus Notes Hosted Messagingが名称変更されたもの。
LotusLive iNotes
Webベースの電子メールおよびカレンダーのサービス。ユーザーはWebブラウザから接続する。IBMが買収した香港のオンラインアプリケーションサービスプロバイダであるOutblazeのメッセージング用アセットを使用している[4]

歴史

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2008年1月、Lotusphere 2008において、Lotusコラボレーション・ソフトウェアの製品ロードマップが発表された[5]

2009年1月、Lotusphere 2009において、LotusLiveというブランド名が紹介された[6]。LotusLiveはサードパーティーのアプリケーションがLotusLiveと連携できる仕組みを提供しており、IBMはSkypeLinkedInSalesforce.comとの提携も同時発表した[7]。また同時に、LotusLive Engageのベータテストを開始した[8] [9]

2009年4月1日、LotusLiveが正式発表された。発表された6サービスのうち、LotusLive ConnectionsとLotusLive iNotesを除いた4サービスが、4月7日よりサービス開始された。

出典

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  1. ^ IBM Lotus Introduces New Portfolio of Integrated Cloud Services - IBM
  2. ^ IBM SmarterCloud for Social Business の発表(IBM LotusLive より名称変更) - 日本IBM
  3. ^ "IBM Unveils Plans for Collaboration Software and Services for Small-and-Medium Sized Businesses" (Press release). IBM. 21 January 2008. 2009年4月11日閲覧
  4. ^ IBM、香港の電子メール企業を買収へ--「LotusLive」での活用に向け
  5. ^ IBMがLotusコラボレーション・ソフトウェアの製品ロードマップを発表
  6. ^ 「SaaS/クラウドなら安く上がる」は早計、LotusLiveの真価とは?
  7. ^ IBMがLotusのクラウド版「LotusLive」を発表,SalesforceやSkypeと連携可能
  8. ^ Chartier, David (2008年10月7日). “Big Blue goes social with Bluehouse collaboration platform”. Ars Technica. http://arstechnica.com/news.ars/post/20081007-big-blue-goes-social-with-bluehouse-collaboration-platform.html 2009年4月11日閲覧。 
  9. ^ Boulton, Clint (2008年10月6日). “IBM Closer to Building Bluehouse to Compete with Cisco, Google, Microsoft Cloud Offerings”. eWeek. http://www.eweek.com/c/a/Messaging-and-Collaboration/IBM-is-Closer-to-Building-Bluehouse-to-Compete-With-Cisco-Google-Microsoft/ 2009年4月11日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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