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MAアルミニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MAアルミニウム株式会社
MA Aluminum Corporation
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
410-1127
静岡県裾野市平松85[1]
本店所在地 105-8546
東京都港区芝2丁目3番3号[2]
設立 2022年4月1日[1]
業種 非鉄金属
法人番号 2010401166627 ウィキデータを編集
事業内容 アルミニウム及び同合金展伸材並びにその加工品の製造・販売[1]
代表者 代表取締役社長 丸山茂樹[1]
資本金 3億1000万円[3]
売上高
  • 388億6100万円
(2023年12月期)[3]
営業利益
  • 27億9500万円
(2023年12月期)[3]
経常利益
  • 31億9900万円
(2023年12月期)[3]
純利益
  • 20億8000万円
(2023年12月期)[3]
純資産
  • 336億6500万円
(2023年12月31日現在)[3]
総資産
  • 588億9000万円
(2023年12月31日現在)[3]
決算期 12月31日
主要株主 アルテミラ株式会社 90%(2023年3月31日現在)
関係する人物
外部リンク https://www.ma-aluminum.com/
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MAアルミニウム株式会社(エムエーアルミニウム)は、日本アルミニウム専業の準大手メーカー。2022年4月1日にアルテミラグループとして設立され、同日、三菱アルミニウム株式会社から事業の譲渡を受けた。

ここでは事実上の前身である、三菱アルミニウム株式会社(みつびしアルミニウム)についても記述する。三菱アルミニウム株式会社は、三菱グループに属し、三菱マテリアルが過半数の株式を保有する連結子会社で、かつ三菱金曜会及び三菱広報委員会[4]の会員企業であった[5][6]。事業譲渡後、2022年4月、三菱アルミニウム株式会社は株式会社エム・エム・エーに商号変更し、法人としては存続している。

沿革

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  • 1962年1月 - 三菱グループ2社(三菱金属鉱業三菱化成工業)とレイノルズ社の3社合弁により三菱レイノルズアルミニウム株式会社として設立[7]
  • 1962年1月 - 静岡県裾野市内の富士山麓で、押出、板及び箔の各製品を生産する総合工場(現富士製作所)の建設に着手。
  • 1968年1月 - 富士製作所がJISマーク表示許可工場に認定。
  • 1970年1月 - 三菱アルミニウム株式会社に社名変更[7]
  • 1985年11月 - 米国アラバマ州に、自動車熱交換器用押出材の生産を目的とした合弁会社サーマレックス社を設立。
  • 2017年11月23日 - 当社親会社である三菱マテリアルが、子会社の三菱電線工業三菱伸銅、三菱アルミニウムの3社で、品質の不正があったことを発表。
  • 2018年1月12日 - 経済産業省が、当社富士製作所のアルミ製品について、品質管理体制に問題があることを理由に日本工業規格(JIS)の認証を認証機関から取り消されたと発表。
  • 2019年4月 - 立花金属工業を完全子会社化[8]
  • 2021年4月 - 立花金属工業の全株式を開明伸銅へ譲渡[9][10]
  • 2022年3月 - 三菱マテリアル株式会社の事業がアルテミラ株式会社へ売却。
  • 2022年4月 - 三菱アルミニウム株式会社から事業を承継したMAアルミニウム株式会社(法人番号2010401166627)が事業を開始。三菱アルミニウム株式会社が株式会社エム・エム・エー(法人番号7010401028731)に商号変更。

不祥事

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アルミニウム箔カルテル問題

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2005年11月11日、公正取引委員会より、食品の包装材の材料などに使われるアルミニウム箔について、製造販売会社6社とその子会社1社が価格カルテルを結んでいたとして排除勧告を行った。排除勧告の対象は、当社の他、東洋アルミニウム(大阪市)、日本製箔(同市)、住軽アルミ箔(東京都千代田区)、サン・アルミニウム工業(千葉市)、東海アルミ箔(横浜市)、及び当社子会社のエムエーパッケージング(東京都港区)。

エムエーパッケージング社以外の6社は2002~2004年にかけて、アルミ箔加工用の原材料1キロあたりの販売価格を現行より、2002年10月出荷分で50円▽04年4月分から40円▽05年2月分から30円、それぞれ値上げすることを決定。三菱アルミ以外の6社は、錠剤などの容器のふたに使われるアルミ箔の価格を現行より、2004年7月出荷分から5~10%値上げすることを決めた。また7社は、値上げに応じない顧客に対し、納期を意図的に遅らせていた。顧客が抵抗し値上げが進まなかったため、実質的な値上げ幅は1キロあたり20~30円だった。

アルミ製品データ改竄

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当社富士製作所において、顧客2社に出荷したアルミ板で、性能を満たしたようにデータを書き換えていたことが、2016年11月に実施した同社の社内調査で判明。資料が残る過去数年分も調べると、さらに14社に対して基準に満たないアルミ製品の品質データの数値を改竄(かいざん)していることが明らかとなった。改竄は数年前から社内で認識されていたにもかかわらず、調査で発覚するまで改竄が行われていた。同社では契約の性能を満たしていない製品を、顧客の了承を得て出荷する「特別採用」と呼ぶ商慣行を悪用、無断納入していた。

脚注・出典

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  1. ^ a b c d 会社概要”. MAアルミニウム株式会社. 2024年8月17日閲覧。
  2. ^ 国税庁法人番号公表サイト MAアルミニウム株式会社の情報”. 国税庁. 2024年8月22日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g MAアルミニウム株式会社 第2期決算公告 2024年(令和6年)4月17日付官報
  4. ^ 三菱広報委員会の活動”. 三菱グループホームページ. 2020年12月6日閲覧。
  5. ^ 三菱グループに「落ちこぼれ企業」続出、最強エリート集団の大ピンチ”. 週刊ダイヤモンド公式サイト. 2021年7月15日閲覧。
  6. ^ 三菱広報委員会の加盟会社”. 三菱グループホームページ. 2020年12月8日閲覧。
  7. ^ a b 沿革”. 三菱アルミニウム株式会社. 2015年12月11日閲覧。
  8. ^ (お知らせ)弊社は三菱アルミニウム株式会社の100%子会社となりました - 立花金属工業株式会社、2019年4月1日。2020年7月18日閲覧。
  9. ^ “開明伸銅/立花金属の全株式取得/三菱アルミから、アルミ加工事業拡充”. 鉄鋼新聞 (鉄鋼新聞社). (2020年11月24日). https://www.japanmetaldaily.com/articles/-/78100 2021年4月2日閲覧。 ※全文閲覧はログインが必要
  10. ^ 事業譲受に関するお知らせ”. 開明伸銅株式会社 (2021年4月1日). 2021年4月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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