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MAN TGシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

TGシリーズ英語: TG-Series)は、ドイツMANグループのMAN Truck & Bus(旧:MAN Nutzfahrzeuge AG)[注釈 1]によって製造・販売される中型及び大型トラックバンである。なお、本項ではOEM車であるフォルクスワーゲン・メテオについても記載する。

車種

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TGA 28.350

TGA

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F2000シリーズの後継モデルとして登場。GVW18 - 50トンの大型車である。単車車型とセミトラクタ車型をラインナップ。主に長距離輸送用セミトラクタ車型が主力で、本国ドイツでは2007年まで生産された。

TGL

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L2000シリーズの後継モデルとして登場。GVW7.5 - 12トンとTGシリーズでは最もコンパクトである。単車車型のみをラインナップ。キャブはTGMと同一のラインナップ。また、他車種と比較して17.5/19.5インチタイヤと狭いトレッドに合わせてフェンダーからバンパー周りの造形が異なる。キャブの搭載位置も低く、乗降用ステップは1段のみ。生産はシュタイアが担当[1][2]

TGM

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M2000シリーズの後継モデルとして登場。GVW12 - 26トンの中型/大型車である。単車車型のみをラインナップ。都市部の近距離配送、欧州におけるごみ収集車に採用される。キャブはTGS同様の2.3m幅のスリーパー付きハイルーフからTGL同様の前後長1585mmのショートキャブなど、ダブルキャブを含め合計4種類をラインナップ。生産はオーストリアのシュタイアが担当[1][2]

TGS

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TGAの後継モデルとして登場。GVW18 - 41トンの大型車である。長距離輸送用から本格的なオフロード特装用まで単車車型とセミトラクタをラインナップ。キャブはスリーパー付きハイルーフ/標準ルーフや特装向けにTGS専用のデイキャブもラインナップ。

TGX

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新型フラッグシップモデルとして登場。GVW18 - 41トンの大型車である。単車車型とセミトラクタをラインナップ。主に長距離輸送用セミトラクタ車型が主力だが、大量高速輸送や重量物輸送にも対応。キャブはスリーパーキャブのみでハイルーフ2種類と標準ルーフをラインナップ。

TGE

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TGシリーズでは唯一のバン車型として登場。フォルクスワーゲン・クラフターバッジエンジニアリングモデルだが、フロントグリルが異なる。クラフター同様、フォルクスワーゲン商用車を担当。主にバンとして使用されるが、小型トラックやキャンピングカーなどとしても使用される。

初代(2000年 - 2020年)

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TGL 12.180

フォルクスワーゲン・メテオ

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TGX 18.400

2代目(2020年 - )

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TGS 33.470

モータースポーツでの活動

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レース場を走るMAN製レーシングトラック

脚注

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注釈

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  1. ^ 一部車種はオーストリアシュタイア・ダイムラー・プフが担当。

出典

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  1. ^ a b c ワイルド&ゴージャス!! 20年ぶりにフルモデルチェンジしたMANの新世代中大型トラックシリーズが超COOL!!”. トラック総合情報誌「フルロード」公式WEBサイト (2022年1月2日). 2024年1月22日閲覧。
  2. ^ a b トレードマークは百獣の王ライオン!! 世界初の実用ディーゼルエンジンを開発したドイツの老舗「MAN」とは?【世界のトラック】”. トラック総合情報誌「フルロード」公式WEBサイト (2023年3月6日). 2024年2月5日閲覧。
  3. ^ a b c d e MAN「TGX」が国際トラック・オブ・ザ・イヤー受賞”. www.logi-today.com. 2024年2月5日閲覧。
  4. ^ 自動運転ラボ編集部 (2022年4月14日). “独MAN、レベル4自動運転トラックで「ロジスティクス4.0」実現へ | 自動運転ラボ”. 2024年2月6日閲覧。