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NAMBUギター工房tupli

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NAMBUギター工房tupli
Tupli guitars
本社所在地 日本の旗 日本
989-0841
宮城県刈田郡蔵王町小村崎後原7
設立 2008年
業種 その他製造
外部リンク https://tupliguitar.com/
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NAMBUギター工房tupli(なんぶギターこうぼうテュプリ、:Tupli guitars)とは、宮城県刈田郡蔵王町にある、ギターを製造する楽器メーカーである。2008年創業。

概要

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ギター職人・南部暁生が本格的なハンドメイド・ギター作りを目指し創業。南部はフェルナンデス・ギターエンジニアスクールでギターづくりを学び、アストリアスギター製造株式会社に勤務していた[1]が、同社でのギターづくりは分業制で、携わるのは工程の一部であったことから、「ものを作ることの自分の価値観として、初めから終わりまで関わりたかった」と独立を決意した[2]

クラシックギターフォークギターなど、主にスチール弦のギターを、全て蔵王町の工房でハンドメイドで製造し、販売している[3]。ギター製作の全工程を南部が行うため、大量生産はされておらず、生産数は年6 - 7本程度である(2018年時点)[4]。カスタムギターの製造のほか、ギターの点検や修理といったメンテナンス業務も行なっている。

tupliという名前の由来について、南部は「アイヌ文様が昔から好きで、アイヌ文化への興味から言葉を調べていた時に[チュプリ] がアイヌ語で「日の出」「夜明け」だということを知り、「暁[注釈 1]」との関連もありこの言葉が気に入った私は、アイヌ文化への敬意を込めてブランド名にしたいと考えた。その際、語感と見た目から tupli と書いて [テュプリ] と変換することにした」[1]と述べている。

宮城県内の楽器店とのコラボレーションにより、製品の展示[5]や点検会・カスタムオーダー相談会[6]も実施している。

沿革

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  • 2008年 - 南部が5年半勤めたアストリアスギター製造を退社、宮城県蔵王町に工房を構え設立[1]

主な使用者

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脚注

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注釈

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  1. ^ 南部の名前に含まれる字。

出典

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  1. ^ a b c profile”. 2021年3月19日閲覧。
  2. ^ ギター職人/南部 暁生さん”. 蔵王と町と暮しの移住定住のウェブサイト. 2021年3月19日閲覧。
  3. ^ NAMBUギター工房tupli”. 2021年3月19日閲覧。
  4. ^ a b c “技術で生む 心地よい音色”. 朝日新聞. (2018年10月4日). http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW20181004070480001.html 2021年3月19日閲覧。 
  5. ^ 島村楽器仙台ロフト店 仙台店移転記念!宮城県蔵王町のtupliギターを展示!”. 2021年3月19日閲覧。
  6. ^ 島村楽器仙台ロフト店 【イベント】tupliギターカスタムオーダー相談会が開催決定!”. 2021年3月19日閲覧。
  7. ^ ユーザーの声”. 2021年3月19日閲覧。
  8. ^ tupli関連動画”. 2021年3月19日閲覧。
  9. ^ 【連載】HELIXの達人 〜HELIX Masters 第16回 佐藤大剛 〜卓抜の職人マルチ・インストゥルメンタリストを支えるLine 6 Helix Floorの多機能性”. デジマートマガジン (2020年2月21日). 2021年3月19日閲覧。

外部リンク

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