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NewSUBARU放射光施設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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NewSUBARU放射光施設(ニュースバルほうしゃこうしせつ)は、兵庫県赤穂郡上郡町光都一丁目1番2号、播磨科学公園都市内に位置する中型放射光施設。電子を加速・貯蔵するための加速器群と発生した放射光を利用するための実験施設および各種付属施設から成る。

概要

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SPring-8が硬X線の超高輝度放射光発生に特徴があることに対して、ニュースバルは極端紫外光から軟X線領域の放射光を発生させることに特化しており、SPring-8では測定しにくい領域を得意としている[1]。また、SPring-8が実験ごとに機器を入れ替える必要があるビームラインがあるのに対し、ニュースバルでは単一大学が所有しているため、機器の入れ替えが必要ない。 大型放射光施設SPring-8の敷地内に兵庫県が設置し、運営は兵庫県立大学高度産業科学技術研究所が行っている[2]。大学が所有する放射光施設では国内最大規模の放射光施設である。

一般見学

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内部の実験設備や加速器などを見るためには例年4月下旬ごろに行われる施設公開に参加する必要がある。

併設施設

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施設諸元

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  • 線型加速器 - 全長:140m/加速エネルギー:1GeV - SPring-8線形加速器と共用
  • 蓄積リング - 周長:118m/トップアップ運転:1GeV/Decayモード運転:1.5GeV - レーストラック型
  • ビームライン:9本[3]
  • 小型電子線型加速器LEENA(Laser Emitted ElectroN Accelerator) - テラヘルツ光源

ビームライン一覧

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BL番号 通称 利用エネルギー域 備考
BL01 ガンマ線ビームライン 1 - 40 MeV 光核反応研究や対生成陽電子発生と利用、核変換やガンマ線非破壊検査等への応用研究等に利用
BL02 LIGA大面積ビームライン 2 - 12 keV、2 keV以下 高アスペクト比加工とサブミクロン加工を同時に行うことが可能
BL03 極端紫外光リソグラフィービームライン EUV領域 EUVリソグラフィー技術開発専用ビームライン
BL05 産業用分析ビームライン 軟X線領域 XAFS測定、XPS測定用の軟X線分光分析ビームライン
BL06 新素材創成ビームライン 約1 - 数10 keV 難加工材料の微細加工や表面改質
BL07 短尺アンジュレーター分析ビームライン 機能性材料の開発
BL09 長尺アンジュレーターEUVビームライン 軟X線領域 各種材料の微量成分分析、極表面分析、バルク分析
BL10 極端紫外光汎用ビームライン 反射率・透過率測定
BL11 LIGAビームライン 約2 - 7 keV 高いアスペクト比を有するマイクロ立体構造体を形成

アクセス

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  • JR相生駅より 神姫バス SPring-8行き(約40分)終点「SPring-8」バス停にて下車 徒歩約5分
  • JR姫路駅より 神姫バス SPring-8行き急行(約1時間)終点「SPring-8」バス停にて下車 徒歩約5分

脚注

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関連項目

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外部リンク

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< 兵庫県立大学高度産業科学技術研究所
< 兵庫県立大学

座標: 北緯34度56分39.9秒 東経134度26分0.6秒 / 北緯34.944417度 東経134.433500度 / 34.944417; 134.433500