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OBPA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
OBPA
IUPAC名10,10'-オキシビス-10H-フェノキシアルシン
別名バイナジン
分子式C24H16O3As2
分子量502.23
CAS登録番号58-36-6
形状白色の粉末
融点185~186 °C
水への溶解度5ppm

OBPA(10,10'-オキシビス-10H-フェノキシアルシン)は化学式 C24H16O3As2 で表される有機抗菌剤。米国モートンチオコール社が開発、「バイナジン(:vinyzene)」の商品名で製造・販売している。主にプラスチックの抗菌・防カビ剤として用いられる。

効果等

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MICカビ黄色ブドウ球菌枯草菌に対し 1 ppm緑膿菌に対して 20 ppm。経口投与した場合のLD50は、ラットで 35〜50 mg/kg である。抗菌力・熱に対する安定性が高く、原体が安価であるため壁紙人造皮革などのプラスチック製品に使われてきたが、ヒ素を含む化合物であるため、日本での使用は減少している。

参考文献

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