OMデジタルソリューションズ
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | OMDS |
本社所在地 |
日本 〒192-0033 東京都八王子市高倉町49-3 |
設立 | 2020年(令和2年)10月9日[1] |
業種 | 精密機器 |
法人番号 | 3010101014374 |
事業内容 | カメラ等の光学機器やその他精密機器の製造販売、修理並びに賃貸[1] |
代表者 | 杉本 繁実(代表取締役社長)[1] |
資本金 | 1億円(2022年3月31日現在) |
売上高 | 282.2億円(2024年3月31日時点) |
営業利益 | -6.4億円(2024年3月31日時点) |
純利益 | -15億円(2024年3月31日時点) |
総資産 | 約417億円(2022年03月31日時点) |
従業員数 | 264人(2022年3月31日現在) |
決算期 | 2024年3月期 |
主要株主 | OJホールディングス株式会社[2] |
外部リンク | https://om-digitalsolutions.com/ja/ |
OMデジタルソリューションズ株式会社(オーエムデジタルソリューションズ、英: OM Digital Solutions Corporation)は、日本の光学機器メーカー。
概要
[編集]当社はオリンパス株式会社の映像事業部門を前身とする企業である。オリンパスは映像事業部門を譲渡するにあたり、当社を完全子会社として設立し、映像事業を吸収分割により継承させた上で、当社の株式の95%を日本産業パートナーズが設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社に譲渡した[2]。なお、医療事業及び産業用の顕微鏡等の事業はオリンパスで継続されていたが[3]、2021年11月に分社化されエビデントが設立、2023年4月には米国投資ファンドのベインキャピタルへと売却された[4]。
事業譲渡後、「OM-D」「PEN」「ZUIKO」のブランドは、当社に継承された[5]。 「オリンパス」のブランドについては、事業譲渡時に譲り受けた製品や発売予定発表済の製品については引き続き用いていた。
2021年(令和3年)10月27日、オリンパスに替わり「OM SYSTEM」を新ブランドとすることを発表した [6]。ミラーレス一眼「OM-D」の他、「PEN」シリーズやICレコーダー(リニアPCMレコーダーの「LS」シリーズ含む)、双眼鏡等のOMデジタルソリューションが扱う全製品を対象とするブランドとなる。
2022年(令和4年)9月9日に発売されたハイレゾ対応リニアPCMレコーダー「LS-P5」より順次、同社の新製品におけるオリンパスブランドが廃止されることとなった。それ以前から発売されているオリンパスブランドの製品にも、2023年1月に改訂された各商品パンフレットには「OM SYSTEM」マークが追加されている。
製品
[編集]デジタル一眼カメラ
[編集]OLYMPUS OM-Dシリーズ
[編集]マイクロフォーサーズシステムを採用したミラーレス一眼カメラ。35mmフイルム式一眼レフ・OMシリーズのデジタル版として位置づけられている。
- E-M1X
- E-M1 Mark III
- E-M1 Mark II
- E-M5 Mark III
- E-M5 Mark II
- E-M10 Mark IV
- E-M10 Mark III[7]
OLYMPUS PENシリーズ
[編集]マイクロフォーサーズシステムを採用したミラーレス一眼カメラ。オリンパス・ペンのデジタル版として位置づけられている。
- E-PL9
- E-PL10[8]
OM SYSTEM
[編集]マイクロフォーサーズシステムを採用したミラーレス一眼カメラ。自社発売製品には「OM SYSTEM」ブランドが付けられる。
コンパクトデジタルカメラ
[編集]T(Tough)シリーズ
[編集]防水コンパクトデジタルカメラのシリーズ。
録音システム(ICレコーダー/リニアPCMレコーダー)
[編集]Voice-Trekシリーズ → OM SYSTEM WSシリーズ
[編集]ICレコーダーのシリーズ。
- DP-401
- VN-551PC
- V-872
- V-873
- VP-20+TP8通話録音セット
- DM-750
- WS-882
- WS-883
OLYMPUS LSシリーズ → OM SYSTEM LSシリーズ
[編集]リニアPCMレコーダーのシリーズ。
- LS-P4[11](一連のリニアPCMレコーダーとしては業界初のFLAC形式の音声ファイルフォーマットによる録音・再生が可能)
- LS-P5(上記のLS-P4の後継機種)
その他
[編集]- 双眼鏡[12]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “会社概要”. OMデジタルソリューションズ株式会社. 2021年1月6日閲覧。
- ^ a b 『オリンパスの映像事業譲渡に関する正式契約締結のお知らせ』(プレスリリース)オリンパス株式会社、2020年9月30日 。
- ^ “オリンパス社長「顕微鏡事業は継続」”. 日本経済新聞. (2020年12月7日)
- ^ 吉野月華 (2023年10月8日). “「日本電産元社長」が率いる顕微鏡メーカーの進化”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社) 2023年12月29日閲覧。
- ^ “カメラ事業売却のオリンパス、「OM-D」をWebカメラ化するソフト公開 最後までニーズに応える姿勢”. ITmedia NEWS. (2020年7月3日)
- ^ “OMDS、“オリンパス”に替わる新ブランド名「OM SYSTEM」発表”. Impress「デジカメWatch」. (2021年10月27日)
- ^ “デジタル一眼カメラ|オリンパス”. OMデジタルソリューションズ株式会社. 2021年1月6日閲覧。
- ^ “デジタル一眼カメラ|オリンパス”. OMデジタルソリューションズ株式会社. 2021年1月6日閲覧。
- ^ “コンパクトデジタルカメラ|オリンパス”. OMデジタルソリューションズ株式会社. 2021年1月6日閲覧。
- ^ “TG-7|コンパクトデジタルカメラ|| OM SYSTEM”. OMデジタルソリューションズ株式会社. 2024年1月13日閲覧。
- ^ “オーディオ(ICレコーダー/リニアPCMレコーダー)|オリンパス”. OMデジタルソリューションズ株式会社. 2021年1月6日閲覧。
- ^ “双眼鏡|オリンパス”. OMデジタルソリューションズ株式会社. 2021年1月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- OMデジタルソリューションズ株式会社
- OM SYSTEM 公式サイト
- オリンパス
- OM SYSTEM JP (@omsystem_jp) - X(旧Twitter)
- OM SYSTEM (OMSYSTEMJapan) - Facebook
- OM SYSTEM (@omsystem.jp) - Instagram
- OLYMPUS PEN (@olympus.pen) - Instagram
- OMSystem JP - YouTubeチャンネル
- オリンパス「カメラ事業」、売却されて初心に回帰 分社化を機に自覚した経営の弱みと製品の強み - 東洋経済