OROCHI (ゲームエンジン)
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(OROCHI 4から転送)
OROCHI(オロチ)はシリコンスタジオの開発したゲームエンジン。同社が開発した「YEBISU」や「BISHAMON」といった複数のミドルウェアを統合したオールインワン型のゲームエンジン。2011年11月に正式リリース。 複数のエンジンを総合しているため「ヤマタノオロチ」のイメージで命名された。
概要
[編集]PlayStation 3やXbox 360のゲーム開発にはゲームエンジンを使用することが当たり前になってきたが、それらの多くは欧米で開発されたものだった。日本のゲーム開発者の間では言語の壁、あるいはサポートに時間がかかるといった難点が挙げられていた。このため、これに不満を持った開発者が自分たちでゲームエンジンを開発しようとして立ち上げられたのが、この純日本産のゲームエンジン「OROCHI」のプロジェクトである。 [1]
2012年6月には「OROCHI 3」の販売が開始された。
2015年8月25日にはバージョン4となる「OROCHI 4」の販売が開始された。OROCHI 4では物理レンダリングエンジンの「MIZUCHI」を統合している。
対応プラットフォーム
[編集]使用例
[編集]- ガンスリンガーストラトス(スクウェア・エニックス)
- ガンダムブレイカー(クラフト&マイスター、バンダイナムコゲームス)
- ヴァルハラナイツ3 GOLD(マーベラス)
- ワールド オブ ファイナルファンタジー(トーセ、スクウェア・エニックス)
- 新次元ゲイム ネプテューヌVIIR(アイディアファクトリー、コンパイルハート)
- 巨影都市(グランゼーラ、バンダイナムコエンターテインメント)
- Death end re;Quest(アイディアファクトリー、コンパイルハート)
- ブイブイブイテューヌ(アイディアファクトリー、コンパイルハート)
脚注・出典
[編集]- ^ 西川善司の3Dゲームファンのための「OROCHI」講座スクエニも採用した純国産のオールインワン型ゲームエンジンの実力を探る!Game Watch 2012年6月1日