コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

センチメンタルナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

センチメンタルナイト』は、1997年1月6日から12月29日まで毎週月曜深夜にTBSラジオで放送されていたラジオ番組アニラジ)である。

概要

[編集]

1997年1月6日に放送開始。いわゆる『センチメンタルナイト シリーズ』の第1弾であり、後の『帰ってきたセンチメンタルナイト』・『Onlyセンチメンタルナイト2』の基盤となる番組である。後身番組である『帰ってきたセンチメンタルナイト』・『Onlyセンチメンタルナイト2』が初めから独立した番組であったのに対し、当番組は9月29日放送分までは同年10月3日まで同局で放送されていたアニラジ『ファンタジーワールド』に於ける内部番組、10月6日放送分以降が独立番組であった。

番組内容は主に『センチメンタルグラフティ』に関する概要や組織されて間もなかったSGガールズメンバーの近況などの他、はがき紹介を中心とした、一般的なトーク番組である。

正式名称

[編集]

番組の正式名称は、初回放送から9月29日放送分までが「ファンタジーワールド月曜日 センチメンタルナイト」、10月6日放送分以降が「センチメンタルナイト」である。

コーナー

[編集]

後の2番組はコーナーが3つで固定されていたが、第1弾である当番組では多くのコーナーが設けられていた。

主なコーナーは以下の通り。

  1. あがっちゃったよ初デート第2回放送~第12回放送
    • 後の「センチメンタルミステイク」の前身だったコーナー。
    • センチメンタルミステイク」に進化する形で終了。
    • うさぎ組のメンバーは第13回放送からの出演なので、当コーナーを1度も経験していない。
  2. センチメンタルミステイク第14回放送~
  3. アナタへの伝言板第2回放送~
    • 最初期の第2回放送から設けられている、センチメンタルナイトシリーズ最古参のコーナー。
    • コーナー名を1度も変更することなく、同名タイトルで「Onlyセンチメンタルナイト2」まで一貫して設けられていた。
    • ゲーム本編がヒロインからの手紙で始まるだけに、当番組シリーズの柱ともいうべきコーナーだった。
  4. センチメンタルラブソング(リクエスト)第2回放送~
    • リスナーがリクエストした想い出の曲を放送するコーナー。
    • 途中で一旦廃止されたが、番組末期に「SGガールズが想い出の曲を放送するコーナー」として復活。
  5. センチメンタルラブソング(パーソナリティ)第40回放送~最終回
    • 第40回放送より「SGガールズが想い出の曲を放送するコーナー」として登場。
    • SGガールズが毎週1人ずつ曲を流し、最終回では藤田が曲を流した。
    • 「ラブソング」とあるが、放送された曲は必ずしもラブソングではなく、また、小田の紹介した曲のように歌詞の無いものもあった。
  6. センチメンタルラジオドラマ
    • 後にドラマCDとしてリリースされることになるストーリーの一部を放送。
    • 番組内では「あの日のままのキミでいて」と「再会5秒前 出逢った頃のように」の2つが放送された。
  7. 30秒のささやき 第4回放送~
    • SGガールズに囁いてほしいことをリクエストするコーナー。
    • 人気があったものの、途中で廃止となった。
  8. 私だけのコーナー
    • 設置されたコーナーには該当しない話題を紹介するために設けられたコーナー。
    • 毎回、リスナーが独自のコーナー名を命名出来たコーナーでもあったが、途中で廃止された。

出演者

[編集]

メインパーソナリティ

[編集]
メインパーソナリティは、おかるさんこと、藤田淑子であった。
なお、藤田がセンチ系作品に関与したのはこの番組のみであり、後身番組である「帰ってきたセンチメンタルナイト」「Onlyセンチメンタルナイト2」には出演しておらず、ゲーム本編についてもセンチメンタルグラフティ同2を通して出演していない。
またドラマCDへの出演も1度として無く、センチメンタルジャーニーへの出演も無い。ただし、藤田はセンチメンタルグラフティに関わる以前にゲーム『卒業』関連の作品に出演していたことがある。
記念すべき第1回放送では、卒業シリーズのキャラクターが藤田に向けてメッセージを述べている。

サブパーソナリティ I

[編集]
サブパーソナリティ I は、青二組のメンバーである鈴木麻里子米本千珠豊嶋真千子小田美智子前田愛満仲由紀子の6人である。
番組開始当時は未だうさぎ組の6人が確定していなかった為、メインである藤田と併せて7人態勢で番組がスタートした。
なお、この頃の前田はまだデビューから間もないころであった為、声優としての知名度はほぼ皆無だった。
彼女の声を聴いたことがなかった人たちの中には、同姓同名であることから、当時まだ子役だった前田愛であると思っていた人もいた。
前田はセンチのCDが発売された際にCD内でのフリートークで、このことについて述べている。

サブパーソナリティ II

[編集]
サブパーソナリティ II は、うさぎ組のメンバーであり、岡田純子岡本麻見鈴木麗子今野宏美牧島有希西口有香の6人である。
番組開始当時(1997年1月6日)は未だうさぎ組が確定していなかったので藤田と青二組の計7人で番組がスタートしたが、1997年1月19日にうさぎ組の声優が発表された後、第13回放送(1997年3月31日放送分)から番組に合流した。

組編成制度

[編集]

後の2番組は3人一組で「○組」(○ は、A~Dのいずれか)と称した4組制だったが、当番組では、最初期は3人一組で、A組とB組の2組編成でスタートした。後にうさぎ組が番組に合流して最初の組替えが行われ、4月7日放送分から3人一組の4組制となった。その後に2度目の組替えが行われ、9月29日放送分までは2人一組の6組制だった。10月6日放送分以降は3度目の組替えで3人一組の4組制(メンバーの組み合わせは異なる)に戻り、これを以って3人一組の4組制に固定化された。いずれの組が出演する場合でも藤田は必ず出演した。この番組では3度の組替えが行われたが、いずれの形式で編成されてもこの番組のみ「3年×組」(× は、初期はA~B、中期はA~F、後期はA~Dのいずれか)と学年を付けて称した。

【2組編成】
A組・・・・豊嶋真千子、小田美智子、満仲由紀子
B組・・・・鈴木麻里子、米本千珠、前田愛
【4組編成(第1次)】
A組・・・・豊嶋真千子、岡田純子、今野宏美
B組・・・・鈴木麻里子、牧島有希、西口有香
C組・・・・米本千珠、小田美智子、岡本麻見
D組・・・・前田愛、満仲由紀子、鈴木麗子
【6組編成】
A組・・・・豊嶋真千子、鈴木麗子
B組・・・・鈴木麻里子、西口有香
C組・・・・小田美智子、今野宏美
D組・・・・満仲由紀子、牧島有希
E組・・・・米本千珠、岡本麻見
F組・・・・前田愛、岡田純子
【4組編成(第2次)】
A組・・・・米本千珠、満仲由紀子、岡本麻見
B組・・・・鈴木麻里子、岡田純子、鈴木麗子
C組・・・・豊嶋真千子、今野宏美、牧島有希
D組・・・・小田美智子、前田愛、西口有香

備考

[編集]
  • センチメンタルナイトシリーズでは組単位での出演で、原則他の組には出演しないことになっている。しかし、第4回放送は3年A組が出演していたにもかかわらず、3年B組に配属されていた前田愛が乱入出演した。
(ただし、番組に同席しただけであり、オープニングとエンディングに挨拶したくらいで、番組進行のトークには殆ど参加していない。)
  • うさぎ組の初登場および12人全員の初総出演は、第13回放送(1997年3月31日放送分)である。

オープニングメッセージ

[編集]

第2回放送から番組の冒頭でヒロインによるオープニングメッセージが語られた。

放送回数 放送年月日 ヒロイン
声優
第2回放送 1997年1月13日 綾崎若菜
小田美智子
第3回放送 1997年1月20日 杉原真奈美
豊嶋真千子
第4回放送 1997年1月27日 永倉えみる
前田愛
第5回放送 1997年2月3日 森井夏穂
満仲由紀子
第6回放送 1997年2月10日 松岡千恵
米本千珠
第7回放送 1997年2月17日 沢渡ほのか
鈴木麻里子
第8回放送 1997年2月24日 安達妙子
岡田純子
第9回放送 1997年3月3日 遠藤晶
鈴木麗子
第10回放送 1997年3月10日 星野明日香
岡本麻見
第11回放送 1997年3月17日 保坂美由紀
牧島有希
第12回放送 1997年3月24日 山本るりか
今野宏美
第13回放送 1997年3月31日 七瀬優
西口有香

Onlyセンチメンタルナイト2

[編集]

1999年4月〜2000年3月まで毎週火曜日、深夜24:30〜25:00枠でTBSラジオにて放送。番組の冒頭にドリームキャスト向けゲーム『センチメンタルグラフティ2』の発売までの日数をカウントダウンしていた。

コーナー

[編集]

主なコーナーは以下の通り。

  • 別れ道
  • 人生版ミステイク
  • 9ドアーズ
    • 4月のテーマは「スタート」
    • 5月のテーマは「アルバイト」
    • 6月のテーマは「夢」
    • 7月のテーマは「夏休み」
    • 8月のテーマは「旅」
    • 9月のテーマは「むかつく」
    • 10月のテーマは「給食」
    • 11月のテーマは「映画」
    • 12月のテーマは「冬休み」
  • エンディングメッセージ

関連項目

[編集]

関連人物

[編集]