PL学園女子短期大学
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(PL学園女子短期大学通信教育部から転送)
PL学園女子短期大学 | |
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創立 | 1974年 |
廃止 | 2009年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人PL学園[1] |
本部所在地 | 大阪府富田林市喜志2680[注釈 1] |
学部 |
初等教育学科 通学課程 通信教育部[3] 幼児教育学科 |
ウェブサイト | http://www.pl-gakuen.ac.jp/history.html |
PL学園女子短期大学(ぴーえるがくえんじょしたんきだいがく、英語: PL Gakuen Women's Junior College[4])は、大阪府富田林市に本部を置いていた私立短期大学である。1974年に設置され、2009年に廃止された。短大の略称はPL短大。
概要
[編集]大学全体
[編集]- 大阪府富田林市に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人PL学園[5]。
- 1974年に1学科で入学総定員100名体制で開学。のちに通学課程は2学科体制でいずれも昼間部2年制となっていた。通信教育部には初等教育学科を置き、3年制としていた。
- 2000年度の入学生を最後に[注釈 2]、短期大学としての使命を終える[7]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
[編集]- PL学園女子短期大学における建学の精神は「人生は芸術である」となっていた[8]
教育および研究
[編集]- 初等教育学科には、小学校教員を目指す人のために設けられていた学科であったが、それのみならず教育情報や秘書などに関する科目も設けられていた。
- PL学園幼稚園での教育実習も行われていた。
- 「宗教」や「芸術生活」といった科目ほか、特色ある教育科目とされる科目に「芸術生活演習」[注 1]があった。
- ビジネスやマナー教育を重視していた。
- 海外研修としてアメリカのハワイ州・西海岸ほか1998年度よりイギリスでの海外研修も行うようになった。
学風および特色
[編集]- PL学園女子短期大学は、全国でも珍しい全寮制の短大で、「人生は芸術である」・「教育もまた芸術である」といった「パーフェクト・リバティー」教団の教義に基づいた教育が行われていた。バトントワリングが盛んな短期大学として全国的に有名で、初等教育学科にそのコースがあった。
- 教祖祭・教主誕生祭・立教記念日(PL祭式典・聖地運動会)など宗教的行事が盛んに行われていた。ほか、開学記念行事・バトン指導実習・芸術鑑賞会といったイベントも催されていた。
- 「短大錬成」なるイベントが催された。
- 当時、全国では唯一小学校教諭免許状の取得できる短大通信教育部であった[注 2]
- 女子短大であったが、男子学生がわずかながら在籍していたことから事実上は通信教育部に限って男女共学だったことがうかがえる[注 3]。
沿革
[編集]- 1974年
- 1975年
- 1976年
- 1977年
- 1980年
- 1981年
- 1984年 左記をもって通信教育課程の学生募集を最終とする[注 5]。
- 1988年 通信教育部が廃止される[注 6]。
- 1992年
- 1999年
- 2000年
- 2009年
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 大阪府富田林市喜志2680[注釈 1]
象徴
[編集]- PL学園女子短期大学のカレッジマークは、「PL」の文字をそのまま用いたものとなっていた[33]
教育および研究
[編集]組織
[編集]学科
[編集]専攻科
[編集]- なし
別科
[編集]- なし
取得資格について
[編集]研究
[編集]- 『PL学園女子短期大学紀要』[4]ほか。
学生生活
[編集]部活動・クラブ活動・サークル活動
[編集]- PL学園女子短期大学で活動していたクラブ活動[38]
スポーツ
[編集]- とりわけバトン部が強く、全国レベルの実力を誇っていた[39]。
大学関係者と組織
[編集]大学関係者一覧
[編集]大学関係者
[編集]- 今村紘司:元、初等教育学科長
- 久保田長生:元、幼児教育学科長
歴代学長
施設
[編集]寮
[編集]対外関係
[編集]系列校
[編集]卒業後の進路について
[編集]卒業後の進路は以下の通りである[42]。
就職について
[編集]- 初等教育学科:近年、小学校教諭に就く人はごく僅かで、幼稚園教諭に就く人も多くはなかった。むしろ、一般企業やPL企業体に就職する人が多かったが、PL学園小学校教諭として活躍している卒業生もいる。
- 幼児教育学科:年度により多少のばらつきがあるが、保育士として保育所をはじめ児童福祉施設に就職する人も多いものとなっていた。幼稚園教諭に就いた人はやや少なめであった。
注釈
[編集]注釈グループ
[編集]- ^ a b 閉校後、校舎はPL学園中学校・高等学校の校舎に転用されるとされていたが、実際には使用されずに放置されており、2023年現在は廃墟化が進んでいるという[2]。
- ^ a b 平成13年度より学生募集停止[6]。
- ^ a b 出典[11]
- ^ a b c d e f g h i 全て女
- ^ a b 最終募集となった2000年における体制[34]
補足
[編集]- ^ いわゆる茶道と称した科目
- ^ 出典[9]。2007年度より一時期東京福祉大学短期大学部にも設置されていた。
- ^ 1987年度における在学数が53の内数として男9、女44と記録あり[10]。
- ^ 現在の文部科学省。
- ^ 昭和60年度より学生募集停止[24][25]。但し、編入生、聴講生、科目別履修生の募集は1985年度も引き続き行われていた[26]。
- ^ 出典[27]。1988年5月1日時点では休校中となっている[28]。
- ^ 最終募集となった1984年における体制[35][36]。
- ^ かつての通信教育部にも設けられていた[9]。
- ^ 「みき しらひ」と読む。詳細は御木徳近記念館公式ブログを参照。2013年5月21日閲覧。
出典
[編集]- ^ 学校法人PL学園より。
- ^ PL学園の難局「受験者ゼロ」だけでなく「校舎・寮の耐震性に問題あり」と大阪府担当者 - NEWSポストセブン・2023年2月23日
- ^ 1984年度で学生募集最終。
- ^ a b PL学園女子短期大学紀要より。
- ^ 文部大臣所轄学校法人一覧 昭和60年版より。
- ^ 文教協会'2001.
- ^ a b 文教協会'2010.
- ^ PL学園女子短期大学'1999, p. 2.
- ^ a b 扶桑社'1984・4・27.
- ^ 文部省'87, p. 77.
- ^ 短期大学一覧 昭和49年度 (短期大学資料)より。
- ^ 短期大学教育 (32)より。
- ^ 文部省'75, p. 50.
- ^ 短期大学教育 (33)より。
- ^ 短期大学教育 (34)より。
- ^ 文部省大学局技術教育課'1976.
- ^ 文部省'76, p. 49.
- ^ 文部省大学局技術教育課'1978.
- ^ 全国学校総覧 昭和56年版より。
- ^ 全国短期大学一覧 昭和56年度より。
- ^ 短期大学教育 (37)より。
- ^ a b 短期大学教育 (38)より。
- ^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
- ^ 全国短期大学一覧 昭和60年度より。
- ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和60年度より。
- ^ 扶桑社'1985・4・28.
- ^ 文教協会'1989.
- ^ 文部省'88, p. 80.
- ^ 文部省'92, p. 77.
- ^ a b c 梧桐書院'1998.3, p. 457.
- ^ 文教協会'1999.
- ^ 文部省'99, p. 78.
- ^ 日本の私立短期大学より。
- ^ 文教協会'2000.
- ^ 全国短期大学一覧 昭和59年度より。
- ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和59年度より。
- ^ a b 旺文社'2000.05, p. 351.
- ^ PL学園女子短期大学'1999, p. 28.
- ^ PL学園女子短期大学'1999, p. 13.
- ^ 旺文社'1992.9, p. 379.
- ^ PL学園女子短期大学'1999, p. 3.
- ^ PL学園女子短期大学'1999, p. 26.
参考文献
[編集]全国学校総覧
[編集]- 文部省『全国学校総覧 昭和51年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和52年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和63年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和64年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 2000年版』原書房 。
全国短期大学高等専門学校一覧
[編集]- 文部省『短期大学一覧 昭和51年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課 。
- 文部省『短期大学一覧 昭和53年度 (短期大学資料)』文部省大学局技術教育課 。
- 文部省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成元年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成13年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成22年度』文教協会 。
短期大学案内(梧桐書院)
[編集]- 梧桐書院編集部『全国短期大学案内 1999年版』梧桐書院 。
蛍雪時代
[編集]週刊サンケイ
[編集]- 扶桑社/編『週刊サンケイ 33(18)(1833);1984・4・27』扶桑社 。
- 扶桑社/編『週刊サンケイ 34(21)(1890);1985・4・28』扶桑社 。
短期大学入学案内冊子
[編集]- PL学園女子短期大学『私らしく自由に咲く-PL学園女子短期大学 幼児教育学科 初等教育学科-』PL学園女子短期大学。