POWER4
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生産時期 | 2001年から |
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設計者 | IBM |
生産者 | IBM |
CPU周波数 | 1.1GHz から 1.9GHz (POWER4+) |
アーキテクチャ | Power Architecture (64ビット) |
コア数 | 2 |
Power アーキテクチャ |
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POWER4(パワーフォー)は、IBMが設計・製造したPOWERアーキテクチャの64ビットマイクロプロセッサである。2001年にリリースされ、64ビットPowerPCおよびRS64の命令セットを持った。POWER4+(パワーフォープラス)はその改良版である。POWER4とPOWER4+は、後継のPOWER5に引き継がれた。
概要
[編集]POWER4は2001年に、POWER3およびRS64マイクロプロセッサの後継としてリリースされ、RS/6000およびAS/400コンピュータで使用され、別系統であったAS/400用のPowerPCマイクロプロセッサ(RS64)の開発に終止符を打った。また日立のEP8000シリーズなどでも使用された[1]。
POWER3までと比較したPOWER4の特徴は、デュアルコアと共有L2である。POWER4は、1つのダイ(チップ)上に2つのプロセッサコア(単にプロセッサまたはコアとも呼ばれる)を搭載したマルチコアのマイクロプロセッサで、1チップでSMP構成が可能となった。またL2キャッシュがチップ上に搭載された。更にMCMに搭載する事で、1つのパッケージで4つのPOWER4チップ(計8コア)と128MBまでの共用 L3 キャッシュを搭載できた。
オリジナルのPOWER4ではクロックスピード 1.1GHzおよび1.3GHzであったが、改良版のPOWER4+では1.9GHzに達した。PowerPC 970はPOWER4の派生である。
仕様
[編集]POWER4およびPOWER4+の主な仕様は以下である[2]。
- POWER4
- POWER4+(相違点のみ)
- 130nm / 267mm2 CMOS SOI 銅配線 プロセステクノロジー
- 1億8400万 トランジスタ
- 1.9GHz
参照
[編集]- ^ 最新の「POWER4プロセッサ」を搭載したハイエンドモデルを含む「エンタープライズサーバEP8000シリーズ」のラインアップを強化 - 日立製作所
- ^ POWER4 プロセッサー 概要とチューニング・ガイド - 日本IBM
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- "Power4 Focuses on Memory Bandwidth". (6 October 1999). Microprocessor Report.
- "IBM's Power4 Unvieling Continues". (20 November 2000). Microprocessor Report.
- “POWER4 System Microarchitecture”. IBM. 2006年7月21日閲覧。
- J. M. Tendler, J. S. Dodson, J. S. Fields, Jr., H. Le, and B. Sinharoy (2002). “POWER4 system microarchitecture”. IBM Journal of Research and Development 46 (1): 5–26. doi:10.1147/rd.461.0005. ISSN 0018-8646 2006年7月21日閲覧。.
- J. D. Warnock, J. M. Keaty, J. Petrovick, J. G. Clabes, C. J. Kircher, B. L. Krauter, P. J. Restle, B. A. Zoric, and C. J. Anderson (2002). “The circuit and physical design of the POWER4 microprocessor”. IBM Journal of Research and Development 46 (1): 27–52. doi:10.1147/rd.461.0027. ISSN 0018-8646 2006年7月21日閲覧。.