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Portal:医学と医療/特集項目/17

上の部分がエナメル質。下はセメント質。

エナメル質(エナメルしつ、enamel)または琺瑯質(ほうろうしつ)は、歯冠の最表層にある、生体で最も硬い硬組織である。硬さを表すモース硬度は6 - 7を示す。

このエナメル質と、象牙質セメント質歯髄により歯が構成される。通常、目に見える部分がこのエナメル質であり、象牙質に支えられている。象牙質の支持がなければエナメル質は硬くて脆いため容易に割れてしまう。重量比で96%は無機質で残りが有機質であり、色は明黄色からネズミ色がかった白色である。エナメル質の下に象牙質がない端の部分では、青みがかって見えることもある。半透明であるので、エナメル質の下にある象牙質や歯科修復材料の色が歯の外見に強く影響を与える。厚さは部位により異なり、多くの場合、切端部や咬合部で最も厚く(2.5mm以上)、歯頸部(セメント・エナメル境英語版)で最も薄い。