小歩危ダム計画(こぼけダムけいかく)とは徳島県三好市(旧三好郡山城町)、一級河川・吉野川本川中流部にかつて建設が計画されていたダム計画である。
吉野川総合開発計画に基づき計画された事業で、建設省四国地方建設局(現在の国土交通省四国地方整備局)と電源開発が共同で計画していたダムである。当初の計画では高さ126.0メートル、総貯水容量3億750万トンという四国地方最大の多目的ダムとして計画されていた。だがその後の諸事情によって規模が縮小され、かつ大歩危・小歩危という名勝が水没することから住民の反対が激しく、最終的には計画が中止となった事業である。……