REV (記憶媒体)
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REV | |
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記録方式 | 磁気 |
回転制御方式 | CAV |
トラック形状 | 同心円 |
ディスクサイズ | 2.5インチ |
外形寸法 | 縦75 x 横77 x 高10 mm |
重量 | 73 g |
転送速度 | 最大35 MB/s[1] |
回転速度 | 4,200[2][3][4] rpm |
記憶容量 | 35, 70, 120 G B |
書き換え回数 | 100万[5]回 |
REV(レブ)とは、2003年にアイオメガ社がJazの後継として発表したリムーバブルハードディスク[6][7]。同社のRemovable Rigid Disk(RRD)技術に基づいている[8][9]。
概要
[編集]MOほどの大きさで2 GBの容量だったJazから、MDほどの大きさで35 GBの容量を実現。2006年8月には70 GBの容量の第2世代[10]、2010年に120 GBの第3世代も発売された[11]。磁気テープと比較して簡単な操作と高速なアクセス、高い信頼性と低価格であることを売りとし、テープから置き換えることを目指している[12][13]。高い防塵性能、耐衝撃性能を持ち、耐用年数は30年とされる[14][15][16]。
REVでは気密性を確保するために、エアフィルターシステムの採用やスピンドルモーターのカートリッジ側搭載によるスピンドルホールの排除などにより、気密性を向上している。自動ヘッドクリーニング機能により埃を徹底して排除し、カートリッジ内部をクリーンルームに近い清浄度を保っている。
70 GBドライブには35 GBディスクもリード・ライト可能な下位互換がある[1]。120 GBドライブでは70 GBディスクのリードのみ可能となっており、ライトは対応していない[1]。35 GBディスクは完全に非対応となる[1]。
インタフェースは、USB、IEEE 1394、ATAPI、SCSI、SATA[17]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “REV 120, 70および35 GBドライブ -互換性とパフォーマンス情報”. 2008年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “REV 35GBシリーズ”. 2008年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “REV 70GBシリーズ”. 2008年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “REV 120GBシリーズ”. 2008年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “REVドライブと他ドライブの比較”. 2008年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “「Jazドライブの反省をもとに開発」、アイオメガが新メディアを発表”. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “Iomega ships 35GB 'son of Jaz'”. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “アイオメガ、35GBのリムーバブル・ストレージ製品正式発表”. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “Iomega Announces First RRD Product”. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “アイオメガ、リムーバブルHDD「REV」の70GBモデルを発売”. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “アイオメガ、第3世代のREVリムーバブルHDD 垂直磁気記録で容量70%増”. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “TAPE の代替として REV ドライブを購入する理由”. 2008年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “「テープより8倍速い」REVをバックアップ向けに推進-アイオメガ”. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “アイオメガ REV テクノロジにおける汚れの防止やその影響を緩和する方法について”. 2010年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “アイオメガ REV リムーバブルディスクの耐落下性能について”. 2008年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “アイオメガ、リムーバブルリジッドディスクテクノロジにより約 30 年にわたって信頼性の高いデータ保管を行える製品を提供”. 2008年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。
- ^ “ハードウェアの質問”. 2007年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月5日閲覧。