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RYUJIN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
RYUJIN
2017年(GYZE時代)
基本情報
別名 SUICIDE HEAVEN (2009-2011)
GYZE(2011-2023)
出身地 日本の旗 日本 北海道 札幌市
ジャンル メロディックデスメタル[1]
エクストリーム・メタル
フォーク・メタル
活動期間 2009年 -
レーベル コロナー・レコード
ビクター・エンタテインメント
Virgin Music
ハウリング・ブル・エンターテイメント
ナパーム・レコード
事務所 ハウリング・ブル・エンターテイメント
公式サイト ryujinband.com
メンバー Ryoji Shinomoto (ボーカルリードギター)
Shuji Shinomoto (ドラム)
Aruta Watanabe (ベースバックボーカル)
SHINKAI (ギター、ミュージックシーケンサー)
旧メンバー Shogo (ベース)

RYUJIN(りゅうじん)は、北海道札幌市で結成された日本メロディックデスメタルバンド2009年に結成されSUICIDE HEAVEN(スーサイド・ヘヴン)として活動していたが、2011年から2023年1月末までバンド名をGYZE(ギゼ)として活動し[2]、2023年2月からRYUJINにバンド名を変更した[3]

略歴

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2009年5月、RyojiとShujiの篠本兄弟を中心に札幌で前身となるSUICIDE HEAVEN(スーサイド・ヘヴン)が結成される[4]。その後、拠点を札幌より東京へ移す。2011年東日本大震災を機に、バンド名をSUICIDE HEAVENからGYZE(ギゼ)に改名した[5]。GYZEの由来は、バンドの中心人物のRyojiとShujiの父親の経営する美容室の名前であった[2]

2012年にはヴァッケン・オープン・エア出場をかけたMETAL BATTLE JAPAN決勝ラウンドへ進出[6][7]。優勝は逃した[注釈 1][6][7]

同年後半に、ディサルモニア・ムンディエットレ・リゴッティプロデューサーレコーディング・エンジニアに迎え[8][9]、デビュー・アルバムをレコーディング。2013年6月に1stアルバム『Fascinating Violence』をエットレがオーナーのコロナー・レコードからリリースした[10][7][11][12]。アルバム・リリース直後にメンバー・チェンジがあったものの、本作はAmazonのハードロック・ヘヴィメタル・カテゴリーランキング1位(2013年7月~9月)[12]、また、BURRN!誌の輸入盤チャート1位(2013年10月号)[13]となった。3月には初の海外公演を韓国で行なった[14]

2014年9月、1stアルバム『Fascinating Violence』がビクター・エンタテインメントよりリリースされることになった[15][7][11][12]

韓国のエヴォリューション・ミュージック[16][17], 台湾のマグナム[18]と契約を結んだ。また、ハウリング・ブル・エンターテイメント[19]とマネジメント契約を締結。渋谷TSUTAYA O-WESTの東京公演は満員御礼となり、入りきれなかったファンの為に急遽、六本木ブルーシアターで追加公演を行った[20]

2015年に2ndアルバム『Black Bride』をリリース。2016年に入ってソイルワークの日本ツアーに出演。8月にはSummer Breeze Open Airに日本人アーティストとして初出演した。翌日はドラゴンフォース、チルドレン・オブ・ボドムが出演するスロバキアのMORE//THAN//FESTにも日本人アーティストとして初めて出演。2017年に入ってギタリストのRyojiは専門誌「YOUNG GUITAR」に半年間の掲載を始め、その中でベートーヴェンの「月光」のMetal Versionの映像も公開している。また、2月から配信されたPlayStation 4のゲーム「Let it Die」にもオリジナル楽曲を提供した[21]。3月にはバトル・ビースト、マジェスティと共にヨーロッパツアーを行った。

2017年3月、3rdアルバム『Northern Hell Song』をユニバーサル・ミュージック・ジャパン傘下のVirgin Musicよりリリース[22]。2018年2月には70000tons Of Metalに初の日本人アーティストとして招聘された。帰国後は地元「札幌雪まつり」のステージに立つ。4月には台湾で行われるHeartown Festivalに出演。2018年6月13日、北海道150年事業サポート曲を含めた初公式シングル『龍吟』をリリース[23]。同年12月、ドラマーのShujiが体調不良のためバンド活動が難しい状態であることが公表され、帯同ツアーのキャンセル等も発生した[24]

2019年5月10日に、4thアルバム『Asian Chaos』のリリース情報の公表が行われ、併せてRyojiのギターの師匠であるSHINKAIがマニピュレーター兼ギタリストとして新規加入することも発表された[25][26]。また体調不良のShujiはバンド活動に参加することが出来ないため、サポートドラマーとしてHan-nyaが加入した[25][26]。ただし、バンド側はあくまでもShujiの復帰を待つスタンスであり、Ryojiは、Han-nyaについては仮面で顔を隠して参加してもらうと述べている[25]

2021年1月1日、Shujiが活動再開の上、1月リリースの1stシングル『Samurai Metal』に参加することが発表された[27]

2020年頃より音楽性にも変化が表れ、ワールドツアーで様々なバンドとの共演を経てRyojiがGYZEの音楽性が海外バンドの物真似であるという危機感を意識し始め、雅楽などの純邦楽の要素を取り入れる様になっている[28]

2023年2月1日、バンド名を「RYUJIN」に変更することを発表した[3]。また同時に、日本人アーティストで初めてナパーム・レコードと契約し、トリヴィアムマシュー・キイチ・ヒーフィーがバンドのマネージメント及びプロデューサーに就任することも発表した[29]

メンバー

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現メンバー

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旧メンバー

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  • Shogo - ベース

サポートメンバー

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  • Han-nya - ドラム
    2019年より、Shuji Shinomotoに代わり、アルバム及びライブに参加した。

ディスコグラフィ

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オリジナル・フル・アルバム

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  • Fascinating Violence (ファッシネイティング・ヴァイオレンス 2013年、1stアルバム)

Label: コロナー・レコード (海外)、ビクター・エンタテインメント (日本)
品番:CR 032 / VICL-64197
発売日:
2013年6月4日 (コロナー・レコード盤)
2014年9月3日 (ビクター・エンタテインメント盤)

曲名 曲の長さ
1. Desire (ディザイアー) 04:37
2. Desperately (デスパレイトリー) 03:28
3. Fascinating Violence (ファッシネイティング・ヴァイオレンス) 06:03
4. Regain (リゲイン) 04:09
5. Trash My Enemy (トラッシュ・マイ・エネミー) 04:35
6. A Dynasty (ダイナスティ) 03:54
7. Final Revenge (ファイナル・リヴェンジ) 05:17
8. Trigger Of The Anger (トリガー・オブ・ジ・アンガー) 05:11
9. Day Of The Funeral (デイ・オブ・ザ・フューネラル) 05:05
10. Midnight Darkness (ミッドナイト・ダークネス) 03:58
11. The Black Era (ザ・ブラック・エラ) 01:26
Future Terror (フューチャー・テラー)(日本国版ボーナストラック) 04:38
Last Insanity (ラスト・インサニティ) (日本国版ボーナストラック) 03:59
  • Black Bride (ブラック・ブライド 2015年、2ndアルバム)

レーベル:ビクター・エンタテインメント (日本), コロナー・レコード (海外)
品番:VICL-64303 / CR 037
発売日:
2015年2月25日 (ビクター・エンタテインメント盤)
2015年6月9日 (コロナー・レコード盤)

曲名 曲の長さ
1. Black Bride (ブラック・ブライド) 04:59
2. In Grief (イン・グリーフ) 05:20
3. Honesty (オネスティ) 05:05
4. Insane Brain (インセイン・ブレイン) 05:54
5. Black Shadow (ブラック・シャドウ) 05:19
6. Winter Breath (ウィンター・ブレス) 03:50
7. Twilight (トワイライト) 04:31
8. Satanic Loop (サタニック・ループ) 05:39
9. 菜の花 05:27
10. Julius (ユリウス) 05:45
11. 明日への光 04:03
Gnosis (ノーシス)(日本国版ボーナストラック) 04:11
Surface Tears (コロナー・レコードボーナストラック) 04:21
  • Northern Hell Song (ノーザン・ヘル・ソング 2017年、3rdアルバム)

Label:Virgin music (UNIVERSAL Music Japan)
品番:UICN-1089
発売日:2017年3月29日(Virgin music盤)

曲名 曲の長さ
1. Pirates Of Upas (パイレーツ・オブ・ウパシ) 05:13
2. Horkew (ホルケウ) 04:27
3. Dead Bone Blue (デッド・ボーン・ブルー) 05:10
4. Black Shumari(ブラック・シュマリ) 03:21
5. Perryi Rain Dragon (ペリー・レイン・ドラゴン) 04:25
6. Mayoi (マヨイ) 02:43
7. The Bloodthirsty Prince (ザ・ブラッドサースティー・プリンス) 03:46
8. Kamuy (カムイ) 04:14
9. Brown Trout (ブラウン・トラウト) 05:53
10. Frozen Dictator (フローズン・ディクテイター) 05:25
11. Northern Hell Song (ノーザン・ヘル・ソング) 06:18
12. Snow~Upas ~ (スノウ~ウパシ) 02:45
Moonlight Sonata (月光)(ボーナストラック) 06:35

タイトル表記に関する補足
・Upas(ウパシ)=アイヌ語で雪
・Black Shumari=黒キツネ(黒キツネは平和の象徴)と写真の撮影地である朱鞠内(シュマリナイ)
・Kamuy = 神
・Horkew = 一般的にはオオカミまた狩りの神
・Rain Dragon = 雨竜郡(朱鞠内湖のイトウいる地域)

  • ASIAN CHAOS (アジアン・ケイオス 2019年、4thアルバム)

Label: ビクターエンタテインメント

品番:VICL-65212

発売日:2019年07月10日(ビクターエンタテインメント盤)

曲名 曲の長さ
1. Far Eastern Land (ファー・イースタン・ランド) 03:12
2. Asian Chaos (アジアン・ケイオス) 06:37
3. Eastern Spirits (イースタン・スピリッツ) 05:50
4. King Kamuy(キング・カムイ) 00:38
5. Dragon Calling (ドラゴン・コーリング) 05:01
6. Camellia (カメリア) 04:00
7. Japanese Elegy (ジャパニーズ・エレジー) 05:27
8. The Rising Dragon (ライジング・ドラゴン)※ドラゴンフォースのマーク・ハドソンが歌っている 04:05
9. White Territories (ホワイト・テリトリーズ) 04:01
10. 1945 Hiroshima (1945 ヒロシマ) 05:10
11.Forever Love (X JAPANのカバー)(日本盤ボーナス・トラック) 05:47
12. Vivaldi Winter (ヴィヴァルディ「冬」)(日本盤ボーナス・トラック) 03:23
13. Asian Chaos (Far Eastern Mix) (アジアン・ケイオス (ファー・イースタン・ミックス))(ボーナストラック) 06:31


EP・シングル

  • ...future ages」(2010年、EP、SUICIDE HEAVEN名義)
    2014年にMemorial Editionとして、再発された。
  • Without Hesitation(2011年、EP)
  • 龍吟(2018年、EP)
  • Samurai Metal (2021年、シングル)

関連バンド

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  • Garson(解散) / Ryoji、Shogo、Shuji
  • UNDIVIDE(解散) / Shogo(サポート)
  • TIHS(解散)/Aruta

脚注

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注釈

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  1. ^ 優勝したのは、HONE YOUR SENSE

出典

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  1. ^ GYZE reviews, music, news - sputnikmusic・2015年7月05日閲覧。
  2. ^ a b Ryoji(インタビュアー:米沢彰)「GYZE」『激ロック』、2014年9月2日http://gekirock.com/interview/2014/09/gyze.php2014年9月7日閲覧 
  3. ^ a b Twitter RYUJIN 2023年2月1日のツイート
  4. ^ Biography GYZE Official Website 2014年7月3日閲覧。
  5. ^ [1]WESS RunRunRun スペシャルインタビュー 2018年3月12日閲覧。
  6. ^ a b News Metal Battle Japan Official Website 2014年7月3日閲覧。
  7. ^ a b c d “欧州から“逆輸入”で日本デビューしたデス・メタル・バンド”. オリコン. https://www.oricon.co.jp/news/2042926/full/ 2014年10月5日閲覧。 
  8. ^ The Official GYZE Website 2014年7月3日閲覧。
  9. ^ GYZE Official Facebook 2014年7月3日閲覧。
  10. ^ Coroner Records Official Website 2014年7月3日閲覧。
  11. ^ a b “世界を驚愕させるエクストリーム・メタル・バンドGYZE(ギゼ)、鮮烈に日本デビュー”. BARKS. (2014年7月7日). https://www.barks.jp/news/?id=1000105346 2014年10月16日閲覧。 
  12. ^ a b c “GYZE 待望の日本盤リリース!!! そしてレコ発ツアーが決定!!!”. metallization.jp. (2014年7月8日). http://www.metallization.jp/news/27 2014年10月16日閲覧。 
  13. ^ BURRN! 2013年10月号(シンコーミュージック・エンタテイメント)97p
  14. ^ GYZE LIVE IN KOREA!! Ryoji Blog 2014年3月28日
  15. ^ GYZE Official Facebook 2014年7月3日閲覧。
  16. ^ Evolution Music公式ページ, GYZEデビュー/Fascinating Violenceリリース発表t”. 2014年9月14日閲覧。
  17. ^ Evolution Music 公式Facebookページ, Fascinating Violence”. 2014年9月16日閲覧。
  18. ^ Magnum (台湾) 公式ウェブサイト, GYZEプロフィール”. 2014年10月10日閲覧。
  19. ^ http://howling-bull.co.jp/wp/?page_id=13&ARTISTNAME=GYZE
  20. ^ http://gekirock.com/news/2014/11/gyze_roppongi_your-price-system.php
  21. ^ [2] 2017年3月3日閲覧。
  22. ^ ついにGYZE, 3rdアルバム発表! 2017年1月14日閲覧。
  23. ^ GYZE Official Website 2018年4月4日閲覧。
  24. ^ a b Ryoji Shinomoto (2018年12月5日). “GYZEよりお伝えしたいことがあります”. GYZE Official Facebook. 2019年5月18日閲覧。
  25. ^ a b c d 新体制となったGYZE、7月10日にニュー・アルバム『ASIAN CHAOS』リリース決定!アルバムからの先行シングルは6月7日に全世界同時配信!!!”. GYZE Official Website (2019年5月10日). 2019年5月18日閲覧。
  26. ^ a b c 新体制となったGYZE、7月10日にニュー・アルバム『ASIAN CHAOS』リリース決定!”. GYZE Official Facebook (2019年5月10日). 2019年5月18日閲覧。
  27. ^ a b https://twitter.com/OFFICIAL_GYZE/status/1344669070906413058 (2021年1月1日)Gyze Official Twitter 2021年2月6日閲覧。
  28. ^ RYOJI SPECIAL INTERVIEW(後編) JACKSON JAPAN公式 2022年7月22日 2022年7月26日 閲覧
  29. ^ GYZEがアーティスト名をRYUJINに昇格、トリヴィアムのマットが5thアルバムをプロデュース YOUNG GUITAR公式サイト 2023年2月1日 同日閲覧

関連項目

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外部リンク

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