Socket A

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Socket A / 462
ソケット形式 PGA-ZIF
チップ形状 CPGA(Ceramic Pin Grid Array)
OPGA(Organic Pin Grid Array)
接点数(ピン数) 453ピン
FSBプロトコル EV6
FSB周波数 100, 133, 166, 200MHz
ダブルデータレートバスにより、
FSB200, FSB266, FSB333, FSB400と同等
電圧範囲 1.0〜2.05V
採用プロセッサ AMD Athlon (650〜1400MHz)
AMD Athlon XP (1500+〜3200+)
AMD Duron (600〜1800MHz)
AMD Sempron (2000+〜3300+)
AMD Athlon MP (1000MHz〜3000+)
AMD Geode NX (667〜2200MHz)

この記事はCPUソケットシリーズの一部です

Socket A(またはSocket 462)は、Athlon ThunderbirdからAthlon XP/MP 3200+までと、DuronSempronを含む低価格プロセッサで使用される、AMDのプロセッサ用のCPUソケットである。Socket AはGeode NXモバイルAthlon XP-Mがベース)もサポートしている。Socket Aは453ピンのZero Insertion Force(ZIF) Pin Grid Array(PGA)である。(Socket 370 CPUの誤挿入を防ぐため、9箇所が塞がれているので、462と呼ばれる。)フロントサイドバスのクロックはAMD Athlon XPとSempronに対しては133MHz, 166MHz, 200MHzをサポートしている。

AMDはSocket AのCPUクーラーの重量が300グラムを超えないことを推奨している。重いクーラーは、システムが正しく取り扱われないときにダイを破損する恐れがある。

Socket Aは、Geode NXプロセッサで利用される場合を除いて製造中止となった。

仕様[編集]

最初に初期のチップセットが100MHzのFSBで始まり、より速いFSBに徐々に対応した。ソケットは変わらずピンコンパチであったが、クロック、タイミング、BIOS、電圧の問題のため、古いチップセットと新しいプロセッサの間に互換性の制限が生じた。