TAMA (ゲーム)
ジャンル |
パズルゲーム 3D玉転がしゲーム |
---|---|
対応機種 |
セガサターン (SS) 対応機種一覧
|
開発元 | タイムワーナー |
発売元 | タイムワーナー |
デザイナー |
天内潤 吉岡瑞穂 |
プログラマー | 山本修 |
音楽 | 横山賢司 |
美術 |
根本健一 岡野道生 横瀬さとみ 川端康子 |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM |
発売日 |
1994年11月22日 |
その他 | 型式:T-4801G |
『TAMA』 (たま)は、1994年11月22日に日本のタイムワーナーインタラクティブから発売された、セガサターン用パズルゲーム。
セガサターン用ローンチタイトルの1作品であり、コントローラーによって迷路盤を傾け、主人公である「たま」を転がしてゴールに導く3D玉転がしゲームとなっている。開発は同社が行い、企画はゲームギア用ソフト『マジカルパズル ポピルズ』(1991年)を手掛けた天内潤、音楽はメガドライブ用ソフト『ヴイ・ファイヴ』(1994年)を手掛けた横山賢司が担当している。
同年12月3日にはPlayStation用ソフトとしても発売され、両機共にローンチタイトルとなった。
ゲーム内容
[編集]「悪だま」によって破壊された世界を舞台に、森や岩山などの迷路を抜けて「悪だま」が存在する最上階を目指すという内容。本作では主人公の「たま」は直接操作できず、フィールド全体を回転および傾斜させて「たま」をゴールに導くシステムとなっている。
パズルゲームという地味なジャンルながら、本作のような本格的な3Dパズルゲームは高度な物理演算とテクスチャマッピングが必要なため、いわゆる「次世代機」によってはじめて可能になったものである。
他機種版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | TAMA | 1994年12月3日 |
PlayStation | タイムワーナー | タイムワーナー | CD-ROM | SLPS-00003 |
スタッフ
[編集]- プロジェクト・リーダー:天内潤
- 企画:天内潤、吉岡瑞穂
- グラフィック・デザイナー:根本健一、岡野道生、横瀬さとみ、川端康子
- メイン・プログラマー:山本修
- プログラマー:むらおかたかゆき
- サウンド・デザイナー:横山賢司
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
- セガサターン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・4・5・6の合計21点(満40点)[2]、『SATURN FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、19.3点(満30点)となった[4]。また、セガの前世代機であるメガドライブにて多くの傑作をリリースした有力サードパーティーの作品ではあったが、『セガサターンマガジン』による総合的な評価は低いものとなった。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.2 | 3.1 | 3.1 | 3.0 | 3.1 | 3.7 | 19.3 |
- PlayStation版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・4・5・5の合計20点(満40点)[3]、『PlayStation Magazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、16.0点(満30点)となった[5]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 2.6 | 2.8 | 2.3 | 2.6 | 2.5 | 3.3 | 16.0 |
脚注
[編集]- ^ a b “Tama: Adventurous Ball in Giddy Labyrinth for SEGA Saturn (1994)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2021年6月19日閲覧。
- ^ a b “TAMA (タマ) まとめ [セガサターン]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年6月19日閲覧。
- ^ a b “TAMA まとめ [PS]”. ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2021年6月19日閲覧。
- ^ a b 超絶 大技林 1998, p. 748.
- ^ a b 超絶 大技林 1998, p. 995.
参考文献
[編集]- 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、748, 995頁、ASIN B00J16900U。