THE SHOWMAN
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THE SHOWMAN | |
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ジャンル | 少年漫画、体操 |
漫画 | |
作者 | 菊田洋之 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 週刊少年サンデーS サンデーうぇぶり |
レーベル | 少年サンデーコミックス |
発表期間 | 2018年2月号 - 2020年5月号(サンデーS) |
巻数 | 全5巻 |
話数 | 全27話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『THE SHOWMAN』(ザ・ショーマン)は、菊田洋之作、内村航平監修による日本の体操漫画。『週刊少年サンデーS』(小学館)にて2018年2月号から2020年5月号まで連載および小学館のウェブ漫画配信サイト『サンデーうぇぶり』にて配信された。
菊田洋之はかつて『週刊少年サンデー』(同社刊)で森末慎二(ロス五輪金メダリスト)の原作で『ガンバ!Fly high』を連載していた。内村航平はその愛読者で体操の普及のため[1]に本作の監修を担当する。
あらすじ
[編集]千葉県船橋市の無名の体操教室に通う、中学2年生の少年橘翔馬は、全国レベルでの実績がないにもかかわらず、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われる「第一回体操次世代プロジェクト」に招聘される。
そこで、過去の実績はまちまちながら、個性的な同世代の選手たちと出会い、「絶対王者」大和公平に刺激を受け、選抜試験に臨んでいく。やがて、翔馬をはじめとする7人の少年たちが選抜され、2020年東京オリンピックを目指し、体操界の『台風の目』として、日本を、そして世界を席巻していく。
登場人物
[編集]次世代プロジェクト参加者
[編集]- 橘 翔馬(たちばな しょうま)
- 物語開始時、中学2年生で、千葉県船橋市出身、母子家庭で育つ。小さな体操教室で指導を受けてきたが、全国レベルの実績はない。「次世代プロジェクト」では、基礎力の高さを見せて一次審査、最終審査を突破する。好奇心旺盛で、練習熱心。
- 飛田 尊(とびた たける)
- 物語開始時、中学2年生。日本代表の兄:悟、姉:光に続く飛田三兄弟の末っ子で、ジュニア大会では上位常連。関西弁を話し、自分自身を「天才」と呼ぶ。「次世代プロジェクト」では、高い技術力で一次審査、最終審査を突破。翔馬と相部屋になり、邪心のない翔馬に脅威を感じつつも親しくなる。
- 伊達 司(だて つかさ)
- 物語開始時、白川高校2年生。東日本大震災で妹を亡くした。夜間練習を通じて翔馬と親しくなる。基本姿勢の静的な美しさで、一次審査、最終審査を突破。檜山とは互いを認め合うライバル。
- 檜山 一磨(ひやま かずま)
- 物語開始時、高校2年生。熊本出身。物語開始前のインターハイでは種目別平行棒で優勝。伊達とは互いを認め合うライバル。動きのあるダイナミックな演技で、一次審査、最終審査を突破。
- 鬼塚 マイケル(おにつか マイケル)
- 物語開始時、高校2年生。個人総合の上位常連者で、高い身体能力を持つ。リオ五輪優勝の女子選手ジェーン・サイラスを崇拝し、彼女の演技を完全にコピーしている。一次審査、最終審査を突破。元体操選手である日本人の母と、ミュージシャンの米国人の父を持ち、米国で体操を開始したが、日本の体操への憧れから来日。愛称はマイコー。
- 堂林 幹宏(どうばやし みきひろ)
- 物語開始時、高校1年生。筋肉質な肉体を誇り、力技を得意とするが、全国レベルの実績はない。一次審査、最終審査を突破。いわゆるオネエ言葉を話し、飛田悟に憧れている。愛称はミキティ。実家は堂林財閥という大富豪で、3人の美貌の姉(こずえ、わかば、つぼみ)がいる。幼少期に姉たちに女装させられた反動で、筋肉に目覚めた。
- 潮田 凪(しおた なぎ)
- 物語開始時、高校1年生。茨城県の漁師の家庭出身。あん馬の旋回で基礎力の高さを見せ、一次審査、最終審査を突破。語尾に「っぺ」とつける、茨城県を含む関東北東部の方言を話す。
- 青山(あおやま)
- 物語開始時、高校1年生。一次審査突破者。翔馬の演技を見て、一次審査が基礎力重視であることを見抜く。高校球児の様な坊主頭が特徴。
- 渡辺(わたなべ)
- 物語開始時、高校1年生。
- 戸坂(とさか)
- 物語開始時、高校2年生。一次審査突破者。パーマをかけたリーゼントヘアが特徴。全国レベルの実績はない。
- 鰐口(わにぐち)
- 物語開始時、高校2年生。一次審査突破者。お調子者の性格。全国レベルの実績はない。
- 氷室(ひむろ)
- 物語開始時、高校生。一次審査突破者だが、翔馬や尊たちと距離を置く。
体操協会関係者
[編集]- 富岡 俊行(とみおか としゆき)
- 「第一回体操次世代プロジェクト」監督。折に触れて、情熱的なスピーチをする。
- 大和 公平(やまと こうへい)
- リオ五輪では個人総合、団体総合の金メダリスト。絶対王者(キング)として「最強にして最も美しい、世界一の体操」を体現し、少年たちの憧れと畏怖の存在として描かれる。「第一回体操次世代プロジェクト」では審査を担当。最終的に選抜された少年たちに、基礎を徹底させる。
- 単行本第1巻の帯は、大和のイラストが、監修者の内村航平の写真と同じポーズで描かれている。また、同巻末の取材記では、菊田洋之が内村を「絶対王者」と紹介している。内村自身も、(現実世界の)リオ五輪における個人総合、団体総合の金メダリストである。
その他
[編集]- 奈月 かほる(なつき かほる)
- メディアでの知名度も高い、有名な女子卓球選手。ナショナルトレーニングセンターの食堂で、翔馬や尊と親しくなり、体操に興味を持つ。
書誌情報
[編集]- 菊田洋之(作)・内村航平(監修)『THE SHOWMAN』小学館〈少年サンデーコミックス〉、全5巻
- 2018年7月18日発売[2]、ISBN 978-4-09-128260-6
- 2018年11月16日発売[3]、ISBN 978-4-09-128589-8
- 2019年3月18日発売[4]、ISBN 978-4-09-128811-0
- 2020年2月18日発売[5]、ISBN 978-4-09-129561-3
- 2020年6月18日発売[6]、ISBN 978-4-09-850084-0
脚注
[編集]- ^ 単行本第1巻収録 巻末インタビュー
- ^ “THE SHOWMAN 1”. 小学館コミック. 2018年11月17日閲覧。
- ^ “THE SHOWMAN 2”. 小学館コミック. 2018年11月17日閲覧。
- ^ “THE SHOWMAN 3”. 小学館コミック. 2019年3月18日閲覧。
- ^ “THE SHOWMAN 4”. 小学館コミック. 2020年2月18日閲覧。
- ^ “THE SHOWMAN 5”. 小学館コミック. 2020年6月18日閲覧。