THE WAVE ウェイヴ
THE WAVE ウェイヴ | |
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Die Welle | |
監督 | デニス・ガンゼル |
脚本 |
デニス・ガンゼル ペーター・トアヴァルト |
原作 |
モートン・ルー 『ザ・ウェーブ』 ウィリアム・ロン・ジョーンズ |
製作 | クリスティアン・ベッカー |
出演者 |
ユルゲン・フォーゲル フレデリック・ラウ マックス・リーメルト ジェニファー・ウルリッヒ |
音楽 | ハイコ・マイレ |
撮影 | トルステン・ブロイアー |
編集 | ウァリ・クリステン |
製作会社 | コンスタンティン・フィルム |
配給 |
コンスタンティン・フィルム アットエンタテイメント |
公開 |
2008年3月13日 2009年11月14日 |
上映時間 | 108分 |
製作国 | ドイツ |
言語 | ドイツ語 |
製作費 | €5,000,000 |
興行収入 |
$23,620,131[1] $32,350,637[1] |
『THE WAVE ウェイヴ』(原題:Die Welle)は、2008年制作のドイツのスリラー映画。監督はデニス・ガンゼル、出演はユルゲン・フォーゲルとフレデリック・ラウなど。PG12指定。
1967年にアメリカ合衆国カリフォルニア州の高校で教師のロン・ジョーンズによって行われたサードウェイブ実験を基にしたモートン・ルー(トッド・ストラッサー)の1981年の小説『ザ・ウェーブ』をドイツを舞台に翻案した作品[2][3]。ドイツ本国では240万人を動員し、2008年の興行収入第1位を記録した[4][5]。2008年度ドイツ映画賞助演男優賞受賞(フレデリック・ラウ)。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
高校教師のライナーは、授業で独裁政治について講義することになったが、ルールが特にないため、授業方法に悩む。そして考えついたのが、実際に独裁政治を行ってみるという体験授業であった。
ライナーは自らが指導者となり、規則を定めつつ集団の結束を説く。生徒たちはその実習にのめりこんでいき、ライナーに従いながら新たなアイディアや行動力を示していった。集団は「ウェイヴ」と名づけられた。
ところがライナーの意図しない範囲までウェイヴの活動は広まり、街中にロゴマークの落書きをする生徒が現れた。ウェイブの賛同者かそうでないかで差別をする者も現れた。
ライナーはウェイヴを制御できなくなりつつあることを悟り、生徒たちを集め活動の終了を宣言。みな熱が冷め解散しようとする中、これまで特に積極的にウェイヴとライナーのために行動してきた生徒が銃を取り出しクループの存続を強く迫った。ライナーの説得によりその生徒は銃を降ろしたかと思いきやそのまま自らに発砲し倒れた。
ライナーは警察に連行され、パトカーの中で頭を抱えて物語は終わる。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替。
- ライナー・ベンガー: ユルゲン・フォーゲル(梅津秀行)
- ティム: フレデリック・ラウ(津賀康輔)
- マルコ: マックス・リーメルト(西田雅一)
- カロ: ジェニファー・ウルリッヒ(大越多佳子)
- デニス: ヤコブ・マッチェンツ(大野諭司)
- アンケ・ベンガー: クリスティアーネ・パウル
- ジナン: エリヤス・エンバレク
- ボンバー: マクシミリアン・フォルマー
- リーザ: クリスティーナ・ド・レゴ
- ケヴィン: マックス・マウフ
- ファーディ: フェルディナンド・シュミット=モドロウ
- イェンス: ティム・オリヴァー・シュルツ
- モナ: アメリ・キーファー
- マルティン: デニス・ガンゼル
出典
[編集]- ^ a b “The Wave” (英語). Box Office Mojo. 2021年11月10日閲覧。
- ^ “EXCLUSIVE: Dennis Gansel Talks The Wave and We Are the Night” (英語). MovieWeb. (2011年6月8日) 2013年6月21日閲覧。
- ^ Catsoulis, Jeannette (2011年5月27日). “'The Wave' - Review” (英語). The New York Times. オリジナルの2011年6月3日時点におけるアーカイブ。 2021年11月9日閲覧。
- ^ film-dienst Nr. 6/2008, S. 5, von Mike Beilfuß: Die Welle
- ^ “ドイツ全土を席巻!『THE WAVE ウェイヴ』実際に起きた事件をもとに映画化”. CINEMATOPICS. (2009年10月23日) 2021年11月9日閲覧。