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TURBΦ (キックボクサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TURBΦから転送)
TURBΦ
(ターボ)
基本情報
本名 長塚 崇(ながつか たかし)
階級 スーパーフェザー級WMAF
身長 170cm
体重 63kg
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1980-12-05) 1980年12月5日(44歳)
出身地 茨城県水海道市(現・常総市
スタイル キックボクシング
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TURBΦ(ターボ、1980年12月5日 - )は、日本男性キックボクサー。本名は長塚 崇(ながつか たかし)。茨城県水海道市(現・常総市)出身。初代WMAF世界スーパーフェザー級王者。かつてはTURBOというリングネームを使っていた。本人はムエタイの頂点を目指すつもりはないと言っている。[要出典]

来歴

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幼少期

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キックボクシングを始める前は、中学でサッカーを3年間、高校で陸上競技を1年間のスポーツ経験しかなかった。

プロデビュー

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1999年の冬にTEAM O.Jに加入。高校卒業の直前だった。TEAM O.Jは、元キックボクサーの青木弘行が1998年に主宰した練習チームである。グローブ空手でアマチュアのキャリアを積み、入会後1年半でアジア太平洋キックボクシング連盟(APKF)でプロデビューする。この時は本名だった。デビュー戦は、2000年10月15日に神奈川県横浜平沼記念体育館のAPKF・K-U合同興行「THE SUPER KICK M-116 〜育成シリーズ〜」で行われ、山上雅智(K-Uフライ級)と対戦。3R判定3-0で、デビュー戦を白星で飾った。2001年1月26日の2戦目からリングネームを「TURBO」に変更した[1]

2001年10月13日、東京・後楽園ホールで行われた日本キックボクシング連盟(NKF)主催「2001激動シリーズ」の、「NKB統一ランキング決定トーナメント」のフェザー級予選1回戦に出場。この時、トーナメントの優勝は頭に無く、憧れだった楠本勝也と対戦することが目標だった。児玉正暁(日本キックボクシング連盟フェザー級)と対戦し、5R判定2-0で勝利した。ポイントが1点差という薄氷の勝利だった。12月2日にNKF主催「2001激動シリーズ」で行われたNKBフェザー級トーナメント2回戦で松本浩幸と対戦。5R判定3-0で勝利した。

2002年2月23日、NKF主催「2002破壊シリーズ」で行われたNKBフェザー級トーナメント3回戦で楠本勝也(NJKF同級1位)と対戦。5RにTURBOの縦肘が楠本の頭部に当たり流血。それを機にTURBOはラッシュをしかけ5Rをものにした。5Rを優勢に進めたことが評価され、5R3-0(全員1ポイント差)で勝利した。7月21日にAPKF主催の興行に凱旋。NKBフェザー級トーナメント準決勝で伊藤陽二を5R判定3-0で下した。1R終盤に伊藤の右フックでダウンを奪われるが、2Rに右ストレートでダウンを奪い返した。9月8日にニュージャパンキックボクシング連盟主催「DREAM RUSH 6」のNKBフェザー級トーナメント決勝戦に出場。桜井洋平と対戦。1R終了間際に桜井の右ハイキックでダウンを奪われる。その後決定打を掴めず、5R判定0-3(全員3点差)で敗れた。プロ10戦目での初黒星となった。

日本王座獲得

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2003年11月23日、東京・ディファ有明で行われたAPKF主催「THE SUPER KICK M-126」のNKBフェザー級王者決定戦に出場。TURBOは同級1位ランクされており、難波博志(同級5位)と対戦。5R判定3-0で勝利し、第2代NKBフェザー級王者になった。点差が3、4点という大差の勝利だった。

2004年7月19日、東京・ディファ有明で行われたAPKF主催「THE SUPER KICK M-128」に出場。馳大輔(同級6位)を5R判定3-0で下した。試合後、他団体の強豪たちと戦いたいという理由から、王座返上とNKBからの戦線離脱を表明した[2]。これを機に、リングネームを「TURBΦ」に変更した。NKB離脱については、自身の所属するTeam O.Jの会長・青木弘行、APKFの理事長・南樹三生に事前に相談し了承を得ていた。所属は、知り合いだったHAYATOの所属する「FUTURE_TRIBE」と、TURBOが練習を行う「TEAM O.J」を合わせた、「FUTURE_TRIBE ver. O.J」となった。HAYATOとの接点もあり、主戦場をIKUSAに移した。

2005年6月、石川直生にKO負け。2005年12月、前田尚紀に判定負け。2006年4月、菊地剛介に判定負け。

2006年7月22日、NJKF主催「キックボクシング 真王杯 55kg・60kg オープントーナメント(ADVANCE VII 〜前進〜)」の1回戦に出場。桜井洋平(NJKFライト級王者)と再戦。1Rに桜井の左フックを受けダウンを喫すると、さらに右肘打ちによる額のカットでドクターストップがかかり、1R1:19TKOで敗退。リベンジに失敗した。ドクターチェック中の桜井側のセコンドがリング内に侵入したため、桜井に減点1が与えられた。

世界王座獲得

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2007年5月13日、東京のディファ有明で行われたマーシャルアーツ日本キックボクシング連盟主催「BREAKDOWN 4」のWMAF世界スーパーフェザー級初代王者決定戦に出場。アトム山田(日本/MA日本スーパーフェザー級王者)と対戦し、左肘打ちで左まぶたをカットし、ドクターストップによる2R1:54TKOで勝利した。自身初の世界王座を獲得した。

2007年6月17日、東京のディファ有明で行われた「INNER WARP presents R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT '07」に出場。1回戦で大嶋茂樹を左ハイキックで1R2:12KOで下し、準決勝でオノリュウと対戦。2Rに右フックで最初のダウンを奪うと、3Rに左ハイキックで2度目のダウンを奪い3R判定3-0で勝利し、決勝戦で末広智明と対戦。2Rに右ストレートでダウンを奪い、3R判定3-0で優勝した。世界チャンピオン誕生祝賀会で開催されたチャリティーオークション売上金より、翌6月26日に守谷市に対し、福祉のため、15万円の寄付[3]、未明につくばみらい市にも福祉のための寄付を行った[4]

2008年4月29日、MA日本主催「BREAK THROUGH-3 〜突破口〜」のWMAF世界スーパーフェザー級タイトルマッチで久保優太(日本/挑戦者)と対戦し、5R判定1-1で引き分けになり、初防衛に成功した。

2008年7月27日、NJKFスーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝で中須賀芳徳と対戦予定であったが、靭帯断裂により欠場した[5]

2008年12月21日、MA日本主催「BREAK THROUGH-8 〜突破口〜」のWMAF世界スーパーフェザー級タイトルマッチで"狂拳"竹内裕二(日本/挑戦者)と対戦し、5R判定0-2で敗北。2度目の防衛に失敗した。

2009年1月18日、ムエローク Japan 2009でウティデート・ルークプラバートと対戦予定であったが[6]、欠場となった[7]

2009年7月26日、RISE60kg級タイトルマッチで王者板橋寛と対戦し、判定負けで王座獲得ならず。

2009年8月14日、Krushライト級グランプリ2009に出場。1回戦で石川直生と対戦し、右ハイキックでKO負け。

2010年7月31日、RISE 68で吉本光志と対戦し、右ショートストレートでKO負けを喫した[8]

2010年9月26日、WBCムエタイルール日本統一スーパーフェザー級王座決定戦で中須賀芳徳と対戦し、1-2の判定負けで王座獲得ならず[9]

2010年12月12日の「Krush初代王座決定トーナメント 〜Round.1〜」で開幕した60kgトーナメントに出場予定であったが、腎盂腎炎により欠場となった[10]

2011年2月5日、谷山ジム主催「ビッグバン・統一への道 其の四」で秋元皓貴と対戦し、右跳び膝蹴りによるKO負けを喫した[11]

2011年8月14日、「Krush.11」で元J-NETWORKライト級暫定王者青津潤平と対戦し延長Rの末1-2の判定負けを喫した。

戦績

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プロキックボクシング

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キックボクシング 戦績
46 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
27 6 21 0 2 0
17 6 11 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 青津潤平 延長R終了 判定1-2 Krush.11 2011年8月14日
× 秋元皓貴 2R 1:05 KO(右跳び膝蹴り) 谷山ジム「ビッグバン・統一への道 其の四」 2011年2月5日
× 中須賀芳徳 5R終了 判定1-2 The Path to the World Champion WBCムエタイ世界王者への道
【WBCムエタイルール日本統一スーパーフェザー級王座決定戦】
2010年9月26日
× 吉本光志 2R 2:54 KO(右ストレート) RISE 68 2010年7月31日
前田尚紀 5R 2:41 TKO(ドクターストップ:カット) M-1 RAJA BOXING SINGHA BEER ムエタイチャレンジ「NAI KANOMTOM vol.2」 2010年6月6日
リョウ・ペガサス 3R終了 判定3-0 RISE 63 2010年4月7日
× 小宮山工介 3R終了 判定0-3 RISE 60 2009年11月22日
× 石川直生 3R 2:45 KO(右ハイキック) Krushライト級グランプリ2009 〜開幕戦 Round.2〜【1回戦】 2009年8月14日
× 板橋寛 5R終了 判定1-2 RISE 57
【RISE60kg級タイトルマッチ】
2009年7月26日
中村敏射 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. 53 2009年3月29日
× "狂拳"竹内裕二 5R終了 判定0-2 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟
「BREAK THROUGH-8 〜突破口〜」
【WMAF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ】
2008年12月21日
裕樹 3R+延長1R終了 判定3-0 R.I.S.E. 51 2008年11月30日
久保優太 5R終了 判定1-1 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「BREAK THROUGH-3 〜突破口〜」
【WMAF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ】
2008年4月29日
マキ・デントラニー 3R+延長R終了 判定3-0 マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「BREAK THROUGH-2 〜突破口〜」 2008年3月14日
× カノンスック・ウィラサクレック 2R 1:02 KO(左ハイキック) M-1 日タイ修好120周年記念イベント 120th ANNIVERSARY OF JAPAN-THAILAND 〜MUAY THAI HEARTY SMILES〜 2007年9月24日
末広智明 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT '07
【決勝】
2007年6月17日
オノリュウ 3R終了 判定3-0 R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT '07
【準決勝】
2007年6月17日
大嶋茂樹 1R 2:12 KO(左ハイキック) R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT '07
【1回戦】
2007年6月17日
アトム山田 2R 1:54 TKO(ドクターストップ:左瞼カット) マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟「BREAKDOWN(打破)4」
【WMAF世界スーパーフェザー級王座決定戦】
2007年5月13日
× 大宮司進 5R終了 判定0-2 M-1 FAIRTEX SINGHA BEER ムエタイチャレンジ「BATTLES OF FATE 2007」
【M-1スーパフェザー級王座決定戦】
2007年3月4日
× 上松大輔 3R終了 判定0-3 J-NETWORK「MACH GO! GO! '06 〜フライ級最強決定トーナメント準決勝〜
&喧嘩火山再爆発 〜THE REMATCH 寒川×我龍〜」
2006年11月22日
× 桜井洋平 1R 1:19 TKO(ドクターストップ:額カット) ニュージャパンキックボクシング連盟
真王杯 55kg・60kg オープントーナメント(ADVANCE VII 〜前進〜)
【真王杯 60kg級 1回戦】
2006年7月22日
× 菊地剛介 5R終了 判定0-3 新日本キックボクシング協会「TITANS 3rd」 2006年4月28日
大高一郎 3R+延長R終了 判定2-1 J-NETWORK「GO! GO! J-NET '06 〜Highway Star〜」 2006年3月3日
× 前田尚紀 3R終了 判定0-3 全日本キックボクシング連盟「Fujiwara Festival 〜藤原祭り2005〜」
【全日本スーパーフェザー級王座決定トーナメント 準決勝】
2005年12月5日
大宮司進 3R終了 判定3-0 IKUSA GP <-U60 SUPERSTAR☆Z> TOURNAMENT 〜FINAL STAGE
【リザーブマッチ】
2005年9月19日
× 石川直生 3R 1:16 KO(2ノックダウン:右ストレート) IKUSA GP -U60 SUPERSTAR☆Z TOURNAMENT -Opening Stage-
【IKUSA -U60 GP 1回戦】
2005年6月18日
中西一覚 3R終了 判定3-0 IKUSA YGZ04 -BIRD-BASE-
【IKUSA GP JUDGEMENT GAME】
2005年3月12日
大高一郎 5R終了 判定3-0 J-NETWORK「GO! GO! J-NET '05 〜volcano〜」 2005年1月21日
駿太 3R終了 判定3-0 FUTURE FIGHTER IKUSA 6 〜宙(SORA)〜GANGSTAR☆Z@Velfarre 2004年11月28日
馳大輔 5R終了 判定3-0 アジア太平洋キックボクシング連盟「THE SUPER KICK M-128」 2004年7月19日
松本浩幸 2R 2:33 KO(左ハイキック) アジア太平洋キックボクシング連盟「THE SUPER KICK M-127」
【NKBフェザー級タイトルマッチ】
2004年3月27日
難波博志 5R終了 判定3-0 アジア太平洋キックボクシング連盟「THE SUPER KICK M-126 頂上シリーズ」
【NKBフェザー級王者決定戦】
2003年11月23日
× デンチャイ富士 5R終了 判定0-3 アジア太平洋キックボクシング連盟「THE SUPER KICK M-125 頂上シリーズ」 2003年7月27日
岩井伸洋 5R終了 判定3-0 アジア太平洋キックボクシング連盟「THE SUPER KICK M-124 頂上シリーズ」 2003年3月30日
トースー・ナ・ノンタチャイ 判定 不明 2002年11月
× 桜井洋平 5R終了 判定0-3 ニュージャパンキックボクシング連盟「DREAM RUSH 6」
【NKB統―トーナメント フェザー級王者決定戦】
2002年9月8日
伊藤陽二 5R終了 判定3-0 アジア太平洋キックボクシング連盟「THE SUPER KICK M-121」
【NKB統一トーナメント フェザー級 準決勝】
2002年7月21日
楠本勝也 5R終了 判定3-0 日本キックボクシング連盟「2002破壊シリーズ」
【NKB統一トーナメント フェザー級 3回戦】
2002年2月23日
松本浩幸 5R終了 判定3-0 日本キックボクシング連盟「2001激動シリーズ」
【NKB統一トーナメント フェザー級 予選 2回戦】
2001年12月2日
児玉正暁 5R終了 判定2-0 日本キックボクシング連盟「2001激動シリーズ」
【NKB統一トーナメント フェザー級 予選 1回戦】
2001年10月13日
中岡秀夫 5R終了 判定3-0 アジア太平洋キックボクシング連盟「THE SUPER KICK M-118 躍動シリーズ」 2001年7月15日
道中克明 3R 1:23 KO 日本キックボクシング連盟「2001激動シリーズ」 2001年4月28日
千倉正 1R 1:09 KO アジア太平洋キックボクシング連盟・K-U「THE SUPER KICK M-117 躍動シリーズ」 2001年3月25日
獅子丸修平 3R終了 判定3-0 ニュージャパンキックボクシング連盟「CHALLENGE TO MUAI-THAI 1」 2001年1月26日
山上雅智 3R終了 判定3-0 アジア太平洋キックボクシング連盟・K-U「THE SUPER KICK M-116 育成シリーズ」 2000年10月15日

アマチュアキックボクシング

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2戦

エキシビションマッチ

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勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
山口元気 2分2R 生ゴン1000回記念 サムライ祭り&SAEKI祭り2
【IKUSA presents SUPER-EX キックルール】
2005年1月9日

獲得タイトル

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脚注

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参考出典

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関連項目

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外部リンク

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前王者
桜井洋平
第2代NKBフェザー級王者

2003年11月23日 - 2004年7月19日(返上)

次王者
松本浩幸
前王者
WMAFは1998年に設立
初代WMAF世界スーパーフェザー級王者

2007年5月13日 - 2008年12月21日

次王者
"狂拳"竹内裕二
前優勝者
水谷秀樹
R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT '07優勝
2007年6月17日
次優勝者
最終大会