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ディス・エンディング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
The Plagueから転送)
ディス・エンディング
This Ending
別名 ア・キャノラス・カルテット
(A Canorous Quartet) (1991-1993)
ア・キャノラス・クインテット
(A Canorous Quintet) (1993-1998)
ザ・プレイグ (The Plague) (2005-2006)
出身地  スウェーデン
ストックホルム県 ストックホルム
ジャンル メロディックデスメタル
活動期間 1991年 - 1998年
2005年 -
レーベル カオス・レコード
ノー・ファッション・レコード
メタル・ブレイド・レコーズ
アポスタシー・レコード
公式サイト Official Facebook
メンバー
  • モールテン・ハンセン (ボーカル)
  • リーヌス・ニールブラント (ギター)
  • アンドレアス・モレーン (ギター)
  • リーヌス・ペッテション (ベース)
  • ペーテル・ナジ (ドラムス)
旧メンバー
  • マティアス・エーリン (ギター)
  • レオ・ピグノン (ギター)
  • イェスパー・ロフグレン (ベース)
  • マティアス・プットネン (ドラムス)
  • フレドリック・アンデション (ドラムス)

ディス・エンディング (This Ending)は、スウェーデンストックホルムメロディックデスメタルバンド。過去には、ア・キャノラス・カルテット (A Canorous Quartet、1991-1993)、ア・キャノラス・クインテット (A Canorous Quintet、1993-1998)、ザ・プレイグ (The Plague、2005-2006)といったバンド名で活動していた。なお、2016年にア・キャノラス・クインテットがディス・エンディングとは別バンドとして再結成されている

略歴

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1991年に結成[1]。結成時に中心となったのは、フレドリック・アンデション (G)、モールテン・ハンセン (Vo)とリーヌス・ニールブラント (G)の3名[注釈 1][1]。当初は、四人組だったことからア・キャノラス・カルテット (A Canorous Quartet)というバンド名だった。1993年までにバンドメンバー変更が行われ、五人組となり、バンド名をア・キャノラス・クインテット (A Canorous Quintet)へと変更する。1993年に1stデモ『The Time of Autumn』をリリース。この時のメンバーは、フレドリック・アンデション (Ds)、モールテン・ハンセン (Vo)、リーヌス・ニールブラント (G)、リーヌス・ペッテション (B)、マティアス・エーリン (G)の5名[2]。その後、リーヌス・ペッテションが脱退しイェスパー・ロフグレン (B)が、マティアス・エーリンが脱退しレオ・ピグノン (G)が加入。このバンドメンバー変更でバンドメンバーが固定化される。1994年に1stEP『As Tears』をカオス・レコードからリリース。スウェーデンのノー・ファッション・レコードと契約し、1996年に1stアルバム『Silence of the World Beyond』、1998年に『The Only Pure Hate』をリリースした[1]。この活動の中で、アット・ザ・ゲイツディセクションヒポクリシーエッジ・オブ・サニティと同じステージに立ったこともあった[1]。同年に活動を休止する(事実上の解散)。メンバーはそれぞれ別のバンドで活動するようになる。特にリーヌス・ニールブラント、イェスパー・ロフグレン、フレドリック・アンデションの3名はガイダンス・オブ・シンというメロディックデスメタルバンドで活動を継続した[1]。また、フレドリックはアモン・アマースに加入し、活動を続けることとなった[1]。レオ・ピグノンはNiden div. 187というブラックメタルバンドで活動を続け、モールテン・ハンセンは、オクトーバー・タイドシンズ・オブ・オミッションなどで活動した[1]

2004年にフレドリック・アンデションが Curriculum Mortisという名前の下、5曲のデモを録音した[1]。2004年から2005年にかけての冬に、解散時のメンバー達で新しいアイデアをこれらに組み入れたりするようなり、2005年初めに再結成[1]。再結成後のバンド名は、ザ・プレイグ (The Plague)。春から夏にかけて13曲の楽曲が作成され、その中から3曲が選ばれてデモ『Let the World Burn』を作成した[1]2006年メタル・ブレイド・レコーズと契約[1]。バンド名を、ディス・エンディング (This Ending)に変更する[1]。同年、『Inside the Machine』をリリースし、ディス・エンディングの初音源がリリースされた。2009年には『Dead Harvest』をリリースした。2ndアルバムリリース後、メタル・ブレイド・レコーズを離脱している。また1994年からベーシストを務めていたイェスパー・ロフグレンが脱退。ベースをリーヌス・ニールブラントが担当するようになった。2012年にデジタルシングル『Systematic Worship』をリリースした。デジタルシングルリリース後、ギタリストの1人、レオ・ピグノンが脱退し、初期にベーシストとして参加していたリーヌス・ペッテション (B)が加入した。2016年にアポスタシー・レコードと契約[3]2016年4月、3rdアルバム『Garden of Death』をリリース。5月はじめに、エターナル・オースなどで活動するペーテル・ナジ (G)が加入した[4]

2020年8月に、長らくドラマーを務めたフレドリック・アンデション (Ds)が脱退[5]。後任は加入せず、ギタリストのペーテル・ナジがドラマーに転向し、4人組として活動を継続することが発表された[6]。なお、ペーテル・ナジはモルク・グリーニング等でドラマーとしての活動歴があった。その後、約2年半はシングルギター体制であったが、2023年2月にメンバーの友人でもあるアンドレアス・モレーン (G)が加入した[7]

また、ア・キャノラス・クインテット名義で2012年にEP『Reflections of the Mirror』がテンプル・オブ・ダークネス・レコードからリリースされ、サイクロン・エンパイアからア・キャノラス・クインテット時代の音源のコンピレーションアルバム『The Quintessence』がリリースされている。さらに、2016年には、ア・キャノラス・クインテットがディス・エンディングとは別バンドとして再結成され、2017年3月中旬のライヴに参加することが発表された[8]

再結成後のア・キャノラス・クインテットについては、#ア・キャノラス・クインテット (2016 - )を参照。

メンバー

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現メンバー

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  • モールテン・ハンセン (Mårten Hansen) - ボーカル
シンズ・オブ・オミッションオクトーバー・タイドでも活動。
  • リーヌス・ニールブラント (Linus Nirbrant) - ギター
ガイダンス・オブ・シンでも活動。
  • アンドレアス・モレーン (Andreas Morén) - ギター
ブリーディング・ユートピアなどでも活動。
  • リーヌス・ペッテション (Linus Petterson) - ベース
  • ペーテル・ナジ (Peter Nagy) - ドラムス
2016年に加入してから2020年8月にフレドリック・アンデションが脱退するまではギタリストだったが、アンデション脱退後にドラマーに転向した。
エターナル・オースモルク・グリーニングなどで活動。

旧メンバー

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  • マティアス・エーリン (Matthias Ehlin) - ギター
Siebenbürgenなどでも活動。
  • レオ・ピグノン (Leo Pignon) - ギター
Niden Div. 187、Curriculum Mortisでも活動。
  • イェスパー・ロフグレン (Jesper Löfgren) - ベース
ガイダンス・オブ・シンでも活動。
  • マティアス・プットネン (Mattias Puttonen) - ドラムス
  • フレドリック・アンデション (Fredrik Andersson) - ドラムス
ア・キャノラス・カルテット期のみギターを担当。ア・キャノラス・クインテットに改名する頃にドラムスに転向している。
アモン・アマースガイダンス・オブ・シン、Curriculum Mortisでも活動。
マーダックで活動していたドラマーや、ザ・ダスクフォール及びヘルトレインで活動するドラマーは其々同姓同名の別人。

ディスコグラフィー

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  • Inside the Machine (2006)
  • Dead Harvest (2009)
  • Systematic Worship (EP) (2012)
  • Garden of Death (2016)
ザ・プレイグ名義
  • Let the World Burn (Demo) (2006)
ア・キャノラス・クインテット名義
  • The Time of Autumn (Demo) (1993)
  • As Tears (EP) (1995)
  • Silence of the World Beyond (1996)
  • The Only Pure Hate (1998)
  • Reflections of the Mirror (EP) (2012)
  • The Quintessence (Compilation) (2013)

ア・キャノラス・クインテット (2016 - )

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ア・キャノラス・クインテット
A Canorous Quintet
出身地  スウェーデン
ストックホルム県 ストックホルム
ジャンル メロディックデスメタル
活動期間 2016年 -
レーベル ブラック・ロッジ・レコード
公式サイト Official Facebook
メンバー
  • モールテン・ハンセン (ボーカル)
  • リーヌス・ニールブラント (ギター)
  • ペーテル・ナジ (ギター)
  • リーヌス・ペッテション (ベース)
  • フレドリック・アンデション (ドラムス)

ア・キャノラス・クインテット (A Canorous Quintetg)は、スウェーデンストックホルムメロディックデスメタルバンド。元々、ア・キャノラス・カルテット (A Canorous Quartet)として1991年に結成され、1993年にア・キャノラス・クインテットに改名し、1998年に活動休止(事実上の解散)した。その後、2005年にザ・プレイグ (The Plague)といったバンド名で再結成し、2006年ディス・エンディング (This Ending)に改名し活動を続けている。その中で、2016年にディス・エンディングとは別バンドとしてア・キャノラス・クインテットが再結成された。本項では2016年に再結成された後のア・キャノラス・クインテットについて記述する。

略歴

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2016年には、ア・キャノラス・クインテットがディス・エンディングとは別バンドとして再結成され、2017年3月中旬のライヴに参加することが発表された[8]。ア・キャノラス・クインテットというバンドとしてステージに立つのは、18年ぶりのことであった[8]。なおバンドメンバーは、当時のディス・エンディングのメンバーと同じであり、ペーテル・ナジを除く4人がかつてア・キャノラス・クインテットに在籍経験があった。2018年にリレコーディング・アルバム『The Only Pure Hate MMXVIII』をリリースした。

メンバー

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  • モールテン・ハンセン (Mårten Hansen) - ボーカル
  • リーヌス・ニールブラント (Linus Nirbrant) - ギター
  • ペーテル・ナジ (Peter Nagy) - ギター
  • リーヌス・ペッテション (Linus Petterson) - ベース
  • フレドリック・アンデション (Fredrik Andersson) - ドラムス

ディスコグラフィ

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  • Alive from the World Beyond (Live) (2018)
  • The Only Pure Hate MMXVIII (2018)

注釈

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  1. ^ ただし、リーヌスの加入は1993年であり、初期メンバーをモールテン・ハンセン (Vo)、フレドリック・アンデション (G)、リーヌス・ペッテション (B)、マティアス・プットネン (Ds)の4人とする場合もある。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l https://www.facebook.com/ThisEnding/info 2014年8月4日閲覧。
  2. ^ http://www.metal-archives.com/albums/A_Canorous_Quintet/The_Time_of_Autumn/74378 2014年8月4日閲覧。
  3. ^ https://www.facebook.com/ThisEnding/posts/1078161948890141 2016年2月11日閲覧。
  4. ^ Former AMON AMARTH Drummer's THIS ENDING Announces New Guitarist 2017年1月15日閲覧。
  5. ^ Fredrik Andersson leaves This Ending”. This Ending Official Facebook (2020年8月5日). 2020年10月17日閲覧。
  6. ^ Big News!”. This Ending Official Facebook (2020年8月5日). 2020年10月17日閲覧。
  7. ^ This Ending's line up is complete”. This Ending Official Facebook (2023年2月4日). 2023年8月27日閲覧。
  8. ^ a b c 18 years have passed... A Canorous Quintet Official Facebook 2017年1月15日閲覧。

外部リンク

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