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ワーナーメディア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Time Warnerから転送)
ワーナーメディア
Warner Media, LLC
商号
WarnerMedia
以前の社名
  • タイム・ワーナー(Time Warner)
    (1990–1992; 2003–2018)
  • タイム・ワーナー・エンターテインメント(Time Warner Entertainment)
    (1992–2001)
  • AOLタイム・ワーナー(AOL Time Warner)
    (2001–2003)
元の種類
子会社
業種 マスメディア
娯楽
その後 スピンオフ制度を活用して、ディスカバリーと合併
前身
後継 ワーナー・ブラザース・ディスカバリー
設立 1972年2月10日 (52年前) (1972-02-10)
創業者
解散 2022年4月8日 (2年前) (2022-04-08)
本社 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨーク 30 ハドソン・ヤード
事業地域
世界中
主要人物
  • ジェイソン・キラール(CEO
  • アンディ・フォーセル(オペレーション責任者、運営)
  • アン・サーノフ(会長兼CEO、スタジオ&ネットワーク; 会長兼CEO、ワーナー・ブラザース)
  • マイケル・バス、エイミー・エンテリス、ケン・ジョーツ(CNN暫定共同代表)
  • ゲルハルト・ツァイラー(CRO; 会長、インターナショナル)
  • トニー・ゴンサルベス(社長; コマーシャル担当兼CEO、オッター・メディア)
ブランド
売上高 増加 US$35.63 billion (2021)
営業利益
減少 US$7.24 billion (2021)
従業員数
25,600 (2015年) ウィキデータを編集
親会社
  • 独立(1972年 - 2018年)
  • AT&T(2018年 - 2022年)
部門
  • ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク
  • ワーナーメディア・ニュース&スポーツ
  • ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション
  • ワーナーメディア・ダイレクト
  • ワーナーメディア・インターナショナル
ウェブサイト www.warnermedia.com/us
脚注 / 出典
[1][2][3][4][5]

ワーナーメディアWarner Media, LLC)は、かつてのアメリカ合衆国の多国籍マスメディア・エンターテイメント複合企業。ニューヨークの30 ハドソン・ヤードに本社を置いていた。

1990年に タイムとワーナー・コミュニケーションズの合併によりタイム・ワーナー(Time Warner)として設立された。2022年にディスカバリーと合併し、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとなった。

映画、テレビ、ケーブル事業を展開し、その資産には、ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク(ターナー・エンターテイメント・ネットワークスHBO、シネマックスのエンタテインメント資産、およびワーナー・ブラザース・エンターテイメント)、ワーナーメディア・ニュース&スポーツ(CNN、ターナースポーツ、AT&Tスポーツネット、ターナー・ブロードキャスティングのニュースおよびスポーツ関連資産)、ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション(デジタルメディア会社オッター・メディア)、ワーナーメディア・ダイレクト(ストリーミングサービスHBO Max)などが含まれた。

歴史

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ニューヨークのタイム・ワーナー・センター
ワーナー・ブラザース本社(バーバンク)
  • 1923年 - ワーナー・ブラザースが設立される。
  • 1923年 - タイム誌が創刊される。
  • 1967年 - セヴン・アーツ・プロダクションズがワーナー・ブラザースを買収。
  • 1969年 - 駐車場・ビルディング・葬儀サービスの複合企業「キニー・サービス英語版」がワーナー・ブラザース=セヴン・アーツを買収。
  • 1972年 - 駐車場での価格決定を伴う金融スキャンダルのため非エンターテインメント資産をナショナルキニーコーポレーション英語版として独立させ、キニー・サービスがワーナー・コミュニケーションズと改名[6]
  • 1989年 - クオンタム・コンピューティング・サービス社がAOLサービスを開始。
  • 1989年3月4日 - タイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併を発表。
  • 1990年1月10日 - タイム社とワーナー・コミュニケーションズの合併が完了し、タイム・ワーナーとなる[要出典]
  • 1991年 - クオンタム・コンピューティング・サービス社がアメリカ・オンラインと改名。
  • 1996年10月10日 - タイム・ワーナーがテッド・ターナーがオーナーであるターナー・ブロードキャスティング・システム(TBS, Inc.)及びその傘下のCNN等を買収。
  • 2000年 - AOLのM&Aによって、AOLとタイム・ワーナーが合併し、AOLタイム・ワーナーとなる。
  • 2002年 - AOLのITバブル崩壊などの影響で、AOLとの合併を解消し、社名をタイム・ワーナーに戻す。
  • 2008年5月21日 - タイム・ワーナーとタイム・ワーナー・ケーブル社が分離に同意。
  • 2009年2月19日 - タイム・ワーナーがタイム・ワーナー・ケーブル社の分離・スピンオフを完了。
  • 2009年5月 - タイム・ワーナーがAOL部門の分離・スピンオフを決定。
  • 2009年12月9日 - AOLとの正式に合併を解消した。
  • 2013年3月6日 - タイム・ワーナーが独立した株式公開企業としてタイム社の売却を発表。
  • 2016年10月 - 米大手通信業者AT&Tがタイム・ワーナー社に850億ドル(約8兆5000億円)の合併提案。
  • 2018年6月12日 - AT&Tによる買収完了。
  • 2018年6月15日 - タイム・ワーナーが社名をワーナーメディアに変更した。
  • 2019年3月4日 - AT&Tは、前年に買収したタイム・ワーナー(現・ワーナーメディア)の事業再編に正式に着手し、種類の異なるネットワーク網やエンターテインメント事業を統合した[7]
  • 2020年5月27日 - 定額制動画配信サービスであるMaxのサービスを開始。
  • 2022年4月8日 - スピンオフ制度を活用して、ディスカバリーチャンネルなどを運営している同業会社のディスカバリーと経営統合し、「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」を設立[8][9][10]。これにより、ワーナーメディアは約4年でAT&Tグループから離れることになった[11]

主な子会社

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ワーナーメディア・ダイレクト

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ワーナーメディア・スタジオ&ネットワーク

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ワーナーメディア・ニュース&スポーツ

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ワーナーメディア・インターナショナル

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ワーナーメディア・セールス・アンド・ディストリビューション

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手放した子会社

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動画配信サービス

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HBO Max (Max)

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2019年7月9日(現地時間)、AT&Tの傘下でHBOの親会社であるワーナーメディアは定額制動画配信サービスHBO Max」を2020年春に開始すると発表[16]。2020年5月27日から同サービスの提供を開始した[17][18]。HBOやTBSカートゥーン ネットワークなどのワーナーメディアの各番組に加え、ワーナー・ブラザーズニュー・ライン・シネマDCコミックスといった関連会社が制作した映画・ドラマ、本配信サービスのオリジナル番組などを配信する[17][18][19][20]

2023年5月23日、サービスのリニューアルが行われ、名称も「Max」へと変更された[21]

脚注

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  1. ^ Financial and Operational Schedules & Non-GAAP Reconciliations”. AT&T (January 26, 2022). March 13, 2022時点のオリジナルよりアーカイブApril 27, 2022閲覧。
  2. ^ Cohen, Roger (December 21, 1992). “The Creator of Time Warner, Steven J. Ross, Is Dead at 65”. The New York Times. https://www.nytimes.com/1992/12/21/obituaries/the-creator-of-time-warner-steven-j-ross-is-dead-at-65.html April 11, 2018閲覧。 
  3. ^ Time Warner Inc. Reports Fourth-Quarter and Full-Year 2017 Results (10-K)”. Time Warner (February 1, 2018). December 2, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。February 5, 2018閲覧。
  4. ^ AT&T Corporate Profile”. about.att.com. November 13, 2021閲覧。
  5. ^ Business Units | WarnerMedia”. www.warnermediagroup.com. April 25, 2019閲覧。
  6. ^ BEGIN PRIVACY-ENHANCED MESSAGE”. 2020年8月2日閲覧。
  7. ^ 米AT&T、ワーナー・メディアの事業再編に着手”. WSJ (2019年3月5日). 2019年3月24日閲覧。
  8. ^ AT&Tがメディア事業スピンオフ、ディスカバリーと資産統合へ”. Bloomberg.com (2021年5月17日). 2021年5月22日閲覧。
  9. ^ 米メディア大手2社統合へ ワーナーとディスカバリー”. 共同通信 (2021年5月17日). 2021年5月17日閲覧。
  10. ^ 米CNNテレビ、有料配信終了へ 開始後わずか1カ月”. 共同通信 (2022年4月22日). 2022年4月26日閲覧。
  11. ^ AT&Tが「ワーナーメディア」切り離し、ディスカバリーと統合…ネットフリックスなどに対抗”. 読売新聞 (2021年5月17日). 2021年5月22日閲覧。
  12. ^ ソニー、米アニメ運営会社を約1222億円で買収-エンタメ関連強化”. Bloomberg.com (2020年12月10日). 2020年12月10日閲覧。
  13. ^ 日本放送協会 (2020年12月10日). “ソニー 米 通信大手AT&Tが展開のアニメ配信事業を買収で合意”. NHKニュース. 2020年12月10日閲覧。
  14. ^ ソニー、海外アニメ配信「Crunchyroll」買収完了。約1,300億円”. AV Watch (2021年8月10日). 2021年9月18日閲覧。
  15. ^ FOXが娯楽メディアTMZを買収、「ゴシップネタ」の収益を強化へ”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2021年9月16日). 2021年9月16日閲覧。
  16. ^ WarnerMedia、定額動画サービス「HBO Max」を来春立ち上げ”. ITmedia (2019年7月11日). 2020年5月28日閲覧。
  17. ^ a b ワーナー、米で新動画配信 スタジオジブリ作品が目玉に”. 共同通信 (2020年5月28日). 2020年5月28日閲覧。
  18. ^ a b WarnerMediaの定額動画サービス「HBO Max」スタート Apple TVやPS4にも対応”. ITmedia (2020年5月28日). 2020年5月28日閲覧。
  19. ^ 新たな動画配信サービス「HBO Max」、5月27日に米国で開始へ”. CNET Japan (2020年4月22日). 2020年5月2日閲覧。
  20. ^ 米国株市場“2番底”の可能性はあるのか 動画配信銘柄は好調”. 日刊ゲンダイ. p. 2 (2020年4月28日). 2020年5月2日閲覧。
  21. ^ Warner Bros. Discovery Unveils Max Streaming Service, Launching May 23” (英語). Warner Bros. Discovery (2023年4月12日). 2024年5月8日閲覧。