USA-202
表示
USA-202 (NROL-26) | |
---|---|
USA-202 (メンター4号) および近接する商業静止衛星 Thuraya 2、2010年12月8日 オランダで撮影 | |
主製造業者 | 不明 |
衛星バス | 発展型オリオン(メンター) |
任務 | シギント (電子諜報) |
打上げ日時 | 2009年1月18日, 02:47 UTC |
輸送ロケット | デルタ IV Heavy D364 |
打上げ場所 | ケープカナベラル空軍基地 SLC-37B |
COSPAR ID | 2009-001A |
SATCAT | 33490 |
軌道要素 | |
参照座標 | 地球周回軌道 |
軌道 | 静止軌道 |
軌道傾斜角 | 3.69° |
遠点高度 | 35809 km |
近点高度 | 35777 km |
軌道周期 | 23.93 時間 |
静止経度 | 東経 44°[1] |
USA-202[2]または打ち上げ前の名称NRO Launch 26 (NROL-26) は、アメリカ国家偵察局(NRO)が現在運用中の、機密に指定されたアメリカ合衆国の偵察衛星である。この衛星は発展型オリオン(メンター)型のシギント偵察衛星の1基と考えられている。 Aviation Week & Space Technology誌によれば「これは基本的にアメリカの、最も大きな、最も機密性の高い、最も高価な軍用衛星を、世界最大の打上げロケットに搭載したものだ。」[3]と述べている。衛星と打上げロケットの合計費用は、20億ドルを上回るだろうと推定されている[3]。
アマチュアの人工衛星観測者達は、この衛星が隣接する商用通信衛星である Thuraya 2 の信号を盗聴しているのではないかと疑っていたが、この疑いは2016年9月9日[4]にザ・インターセプトによって裏付けられた[5]。これはエドワード・スノーデンがリークした秘密資料の一部に当たる。
打上げ
[編集]USA-202 は、ケープカナベラル空軍基地のSLC-37B打上げ複合施設から打上げられた。この打上げはデルタ IV Heavy ロケットを用いた打上げの3回目に当たる。打上げは当初2005年に行う予定であったが、様々な問題のため延期され、2009年1月18日、02:47 UTC に至ってようやく打ち上げられた[6]。
脚注
[編集]- ^ “UCS Satellite Database”. 憂慮する科学者同盟 (1 September 2013). 3 January 2014閲覧。
- ^ McDowell, Jonathan. “Issue 605”. en:Jonathan's Space Report. 2009年1月18日閲覧。
- ^ a b “NRO Delays Delta IV Heavy Launch”. Aviation Week & Space Technology (Dec 10, 2008). 2008年12月10日閲覧。
- ^ “Documents”. ザ・インターセプト. 2016年9月9日閲覧。
- ^ “The Space Review: A Nemesis in the Sky: PAN, MENTOR 4”. The Space Review. 2016年9月9日閲覧。
- ^ “First ULA Delta IV Heavy NRO Mission Successfully Lifts Off From Cape Canaveral”. ULA. 2009年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年2月16日閲覧。
外部リンク
[編集]- Delta IV Heavy NROL-26 - launch information from ULA.
- The USA 202 ORION satellite A technical analysis of the satellite