Wikipedia:コメント依頼/訳由美子

訳由美子会話 / 投稿記録 / 記録さんの記事の翻訳に対する姿勢や他者からの指摘への対応について、コメントを依頼します。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年4月8日 (金) 02:12 (UTC)[返信]

これまでの経緯[編集]

訳由美子さん(以下「被依頼者」とします)は、2017年頃から編集をされておられる方で、幅広い分野で、主に英語版からの翻訳立項や仮リンクの整備などをされておられます。

しかしながら、特に数学や物理学、技術の分野に関して(他分野については依頼者に知見がないため判断をしていないだけであり、問題がないと述べているわけではありません)は、その翻訳内容に問題があること、またそのことに関連して指摘を受けても受け入れていただけないという問題点があると感じております。 直近では画像処理技術の一つである大津の二値化法を立項されておられますが、残念ながらこの内容を見てもこれまでの指摘を考慮されたように思われません。 この記事の問題点と、これまで指摘されている問題点を以下で挙げますので、 皆さんからも被依頼者さんに対するアドバイスや、あるいは被依頼者さんに対する今後の対応についてご意見を頂けますと幸いです。


①自分で翻訳できるような知識を持ち合わせている記事を選んでおられない

これまでに会話ページにて、利用者‐会話:訳由美子#「クラウジウスの定理」について(2020年7月)や利用者‐会話:訳由美子#「バリオン生成」の改名提案について(2020年7月)、利用者‐会話:訳由美子#ヤコブ・シュタイナーの内容について(2021年2月)で、翻訳記事に関して根本的な理解不足がある点を指摘されています。 私が指摘したヤコブ・シュタイナーについて具体的に挙げると、数学者の記事を翻訳されているにも拘わらず、「通常作図とは定規とコンパスのみで行うものである」「ユークリッド幾何では平行線は交点を持たない」といったことすら理解されていないのではないか、ということを指摘しております。 しかし、こういった指摘を再三受けているにも拘わらず、定期的にご自身が十分に理解を深めておられないと思われる分野の翻訳をされておられます。

今回コメント依頼を提出するきっかけとなった大津の二値化法でも一例を挙げますと、大津の二値化法#限界とバリエーションの最後に、「しかし、これらの仮定から生じる深刻な逸脱を説明するために、Kittler-Illingworthの方法などの大津の方法のいくつかのバリエーションが提案されている」という文章が出てきます。 大津の二値化のバリエーションが、大津の二値化で仮定していることの逸脱を説明する、という意味合いの文章がここで出てくるのは明らかにおかしいですし、意味が通っていません。 Kittler-Illingworth法について詳細を知らないのは仕方ないとしても、大津の二値化がどういうものであるかをある程度理解していれば、そのバリエーションであったとしても、仮定からの逸脱を「説明する」ような手法でないことは、明らかに分かるはずです。 このような表現が突然出てくるのは、残念ながら被依頼者さんが、記事主題そのものである大津の二値化自体がどのようなものであるのか、根本的な部分を理解せずに翻訳されているとしか考えられません。

なお、このような翻訳内容に関する問題点の指摘は、上記以外にも、2018年9月2018年5月2017年11月など、ここ1~2年だけの問題でないことも申し添えます。

関連するガイドライン: Wikipedia:翻訳のガイドライン#訳文の作成など

②機械翻訳への依存度が高い

2つ目の問題として、翻訳にあたって機械翻訳に依存していることが挙げられます。

以前同種のコメント依頼を出した際にも述べましたが、①のような理解の多少甘い分野での執筆も、それがモチベーションになるのであれば多少許容されることもあると思います。 全ての内容を完全に理解した状態で書く、というのは理想でありながら難しく、ときには記事の一部がどうしても理解できないということもあるでしょう。 そういった場合でも、共同編集の場である以上、依頼者自身も他の利用者の方の助け舟によって、理解の甘かった部分を修正いただいた経験もあります

しかしながら、①のような問題点がある上に、全面的に機械翻訳を利用している、となると、それは全く別の問題ではないでしょうか。 以前に被依頼者さんに問いかけたところ、あくまでも翻訳の参考とするために使っていると仰っておられましたが、実際にこの問い合わせを行うきっかけとなった天文対話については、記事の大部分が翻訳の参考にしたというレベルを超えている可能性があるということで版指定削除をされていますし、過去の記事をいくつか拝見してもgoogle翻訳にかけた結果がほとんどそのままと思われる箇所が多々あります。 直近の大津の二値化法についても、個別に挙げるとキリがないので皆さんの手元で確かめていただければありがたいのですが、Google翻訳との類似度が非常に高いです。

機械翻訳を利用することの問題点は、WP:MACHINEでも挙げられている通りですし、その内容の一部は利用者‐会話:訳由美子#天文対話につきましての中で依頼者から被依頼者さんにお伝えしておりますが、それ以降の記事立項でも過度な機械翻訳依存が生じた結果、①で挙げたような致命的な誤訳が発生しているのは、残念に思います。 共同編集によって助け合うというのは、ある程度利用者同士できることは行った上で成立するものであり、他の利用者の助けが入ることを前提に、自身は最低限の調査・執筆さえ行わないことを許容するものではないのではないと考えます。

関連する方針・ガイドライン:Wikipedia:翻訳のガイドライン#機械翻訳など


③他者からの指摘を受け入れない

ここまで挙げた①や②の問題について、被依頼者さんが真摯に改善に取り組んでおられる、対応されているのであれば、このようにコメント依頼を出すというのは、厳しすぎる反応かもしれません。 しかし残念ながら、①や②で挙げた問題は、被依頼者さんが活動を開始された2017年以降、既に述べましたように複数の利用者から会話ページで何度も問題点を指摘されています。

中には、問いかけに答えていらっしゃることもありますが、結局のところ2017年以降指摘されている問題点のほとんどは、「翻訳対象への理解が不十分なまま翻訳をするな」「機械翻訳に頼りすぎると不自然な日本語になるので、十分推敲してほしい」という内容に集約されます。勿論、2020年~2021年にかけての指摘に反応がないことは問題ですが、それ以上に、活動開始初期から年単位で指摘されていることが未だに改善されていない、ということが何よりの問題です。 仮に会話ページでの返答がなくとも問題点が改善されているのであればいいでしょう。しかし実際には、問題点を改善できないまま他者からの指摘にもまともに向き合っていない、という状態です。

大津の二値化法についても非常に数理的かつ技術的な内容の記事であり、これまでの編集傾向や指摘内容を踏まえると、被依頼者さんにとっては難しい題材なのではないかと思われます。 しかしそういった主題の翻訳に手を出し、結果的に主題に対する重大な理解不足を含む記事が投稿されるというのは、これまでの種々の指摘をないがしろにしていると考えざるを得ません。

また、前回私が翻訳姿勢について指摘した際には、被依頼者さんは記事内容について指摘したいなら会話ページではなく、開かれた場で議論をしてほしいと仰っておられます。 私の指摘内容を見ていただければお判りいただけるかと思いますが、私は一貫して天文対話の翻訳に対する指摘を通じて被依頼者さんの問題点を指摘しています。したがって、記事のノートページに書くような内容ではありません。 これも、他利用者からの指摘を自分自身の問題点であると認識できていないことの証左であると、依頼者は考えています。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年4月8日 (金) 02:12 (UTC) 内部リンクのミスを修正 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年4月8日 (金) 04:01 (UTC)[返信]

依頼者のコメント[編集]

上述したように、今回被依頼者さんに関して取り上げた問題点の一つ一つを個別に見ていくと、実際にはそれほど大きな問題点とは言えない面もあります。 しかし、被依頼者さんの問題点はやはり、同じ指摘を4~5年にわたって受けているにもかかわらず一向に改善されないこと、そしてそれらの問題点が翻訳記事を作成するという点においては致命的であるということにあります。

被依頼者さんは確かに、指摘を受けた場合には応答される場合もあるのですが、その際の応答が執筆に反映されていません。また、新着記事や強化記事も獲得された経験もおありのようですが、それ以上に翻訳に当たっての注意が不十分で、貢献以上に低質な翻訳記事を作成されていることの方が多いように見受けられます。 依頼者個人としては、年単位で執筆活動を見てきたものの改善が見られず、徒労を感じております。 コミュニティの皆さんのご意見もお伺いできましたら幸いです。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年4月8日 (金) 02:12 (UTC)[返信]

被依頼者のコメント[編集]

いただいた度々の指摘を真摯に受け止め、当分の間専門性を要することの多い数学や物理、技術の分野での翻訳による新規作成を中止します。今後は既存記事の編集や、新規作成する場合は自ら一次資料や文献を参照したもの(例えば、つつみのおひなっこや事件や翻訳が基本にはなっているがマリン・ゲタルディッチなど)や翻訳による作成で高い専門性を要さないもの(例えば第15回ゴールデングローブ賞ヘンリック・ショーベリ)などに当分の間専念いたします。

大津の二値化法などこれまでに作成してきたものについても、適宜修正をしてまいります。指摘を受け翻訳については確認を強化しブラッシュアップをしてきたつもりでしたが、能力の至らぬ点があり迷惑をかけてしまい申し訳ありません。殊、大津の二値化法の作成については記事のタイトルの決定や技術内容の理解のためにウェブにて解説記事などの参照はしていたため、英語版の逐語訳により作成するのではなく、翻訳に依らず新規作成した方が良かったかもしれないと思っております。

以上です。--訳由美子会話2022年4月12日 (火) 13:59 (UTC)[返信]

第三者のコメント[編集]

まとめ[編集]

  • コメント依頼の提起から1か月が経過しました。コメントをいただきました@おっふさん、ありがとうございます。
今回のコメント依頼において、依頼者は被依頼者さんに対し、①自分の執筆レベルに適した記事を選択できていない②機械翻訳への依存度が高い③他者からの指摘を受け入れない、という問題点を指摘しています。また第三者からのコメントも、これら依頼者の指摘を概ね肯定するものでした。被依頼者さんは、これらの指摘を受け、今後当面は専門性の高い記事の翻訳を避ける(①への対応)とともに、自身も出典に当たることができるような記事の翻訳に留める(②への対応)ことなどを述べておられます。そして、今回のコメント依頼以降、(まだ1か月と短い期間ではあるものの)被依頼者さんは宣言通り、記事の翻訳を控え、また翻訳をされる場合にも、比較的翻訳が容易と思われる記事に絞って行われておられるようです(③への対応)。
コメント依頼以降、妥当な対応がなされていることは率直に評価したいと思いますが、一方でこれまで年単位で問題点が改善されていなかったという事実も残っております。今後も一層、これまでの指摘やこのコメント依頼での指摘を心に留め、活動を続けていただけるよう、被依頼者さんには強く求め、コメント依頼のまとめとさせていただきます。 --紅い目の女の子(会話/履歴) 2022年5月9日 (月) 05:43 (UTC)[返信]