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ログアウトした利用者にも、表示メニューと新規のフォントの大きさの既定値を利用できるようになる件
[編集]皆さん、こんにちは。ウィキメディア財団のウェブチームからお知らせがあります。 私たちは今年度の年次計画の目標である「読書とメディア体験」の一環として、ウィキメディアのプロジェクト群を読みやすくしようと取り組んでいます。 この目標を達成するため、 「閲覧アクセス性の向上」用のベータ版機能をご用意しました。 それに伴って導入する新規メニューは、2022年版ベクター外装の使用時に有効にでき、ログイン利用者なら個人のニーズに対応するように、フォントサイズを変えたり配色を操作したりできます。
メニューには標準フォントには新しい設定を導入します。 フォントの大きさと行間はそれぞれ、数値がやや大きくなります。 複数の情報源に基づいて選択されました これに関する詳細は「新しい標準フォント設定について」のセクションを参照してください。
変更予定の内容
- 新しい外観のメニューは利用者がログインしていてもログアウトしていても利用できるように準備が整いました。
- それと同時に「標準オプションはログアウトした利用者限定の新しい既定値」に設定します。
- 重大な技術的問題が見つからない限り、この変更を今後3週間以内に実施する予定です。
- それに続き、この新規メニューにはダークモード選択のオプションも含めますが、当面はベータ機能のまま保ちます。詳細は私たちのプロジェクト・ページ をご参照ください。
新しいメニューは利用者がログインしていてもいなくても、個人設定で次の点を調整できるようになりました。
- 文字の大きさと行間(現在はベータ機能として利用可能):利用者の選択肢には小(現在の既定値)、標準(使いやすさを向上させる推奨値)および大があります。指定した選択肢にしたがって、文字のフォントのサイズと行間を両方とも変更します。
- ダーク モード(現在はベータ版機能):利用者はサイトの表示モードを選択でき、常にナイトモードで表示するか、「自動」設定を選ぶとデバイスもしくはブラウザの個人設定に従って昼または夜モードで表示されます。
- のコンテンツ幅(以前は切り替え可能なトグル・ボタンを表示):ページ下部にアイコン表示していたコンテンツ幅の切り替えは、新しいメニューのラジオ ボタンに移動してラベルを付けました。機能は従来のトグルボタンとまったく同じです。ただし以前のトグルボタンは使用できません。
このメニューについて、さまざまなウィキでログイン利用者を対象にベータ機能としてテストし、並行して閲覧者にも利用者テストを実施しました。これらテストからわかったことに基づき、メニューを変更して見つけやすさと使いやすさを向上させ、ガジェットの互換性に対応しました。
メニューはページの右側に表示され、ツールメニューが固定されている場合はそのすぐ下に表示されます。ツールメニューとは異なり、アピアランスメニューはデフォルトで固定されていますが、解除することもできます。固定を解除すると、ページ上部のアイコンの下に折りたたまれて表示されます。
選択肢の「小」とは現状の既定値です。この既定値は、ログアウトした利用者に対して「標準」として、またログイン利用者には「小」として示します。選択肢の「標準」「大」の設定は以下の試験を経て決まりました。
- 読者の過半数に適するというフォントサイズの平均値には学術調査と推奨値があります。これら推奨によると、現行の文字サイズは、大半の人にとって快適な閲読には小さすぎると示されました。すなわち平均の傾向として読むスピードが落ちること、読みながら目に負担がかかること、あるいは文面を鮮明に識別しにくいとわかりました。既定で文字サイズを大きめにしておくと、どの利用者の場合もこれらの問題は改善されており、個人設定やブラウザの設定を変更して文字サイズの調整をするような時間の余裕がない利用者も対象に含めてあります。情報の密度もやはり重要であり、当チームではこれに配慮して情報密度を保ったままフォントの大きさを変更しようと努めました。そこでフォントの大きさに限定せず、行間も、段落と段落のあいだの空きも調整しておきました。
- ウィキ13件超、630名以上のウィキメディアンから使用言語もスクリプトも、サイズもさまざまなデザイン案を受け取りました。その過半数(450件以内)は既定よりも大きい文字サイズを選択しました。「標準」とは回答者の選択がもっとも多かった群の平均(15-20 ピクセル)に相当します。「大」はさらに大きなフォントの需要を示し、群はサイズが 21-26 ピクセル相当です。ボランティアの皆さんにどのようにこのプロセスに関与してもらったか、これらの選択肢に落ち着いたか説明してあります。
- ベータ版機能の利用状況から、機能を操作した利用者の過半数は少なくとも1回、操作以前よりも大きいフォントサイズに切り替えました。
これまでの作業内容と次のステップ
ログイン中の利用者の皆さんには当面のあいだ、「小」が既定の設定ですが、いつでも他の設定に変更できます。標準に切り替えるログイン利用者の人数を数ヵ月かけて調査し、果たしてログインしていても表示切り替えができると合理的かどうか話し合う予定です。ベータ機能の初期データを基準にすると、この機能を操作したセッションの 55% は標準または大を選んで設定しています。
手を貸していただける場合は、単純なリクエストに応じてください。
- まず、ベータ版機能を有効にする(「閲覧アクセス性の向上(2022年版ベクター」)
- 新規のメニューを試用する。わかりにくい箇所はないかどうか? ラベル名、メニューの機能はわかりやすいかどうか?
- 文字サイズの小・標準・大、配色の設定、幅の違いを順に切り替えて(トグルさせて)見た目を確認する。バグの発見、質問や疑問点を担当チームに知らせる。
プロジェクトについて詳細に関心が持たれた皆さんは、よくある質問(FAQ)をご一読ください。コメントや質問をお待ちしています。よろしくお願いします。[Translated by Omotecho] OVasileva (WMF)とSGrabarczuk (WMF)(会話) 2024年5月21日 (火) 00:35 (UTC)
- コメント ログイン状態の場合に利用できている機能を非ログイン状態でも利用可能となるという連絡との認識です。特に設定した覚えはないのでおそらく既定の設定が "自動 (Automatic)" となっており、いきなりダークモードで表示されるとびっくりします。色の選択が可能なのは現状記事のみ?で、ノートページやこの井戸端ページなどはライトモードのみとなっているようです(FAQでの既知の問題にも記載あり)。ダークモードを選択してもサイト内で表示が統一されず、設定する利点が現時点ではそれほどないように思います。日本語版ウィキペディアでの既定値はライトモードを選択するなどの設定は可能なのでしょうか。"自動" のままでも他の方が困っていないならこのまま導入でも問題はないかと思いますが、やりたい人はカスタムCSSですでに設定されているようにも思いますし、現状での導入は中途半端に感じます。--Amayus(会話) 2024年5月25日 (土) 21:34 (UTC)
- (追記) 記事のほかにテンプレート名前空間のページが色指定可能であることを確認しています。また、プロジェクト名前空間はページ、ノートともに色の指定が可能なようです。en:Wikipedia:Draftsでも同様のようなので、プロジェクト固有の名前空間に属するものは制御の対象になっていないということなのでしょうか。ダークモードはベータ版の扱いのようですが、このまま一般に展開するのは不安を覚えます。--Amayus(会話) 2024年5月25日 (土) 22:59 (UTC)
- (再追記) 日本語版ウィキペディアでは暗い背景ガジェットがログイン利用者向けに提供されており、ダークモードを望む利用者は使用することができます。本件の実装と併用すると直感に反する(と私は感じる)動作をするようです。編集者向けの機能ではないのだから記事のみ暗くできればよいということであれば当面の影響を受けるのは記事の編集を行うIP利用者に限定されるということになりますが、メインページからリンクされているWikipedia:ウィキペディアについてや、インフォメーションのガイド、利用案内、方針、またヘルプ文書にいたるまで対象外となっています。当方は文字の拡大縮小もブラウザの機能で行うことが多いので文字サイズについて特に不便を感じたこともありませんでしたが、ログイン利用者向けには変更がないようにするのに対し、IP利用者向けには変更後の設定を既定値にするという点も大丈夫だろうかと心配になります。とりあえず入れてみてから考えようというのが開発チームの見解なのであれば、当方の杞憂なだけでまあやってみればよいと思います。本節と直接関係しないかもしれませんが、個人的にはサイドバー系の機能は非表示にした際にあっちこっちにいってわかりづらいので、移動場所を揃えてほしいなと思っています。--Amayus(会話) 2024年5月30日 (木) 22:41 (UTC)
- 条件付賛成(条件:ダークモードの諸問題が解決するか、それ抜きならば導入に賛成する。--シェン,アーナリー,ン,アーバァ.(お気軽に会話ページへご連絡ください) 2024年5月27日 (月) 07:10 (UTC))
- 私は、好んでダークモードを使用します。しかし、@Amayus さんが指摘するような、中途半端な実装であれば、単にちらつきが増えるだけだと考えます。
- また、日本語版ウィキペディアの利用者の大半は日本の利用者だと考えられますが、ダークモードは日本でいまだ賛否が分かれる実装であり、ライトモードが既定である方が穏便だと考えられます。
- したがって、その設定をそのまま適用することは、当分賛成できないことだと考えます。--シェン,アーナリー,ン,アーバァ.(お気軽に会話ページへご連絡ください) 2024年5月27日 (月) 07:10 (UTC)
- コメント 私が把握している限りの補足です。
1. 当初は、閲覧体験(記事とメインページの閲覧)に重点を置く予定です。これらのページの編集機能は後で調整します。
の通り、現在のナイトモードは編集者ではなく閲覧者向けの機能を優先して開発されています。「編集者にとって利点が薄い」「ノートや井戸端などで画面がちらつく」は、意図を持ってその決断がなされているので(今はまだ編集者向けではないので)それはそう、といった感じです。2. デフォルト設定の「自動」はOSのカラーテーマに従うという設定です。「OSの設定を無視してでもデイモードがデフォルトであるべきだ」という提案を行うならばそれなりに議論と根拠が必要かもしれません。
FAQ的にはほとんどの人はOSでライトモードを設定しているからwikipediaもライトモードで表示されるはずだとしています。--鏡華(会話) 2024年5月27日 (月) 09:33 (UTC)