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糸魚川市大規模火災の記事を見て思った素朴な疑問
[編集]事件を百科事典にするのはありなのでしょうか?東日本大震災などの災害や事件は全国的に有名ですし、百科事典になるに値すると思うのですが、去年の12月に起きた糸魚川市大規模火災の記事を見て思った素朴な疑問ですが、単なる火災は百科事典に載せるに値するのでしょうか?あのような大規模の火災になったのには住宅が密集していることなどから、炎が燃え広がり大規模な火災につながったと思うのですが、この程度なら東京都心や地方中枢都市でも起こりうると思います。住宅密集地では。このような程度で百科事典にするほどのものなのか気になりました。ご意見聞かせてください。--S2AP1(会話) 2017年8月24日 (木) 11:50 (UTC)
- (題名を補強しました)確かに東京都心や地方中枢都市でも起こりうると思います。でもここ数十年はこれほどの大規模なものは起きていませんでした。各地の防災関係者は現行の防火体制で満足していたかもしれません。そこに今回の火災によって、悪い条件が重なれば、現代でも大規模になってしまうのだということがわかりました。今回の件は、今後の防災の強化のために記録に残しておきましょう。
- 火災の規模で考えれば、ご指摘のとおり震災によるもののほうが遥かに大きいです。現在は震災記事の中の記述に留められていますが、特定の都市の火災に関する資料が揃いましたら、記事を分割することも可能かと思われます。--Triglav(会話) 2017年8月24日 (木) 12:35 (UTC)
- 火災の規模もさることながら、火災による地域への影響、国の対応、報道の量なども百科事典的な記事を書くために重要となりますので、糸魚川市大規模火災は特筆性があると思いますが、火災によってはこれより大きな規模の火災、あるいは死傷者が発生した火災であっても特筆性がない場合もあるでしょう。--Muyo(会話) 2017年8月24日 (木) 13:01 (UTC)
今回の糸魚川市の大規模火災は特筆性がある規模の火災だったということですね。--S2AP1(会話) 2017年8月25日 (金) 07:52 (UTC)
- 少なくとも、災害救助法と被災者生活再建支援法が適用され、かつ糸魚川市の大町と本町のほぼ全域で30時間ほど燃え続けた火災は単なるボヤではないと考えられます。つい先日起きた火災で全国ニュースになった築地の場外市場火災とは規模も被害も異なります。現在の消防法では大火を10件以上の火災を指すと定義されてはいますが、その中でもとりわけ(人的被害が無かったにせよ)被害が大きかったものといえるでしょう。現在でも補償問題等で取り上げられることもあるので、著名性や特筆性がない火事とは言えないでしょう。--アルトクール(会話) 2017年8月25日 (金) 14:18 (UTC)
コメント アルトクールさんが指摘しているところが難しいのではないでしょうか?、災害救助法と被災者生活再建支援法が適用され、「糸魚川市の大町と本町のほぼ全域で30時間ほど燃え続けた火災」単なるボヤではないのは事実だと思います。客観的に見ても規模の大きい火災であることに変わりはないと思います。「現在の消防法では大火を10件以上の火災を指すと定義されている」や「補償問題」が疑問に思う部分です。消防法に基づいた場合、10件以上で大火なので特筆性・著名性があると判断するのか、補償問題が取り上げられているので特筆性・著名性があるのかの判断が難しいと思います。大規模火災において補償問題が絡んでしまうのは必然的なことではないでしょうか?前述で東京都心や地方中枢都市の住宅密集地でも起こりうると述べましたが、確かに今回の火災は尋常なものではないのは明らかです。唯一疑問に思うのは、どの部分が特筆性や著名性を持っているかが気になります。--S2AP1(会話) 2017年8月26日 (土) 06:01 (UTC)
- 一部訂正します。消防法で大火を10件以上の火災と書きましたが、消防法ではなく、消防庁告示の「消防に関する都市等級要綱」によるものでした[1]。なので、上記の私の発言を受けた「消防法」を「消防庁告示の消防に関する都市等級要綱」と読み替えてください。以下では「消防庁告示」とします。
- 補償問題というのはこうした災害には付きまといますが、それが大きくクローズアップされて、少なくない媒体が報じていることが重要になります。「消防庁告示で大火に分類されるから著名性がある」ではなくて、人的被害が無かったにせよ被害面積が大きく、多くの報道機関が取り上げ、かつ補償問題(出火元の責任だけなのかという責任論から、被災者生活再建支援法でどこまで補償できるのかまでさまざまありますが)もクローズアップされている件ですので、第三者出典が集められるので著名性があるといえるのではないか、という結論に達しているのです。大火だから、補償問題があるから、という単独だけで著名性をはかっているのではありません。大火に分類され、多くの被害を出し、補償問題が取り上げられていることが、複数の信頼できる第三者による情報源で示せているから、著名性や特筆性があるでしょうと帰結するのです。
- 大火というのはものによって評価方法が異なり、焼失面積によるもの(分類のために基準を作ったという後付け)もあれば、被害建物数から算出しているがその数値が消防庁告示とは異なるもの(『大火調査資料』、損害保険料率算定会)もあります。いずれも東京消防庁からの引用です。なので、最終的には「どれだけその火災が注目されたのか」を証明できれば書けるとするべきです。
- 例えば、ホテルニュージャパン火災は1件の宿泊施設が焼けたものです。単に説明すれば「ホテルニュージャパンが燃えて、人的被害が出た」というものです。消防白書の大火の分類(330,000平方メートル以上の延焼免責)を取り出しても、類焼面積が5,000平方メートル以下ですので大火にはあたりません。しかし、こうして記事として存続しているのは、少なくない媒体がこの火災を取り上げ特集を組んだり、これをきっかけとして東京消防庁の対応が変わったり、最高裁判所まで争われてホテル側の人間に実刑判決が出たりした「内容がある」から著名性があるといえるのです。--アルトクール(会話) 2017年8月26日 (土) 08:39 (UTC)
ホテルニュージャパン火災の記事を熟読しました。まぁこれは私の単なる疑問ですので、不思議なことが解けたらそれで十分です。今回の糸魚川市大規模火災では、最高裁判所まで争われることは何も起きていません。それに、「糸魚川市大規模火災」にはこれといった事件性はないですし、記事名自体も暫定的なものになっています。例として挙げていたホテルニュージャパン火災ですが、これは事件として立件されているから著名性もある。従って、事件の記録を残す意味も兼ねて百科事典の記事になるのには意味があったのでしょう。ですが糸魚川市大規模火災は何者かが放火したりした訳でもないですし、あくまで住宅密集地で1軒の建物から火がでて広まり大規模な火災につながっただけではないでしょうか?糸魚川市大規模火災の記事も熟読しましたが、あまりにも暫定的すぎて、単なる報告書に過ぎないような感じがしました。いずれにしても私の疑問ですので。--S2AP1(会話) 2017年8月26日 (土) 11:58 (UTC)
- >東日本大震災などの災害や事件は全国的に有名ですし、百科事典になるに値すると思うのですが、
- その考え方でいくと、糸魚川市大規模火災も「全国的に有名」なので、「百科事典になるに値する」ことになりますね。
- >この程度なら東京都心や地方中枢都市でも起こりうると思います。…このような程度で百科事典にするほどのものなのか気になりました。
- その考えで行くと、大震災も「東京都心や地方中枢都市でも起こりうる」ので、「百科事典にするほどのものなのか」ということになりますね。
- この点については、「起こりうる」と「実際に起こった」では大きな違いがあるわけです。
- つまるところ、東日本大震災に特筆性が認められるのであれば、糸魚川市大規模火災にも十分な特筆性があるということになるでしょう。--2400:4021:9DF4:E400:B58D:A5C4:59B9:CEF0 2017年9月3日 (日) 09:33 (UTC)
- 報道はいくら寄せ集めても報道以上のものにはなりません。百科事典がしなければいけないのは、報道ではなく記事の主題に対する分析や解説です。ウィキペディアにおいては、それらが既に存在していて、それらを元に記事を書くのが本来の姿だと自分は考えます。ただし、あまりにも甚大な出来事であって、将来的にその出来事が十分に解説されることが明らかであれば、その時点ではWikipedia:独立記事作成の目安#ニュース報道等は満たせるということだと思います。ただし、もし実際に時間が経過してもそのようなことが起きなかった場合は、その記事の特筆性を再考する必要があります。--有足魚(会話) 2017年9月9日 (土) 09:34 (UTC)
東日本大震災は、市町村、県全体がやられるほどの災害ですので、特筆性はあるのはたしかです。糸魚川市大規模火災は家が数十棟燃えただけで、記事自体も暫定的で、火災事件の記録を残す意味合いも兼ねているのであれば、中途半端になっています。--S2AP1(会話) 2017年9月9日 (土) 11:46 (UTC)
- 特筆性に関しては疑問の余地はないでしょう。災害の経緯の逐時報道があっただけでなく、既に多数の影響の分析が専門誌上で発表されています: 近代消防2017-07 月刊消防2017-05 月刊フェスク2017-08 消防防災の科学。「特筆性とは、立項される対象がその対象と無関係な信頼できる情報源において有意に言及されている状態であることを意味します。」 その災害に関して多数の情報源で意見や事実が発表されているときにそれらを集約して全容を示すのがウィキペディアの役目です。「中途半端になっています」というのは記事の現状が完成途上であるということであり、記事が存在するべきかどうかとは別の問題ですね。 --163.49.209.135 2017年9月10日 (日) 13:04 (UTC)
酒田大火も記事になっています。削除しますか?--アーカマ(会話) 2017年9月27日 (水) 11:43 (UTC)