Wikipedia:井戸端/subj/翻訳記事作成時の出典の書き方(互換性なし)について
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翻訳記事作成時の出典の書き方(互換性なし)について
[編集]近頃、日本語Wikipediaにない英語記事を新規で和訳しました。その際、元となった英語ページの出典 {{Cite web}} の引数の書き方が日本語と互換性がないため、コピペするとエラーになってしまいました。出典数が膨大だったため、手直しにかなりの労力がかかってしまったのですが、記事翻訳の熟練者の皆さまはどのような対応をされ、作業効率化を図っておられますでしょうか? 私が気づいた範囲で、互換性のない引数は以下の通りです。
- accessdate、archiveurl、archivedate(英語版ではそれぞれaccess-date、archive-url、archive-dateとハイフンを入れてもOK)
- 日付のフォーマット(英語版ではYYYY-MM-DDではなく、ベタ打ちでSeptember 10th, 2017のように書かれもOK)
- accessdateが必須か任意か(英語版では任意です)
引数にハイフンが入っている問題は、文字列の自動置換で対応できますが、日付フォーマットの変更は手作業なのでかなりしんどかったです。--Mis0s0up(会話) 2017年9月11日 (月) 05:06 (UTC)
- 英語版以外からも手がけることがありますが、まず「他言語版のテンプレート」が翻訳されずにそのまま使える方が例外です。日本語版は英語版の影響力が強いため、英語のままで機能させたり日本語版による発展を排除することすらありますが、本来は例外的な措置なのです。
- 「互換性がないものはない」のですから、そこは受け入れるしかありません。むしろ一部がそのまま使えるので、楽ができると前向きに考えましょう。
- 日付のフォーマットについては、英語版について一切考慮する必要はありません。正しいのは日本語版であり、直接記入が蔓延している英語版に問題がありますし(英語版でもYY-MM-DDが正です)、それをYYYY年MM月DD日と書き直すよりはYY-MM-DDが楽ですから。September 10th, 2017なら、2017の後から書き足していけば、書き間違い防止にもなります。
- accessdateについては翻訳元に追加された日付を記載したいところですが、これは労力的に難しいことも多いでしょう。ですから、編集時点でも使えるリンクなら再確認してその日付を記載、使えないリンクなら移動やアーカイブを探索して置き換える、accessdateが不要なテンプレートで代替する、テンプレートを解除してaccessdateを回避するといった手があります。楽なのはテンプレートの解除ですが、できれば探索したいですね。
- last2、first2、authorlink2等は、まとめてcoauthorsかauthorに追加し、直接リンクを張ります。この時authorに複数人並べるなら、last、first、authorlinkも解除してauthorに変更する必要がありますし、coauhtorsに突っ込む場合でもauthorに変更する方が見た目がきれいになります。editorの場合も同様です。
- seriesはtitleに含めてしまいます。適切なものがないなら次善に含めるか、省略で対応するしかありませんから。
- 英語版以外からの翻訳も手掛けておられるとのこと。体験談ありがとうございます。私は現状を受け入れるのではなく、日本から改善の声を上げていくべきと考えます。ウィキメディア2030で「真にグローバルな運動」とのテーマで改革・改善の意見を募っています(Cycle 2完了)。このような文脈を通じ、言語間での互換性を持たせていったり、他言語版でお作法を守っていないユーザーに注意を促すなど、グローバルで互換性プロジェクトを走らせるべきでは?--Mis0s0up(会話) 2017年9月12日 (火) 01:23 (UTC)
- 英語版では過去にCite newsとCite webの使い方が混乱していたようです。本来は、Cite newsは紙媒体の新聞ニュース報道に、Cite webはオンライン媒体の全ての記事に対して使うのがルールです。Accessdateが不要だからと言って、紙媒体でないのにCite newsを使うことはNGです。オンライン記事は、執筆後に更新可能なのでいくつもバージョンが存在しうることから、Accessdate(どの断面のバージョンを閲覧したか)を必須にしているわけですし。--Mis0s0up(会話) 2017年9月12日 (火) 01:23 (UTC)
- {{cite web}}を英語版に合わせて使用可能な範囲や表記を増やすように変更することは可能ですが、これをやるまえに日本語化して日英どちらでも機能させることでしょうね。英語版は引数を過剰に設ける傾向があるので、必ずしも1:1にすることは正しくないことに留意してください。--Open-box(会話) 2017年9月11日 (月) 14:07 (UTC)
- accessdateは「WEB出典が確かにWEB上に存在したことを(編集者が)アクセスして確認した日時」なので、これを英語版と同様に任意に変えることで発生すると考えられる弊害の方が大きいと思います(閲覧毎に全員が逐次存在確認せべば実在が確認出来なくなる、消えた場合アーカイブ化しづらい)。個人的対処としては、『現時点で閲覧不能なWEB出典を元に書かれた部分は翻訳移入せず、部分的に捨ててしまう』『現時点で閲覧可能であれば自分がアクセスした日時に付け替えた上で、(元の英語版著作者の訳文を使用せずに)原文から日本語版に直接翻訳移入する』という方法で翻訳しています。
- どうしてもaccessdateを入力したくないということであれば、情報源の性質に合わせて{{Cite news}}や{{Cite journal}}、{{Cite book}}などに適時置き換えたり(Category:出典テンプレート参照)、そもそも消えたり移動、移転が発生しリンク切れしやすい不安定なWEB出典ではなく紙媒体に資料を求めて付け替える方法もあります。
- あとは、英語版と日本語版で仕様が違うといえば
|language=
もそうですね。英語版では定型文言入力で定型句が表示されるようになっています(see en:Template:Cite web/doc#Foreign language and translated title)が、日本語版では{{en icon}}を入力するような方法が一般化しているように思われ、これをやると((英語))といった風にかっこが二重化するので英語版(というか他言語版)と仕様を合わせて翻訳の労力軽減を図るならこちらの方が先では? と思いました。--Nami-ja(凪海) (会話 / 履歴) 2017年9月11日 (月) 14:54 (UTC)- Nami-jaさんの方針・個人的な対処に概ね賛同です。私は必ず出典元のオンライン記事を閲覧して、論拠になっているか確認しているため、Accessdateの日付更新が必要となります (そして英語Wikiの記述が間違っていることが多く、日本語化の際にちょこちょこ訂正してます)。ですが英語版がベタ打ちでSeptember 10th, 2017と書かれていると、文字列の長さが一定ではないため自動置換できず、手動で消すのが面倒なのです。何か作業効率をアップさせるツールなどはないものかと探しています。--Mis0s0up(会話) 2017年9月12日 (火) 01:23 (UTC)
- こちらで確認したところ, accessdateでもaccess-dateでも作動します。同様に1 Jan 2001でも適切に表示することを確認いたしました。また, cite webではaccessdateの指定は必須です。 --eien20(会話) 2017年9月11日 (月) 23:00 (UTC)
- 具体例のご提示ありがとうございます。ハイフンありでも作動するのですね。サンドボックスでプレビューすると、エラーメッセージが出るのでイライラしておりました(笑)。自分が翻訳時に出典元の内容を確認しているので、Accessdateを翻訳日に更新しています。その際、英語版がYYYY-MM-DD形式でないため自動置換が使えず、古いAccessdateを上書きする作業が手動になってしまい困っています。--Mis0s0up(会話) 2017年9月12日 (火) 01:23 (UTC)
コメント それ、「ベタ打ちのままでaccrssdateに転記しても自動的に日本語版書式に変換されます」よ。◆{{Cite}}系テンプレートには日付入力に関して英語版との互換性を維持する{{Citation/showdate}}という内部テンプレートが実装されとりますので、実例を出すと
{{Citation/showdate|September 10th, 2017}}
⇒ September 10th, 2017
{{Citation/showdate|17 Jul 2008}}
⇒ 17 Jul 2008
{{Citation/showdate|Apr 2003}}
⇒ Apr 2003
{{Citation/showdate|2001}}
⇒ 2001年
となります。大抵の日付を扱うテンプレートには殆ど全てに実装済みになっておりますので、これでご質問の「いちばんめんどくさかった点」は全て解消されたものと思いますが、どうでしょうか?--Nami-ja(凪海) (会話 / 履歴) 2017年9月12日 (火) 13:29 (UTC)
- 詳しいコードの解説、大変勉強になりました。ありがとうございます。Cite webのDataは自動的に変換できるとのこと、コピペのままで大丈夫そうですね。ただしAccessdateは将来的に更新される可能性があるので、自分が新規翻訳する際に原則に則りYYYY-MM-DD形式で記述しようと思います。--Mis0s0up(会話) 2017年9月14日 (木) 07:17 (UTC)
- YYYY-MM-DD形式は「原則」ではありませんし、そのような決まり事も存在していません。Template:Cite web#全ての引数の date の項目説明の通り、英語版の日付形式も含むどの形式で書いても構わないと明記されています。上述の通り、表示は全て同じになるのですから、読者に見えない部分で拘っても無駄で無意味なひと手間でしかないです。--Nami-ja(凪海) (会話 / 履歴) 2017年9月22日 (金) 16:20 (UTC)
バイト数の大きな記事の場合、日付はYYYY-MM-DDに書き直した方が良いという結論に達しました。日付の自動変換により、サーバーへの負荷が相当に高まることが判明しましたので、他言語記事を翻訳されている方の一助になればと思い、備忘録を投稿致します。現在、出典数が400を超える一覧系の記事を翻訳中なのですが、「エラー: #time の呼び出しが多すぎます」というエラーになってしまいました。調べてみたところ、他の記事でも同様の引数エラーが発生しているものがあり、だいたい出典数が200本を超えると発生しやすいようです。
そのため、翻訳前の日付がSeptember 10th, 2017や10th September, 2017と表記してあったものを全てYYYY-MM-DDに書き換えたところ、サーバーが読み込む引数の数が2割減となり、「エラー: #time の呼び出しが多すぎます」も解消されました。ページの描画速度も若干上がりました。呼び出し数エラーに関してですが、テンプレートの引数読み込みには上限数が設定されています。詳細はHelp:テンプレートの制限をご参照下さい。--Mis0s0up(会話) 2017年10月3日 (火) 02:16 (UTC)
- 遅レス …たまたま気づいたので遅レスです。当方も似たような状況に陥っているページで2017年の日本を手掛けているのですけども、{{Cite web}}をLuaを用いて軽量化した{{Cite web2}}というものがありまして、こちらに変更しますと同時テンプレート使用数が相当に軽減されますので参考までに(ごく簡単に説明すると、Cite web2は日付入力をテンプレート変換せずにそのまま出力します)。同じテンプレート制限値に引っかかってCite web2を代替使用して回避した前例には2017年の日本の他に熊本地震 (2016年)などがあります。--Nami-ja (会話 / 履歴) 2017年11月19日 (日) 19:56 (UTC)
- {{Cite web2}}のご紹介、ありがとうございます。サンドボックスで実験してみたところ、引数の呼び出し数が約8割減でした。描画スピードも速くなることが期待されるので、Cite webからCite web2に置換したいと思いつつも、現時点では見送ろうと思います。理由は、Template:Cite web2のページが完全にTemplate:Cite webのミラーリングになっていて、Cite web2の説明を読めないためです (自分で確認できないものは採用しない主義)。今後のテンプレート解説ページの立項を待ちます。--Mis0s0up(会話) 2017年11月24日 (金) 13:43 (UTC)