Wikipedia:井戸端/subj/表記ゆれを使った「曖昧さ回避」の回避はどこまで許されるか?
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表記ゆれを使った「曖昧さ回避」の回避はどこまで許されるか?
[編集]WP:BOTREQのTriglavと申します。Bot依頼に提出されたリンク元修正依頼に関して、その改名による曖昧さ回避の状況が、いままでに経験した事例では無かったため、確認のためこちらに参りました。
ウィキペディアでは記事名がまったく同じ場合、記事名の後ろに括弧を付けて区別することにしています。ごく普通にたくさん使われている「曖昧さ回避」と呼ばれる手法ですが、これを工夫して、ちょっとした記事名の違いを用いて曖昧さ回避から分離(あるいは2つの記事を曖昧さ回避することを回避)させて曖昧さ回避のための括弧付き記事名を避けようというのが今回議題としたい事例です。
この行為を曖昧さ回避を回避することが出来たと喜ぶべきものか、それとも検索の効率について考え曖昧さ回避に戻す必要があるのか?悩みます。このような事例について今回Bot依頼を受けたものも含め、例をいくつか探してみました。
- 大文字と小文字
- DREAMS COME TRUE と Dreams come true
- Go For It! と Go for it!→go for it!/雨の終わる場所(※後者を中心とする曖昧さ回避という解釈も出来るが、ならば前者の「Go For It!」は括弧付きでなければならないだろう)
- 日本語と英語
- 漢字と仮名
- 長音ありとなし
- ダーラム→ダーラム (曖昧さ回避) と ダラム(※この例は現在、ダラムを中心とする曖昧さ回避への移行済み
過程にある)
- ダーラム→ダーラム (曖昧さ回避) と ダラム(※この例は現在、ダラムを中心とする曖昧さ回避への移行済み
- 発音のゆれ
- 漢字のゆれ
パターンは他にもあると思います。どこかに線を引いて決め事を作ることは可能なのでしょうか?決め事までとは行かなくても他分野の方と衝突した際、解決方法などあるでしょうか?普段、曖昧さ回避に触れてこのような曖昧な「曖昧さ回避」に遭遇したとき、皆様どのようにお感じになられているか、ご意見お聞かせください。--Triglav 2009年3月5日 (木) 15:06 (UTC) 訂正--Triglav 2009年3月6日 (金) 11:23 (UTC)
- コメント 大文字小文字の配置までこだわった、一字一句違わない正式名称で検索した時、一度で目的の項目に辿り着けると僕は便利に思います。Wikipedia:曖昧さ回避に書いてあることが公式な方針であり、方法としても全てではないかと思います。--草薙 2009年3月5日 (木) 15:56 (UTC)
- コメント 大小文字や日本語英語等で区別するのは問題ないと思いますし、一般的に正確性を重視する日本人(日本語版利用者の大多数)の感覚にも合っていると思います。ただ間際らしい場合は{{otheruses}}で他の記事を案内するのが望ましいですね。--Penn Station 2009年3月5日 (木) 17:14 (UTC)
- コメント (線引き可能性について否定的)まずは、なぜ表記揺れが生じるのかという根本から考えれば、このような事例が上手か下手かというのはケースバイケースであり一般論として論じるようなものではないと指摘します(まあ仮にうまくいったとしてもそれはどこまでいっても特殊事例以外の何物にもなれないだろうとは思いますが)。草薙の主張は裏を返せば「細かい違いまでも一字一句間違いなく覚えていなければ目的の記事にたどり着くのに手間取り、わかりづらい」という状況をも包含していますが、本当にそれが便利なのでしょうか。「何処まで許されるか」というような議論では、グレーなものは何処まで突き詰めてもグレー(濃いか薄いかを論じても個人間で認識に差が大きく泥沼になるのがオチ)でしかないですから、「明らかに白っぽい」・「明らかに黒っぽい」事例をいくつか持ち寄るのがせいぜいでしょう。wikipedia:記事名の付け方で言われる「正式名称」も「頭字語のようなものは不確かで衝突も多いので、開いたものを用いましょう」という程度の緩やかな枠組みです(「正式名称」という術語に妙に拘るあまり、日本語圏の事例にアルファベットをつかい、西欧文化圏の事例がカナに開かれるというような逆転現象が起きていたりするのは、むしろ混乱を助長している例だと思います)。
それから「曖昧さ回避」をウィキペディアの特殊用語と理解すれば「記事名の後ろに括弧書きでコンテクストを示すタグを付けること」以外の方法を指さないのかもしれませんが、適当な接頭辞・接尾辞を付与するとか「ヴィンチ村のレオナルド」や「ナザレのイエス」といった例にみるような名称衝突を避ける伝統的な命名規則のようなものも広い意味での曖昧さ回避であり(こういった話が書かれた曖昧さ回避関連の内部ページをかつて読んだような記憶があるのですがちょっと見つけられませんでした)、個々の事例においてはそのような方法を取りうるかというようなことも選択肢に含まれるべきです。また、ちょっとした違いを利用して便宜的に区別をつけるのであれば、それが便宜上のものだが敢えてこうしているものであるということを読者に断るべきでしょう。
最後に表記揺れを便宜的に利用した事例としてen:division ring/en:division algebraあるいはen:group ring/en:group algebraを挙げておきます。2例とも、記事名の指し示す主題には殆ど相違が無く、にもかかわらず記事名の相違とは別の観点によって内容が分けられている事例です(数学アレルギーの人でも苦しいのを我慢して文面を追ってくれれば、そのことに言及する箇所を見つけられるはずです)。--2009年3月6日 (金) 04:12 (UTC) --以上の署名のないコメントは、218.42.231.43(会話)さんが 2009年3月6日 (金) 04:12 (UTC) に投稿したものです。
- コメント 大文字小文字についてはmediawikiの機能では『Dreams come true』のみが存在すれば表示の入力が"DREAMS COME TRUE"でも"drEaMs CoME trUe"でも『Dreams come true』が(全文検索ではなく記事が直接)Hitします。つまり(半角英数間でも、全角英数間でも)揺らぎ検索は基本機能です。(半角全角間はダメ)『Dreams come true』の例は『DREAMS COME TRUE』が作られたので揺らぎ検索が人為的に機能しなくなったということです。リダイレクトも仕組みは同じで「大文字小文字揺らぎ」の関係にある記事が作られると揺らぎ検索が機能しなくなります。したがってそういう意図でリダイレクトを作るというのは本来持っている機能を車輪の再発明しているだけに過ぎないと考えます。また、本来発音や表記のゆれは百科事典ではなく辞典の役割ですからウィクショナリーの役割と考えます。ウィクショナリーからウィキペディアにインターリンクは可能ですからウィクショナリーでやるべき役割をウィキペディアでしなくてはならない必然性は原則としてはないと考えます(ウィクショナリーのコンテンツ拡充のためにはウィクショナリーを整備するのが筋と考えます)。つまり、記事『Dreams come true』と記事『DREAMS COME TRUE』とをウィキペディア無いで建てる必要がある場合に曖昧ページを作るべきでmediawikiの「大文字小文字揺らぎ」検索機能を殺さないためには『DREAMS COME TRUE』ではなく『DREAMS COME TRUE (アーティスト)』としなければならないということだと考えます。--あら金 2009年3月6日 (金) 06:15 (UTC)
- (コメント追伸)そしてwikipediaの内部リンクの揺らぎはリダイレクトで解決するのではなく、文脈を読んでいただき、"HOUND DOG"が[[ハウンド・ドック|HOUND DOG]]なのか[[ハウンド・ドッグ (ロックバンド) |HOUND DOG]]なのかを訂正していただきたいというのは「曖昧さ回避テンプレート」でも依頼されているのはご存じだとも考えます。つまり揺らぎのリダイレクトは緊急避難であって恒久対策ではないとも考えます。--あら金 2009年3月6日 (金) 06:32 (UTC)
- あら金さんへ。ここでTriglavさんが提議した話題は、表記ゆれに対応するためのリダイレクト作成の話ではなくて、「曖昧さ回避」を(大小文字や日本語英語の違いなどにより)回避する記事名の付け方、だと思うのですが…。--Penn Station 2009年3月6日 (金) 08:43 (UTC)
- もし記事名に正式名称を採用するのが最重要であるとするならば、検索効率のための曖昧さ回避を維持するために積極的にリダイレクトを活用することとなります。そのため今回の議論では内容によってはリダイレクトにも踏み込んでいただいく必要があります。--Triglav 2009年3月6日 (金) 10:52 (UTC)
- ですが・・・あら金様『曖昧さ回避テンプレート」でも依頼されている』とは何処のことでしょうか?--Triglav 2009年3月6日 (金) 11:03 (UTC)
- コメント Triglavさんの意図は了解しました。リダイレクトに踏み込むのは、記事名の表記ゆれを1つに丸める場合(必ずしも正式名称で丸めるとは限らないと思いますが)ですよね(私は上述のとおり元々区別があるものについては無理に丸める必要はないと考えています)。--Penn Station 2009年3月6日 (金) 11:18 (UTC)
- もし記事名に正式名称を採用するのが最重要であるとするならば、検索効率のための曖昧さ回避を維持するために積極的にリダイレクトを活用することとなります。そのため今回の議論では内容によってはリダイレクトにも踏み込んでいただいく必要があります。--Triglav 2009年3月6日 (金) 10:52 (UTC)
- >草薙の主張は裏を返せば「細かい違いまでも一字一句間違いなく覚えていなければ目的の記事にたどり着くのに手間取り、わかりづらい
- そうともいえますが、「細かい違いまで覚えていたら一手で行ける」と言いたかっただけです。もし覚えていなかったら、Otheruseや平等な曖昧さ回避によって誘導されるので二手、三手かかることになりますが、あくまで手間がかかるというだけで辿り着けないという事はないはずです。ということは同音異義語の記事への誘導が存在せず、辿り着けない場合は問題ですから、こういった表記ゆれでの曖昧さ回避は適切な誘導と共に用いる必要があると考えています。なお、記事名・リダイレクトと同名のページが存在する場合も「検索」のボタンを押せば全文検索が可能です。--草薙 2009年3月9日 (月) 02:08 (UTC)
- あら金さんへ。ここでTriglavさんが提議した話題は、表記ゆれに対応するためのリダイレクト作成の話ではなくて、「曖昧さ回避」を(大小文字や日本語英語の違いなどにより)回避する記事名の付け方、だと思うのですが…。--Penn Station 2009年3月6日 (金) 08:43 (UTC)
MediaWikiと大小文字
[編集]皆様、貴重な時間を割いてコメントいただきありがとうございます。218.42.231.43様がお感じになられているように線引きをするにはあまりにも情報不足、事例不足であり、研究を重ねなくてはいけません。最終的に線引き出来るかどうかもわかりませんが、とにかくテーマが大きすぎて、パターン一つ一つに分けても相当な時間が必要でしょう。
この議論を持ち出すきっかけとなったWikipedia:Bot作業依頼#移動に伴う修正依頼には今回のパターンのいくつかが含まれていますが、この中で古くから私の中で考えていた「大文字小文字」のみに絞ってみたいと思います。
私は昨年、あるリダイレクト削除の投票をきっかけに、リダイレクト大文字の違いを改定しました。この議論での結論は、システムの大小文字の自動変換機能によって大小文字違いのリダイレクトを用意する必要がないということを確認するもので、このことは、この機能を有効活用すると「大文字小文字がどのような状態であっても表示される先は必ず同じ画面になる」ことを示しています。これらの詳細については、あら金様のご説明のとおりです。
簡単にいうと全小文字「dreams come true」は誰のものかということです。今現在、シングルが表示されるこの検索の文字列は、音楽ユニットか?シングルか?それとも曖昧さ回避ページか?どのページへ飛ばすかを決める必要があったのですが、記事名が確定した段階で改名提案としては議論が終了してしまい、そこまで至っていません。
「dreams come true」をシステムの大小文字変換に沿った形に合わせると以下のようになります。
- 音楽ユニットを中心とする場合
- DREAMS COME TRUE
- Dreams come true (シングル)
- シングルを中心とする場合
- Dreams come true
- DREAMS COME TRUE (音楽ユニット)
- 平等な曖昧さ回避の場合
- Dreams come true:曖昧さ回避ページ
- DREAMS COME TRUE (音楽ユニット)
- Dreams come true (シングル)
大小文字で丸めているシステムの上に乗っているのですから、これを有効に活用せず同名の記事名を割り込ませて機能させないというのは非常にもったいないものです。
(草薙様、Penn Station様)正式名称の調査と採用は当該執筆者にとっては重要なことで必ず実施してもらわなければならないものです。しかしそれは書き手側の問題であって、閲覧のために同様の入力を閲覧者に期待するのは難しいでしょう。我々は画面の向こうのCaps Lockの状態まで指示することは出来ないのです。--Triglav 2009年4月12日 (日) 12:42 (UTC)