Wikipedia:井戸端/subj/NCやNDが含まれるCCライセンスで提供された文献の引用について
|
NCやNDが含まれるCCライセンスで提供された文献の引用について
[編集]本格的にウィキメディアプロジェクトに関わり始めて7年以上経つのに未だに理解できていない事がございますのでここで質問を行う事に致します。外部サイトのコンテンツでクリエイティブ・コモンズライセンスのうちNC(非営利)かND(改変禁止)のいずれか一つでも入ってしまっているものは利用できず、画像や文書を直接コモンズや特定のプロジェクトにアップロードした場合は削除対象となる、という事までは理解しております。それでは、これらのライセンスが入っているものに関し、著作権法の引用内の利用に関してはどの様な扱いとなるのでしょうか。過去の削除依頼における類例の有無も予め調べてはあり、CC BY-NCで提供されているサイトからの無断転載で削除されたWikipedia:削除依頼/悪魚、CC BY-NC-NDで提供されている文書からの改変が含まれる上に転載された文書の全体に占める割合も大きいとの意見が出されて削除されたWikipedia:削除依頼/陶胎漆器、中国語サイト百度百科(CC BY-NC-NDで提供)からの翻訳が「改変禁止」に抵触するという意見が出されて削除されたものが数件存在する(Wikipedia:削除依頼/百度百科翻訳記事、Wikipedia:削除依頼/周邦彦、Wikipedia:削除依頼/开国上将、Wikipedia:削除依頼/孙少平)という事は把握しております。しかし今回挙げる2つの例のうち一方はBY-NC-SAで提供されているものであり、厳密にこのライセンスで引用の要件を満たしながらも削除処分が下された事例は未だ目にした事が無い為、私は悩み続けて参りました。以下、私が悩んできた2つの事例となります。
- CC BY-NC-ND 4.0で提供されている英語版辞書を記事内容の検証に用いる事ができるか。
- ずばりパラオ語の現在版をご覧下さい。パラオ語にとっての外来語が多く並べられていますが、当時私はこれらが無出典であると思い込み、検証に使える辞書はないかと考え探し当てたまでは良いのですが、それがCC BY-NC-ND 4.0で提供されているものでした。どうしようか悩みましたが「下手に出典として使うと危ないけれどこれ自体は真っ当な文献だし、文献の存在自体を周知しておくだけなら何も問題ないよねー、取り敢えずこれそのまま引用したら危ないかもしれないからウィキプロジェクトで使えないライセンスで提供されておく事は示しておくけれど、もし興味のある人はこの辞書を見て記事内容の検証してねー、あ、でも引用するのはやめておいた方が良いと思うよー」等と直接的に書きたいのを押し殺して精一杯遠回しに書いた結果がこの様な奥歯に物が挟まりまくった様な中途半端な編集でございます。よく見たらかなり上部に情報源となるサイトが示されているという事につい先程になって気付いた為、急いで何かを行う必要はなくなったといえばなくなったのですが、仮に本当に無出典であった場合でも、検証のためといってこの辞書から引用を行う事は認められないという見方でよろしいでしょうか。
- CC BY-NC-SA 3.0で提供されている資料を用いている他言語版記事からの翻訳を行いたいが、日本語版ウィキペディアにおける扱いはどの様にすれば良いのか。
- 現在翻訳を検討しているある外国語版Wikipediaの故人の記事(ここ数ヶ月の間に低質な機械翻訳をした上で意図的に版指定削除が必要となる細工をしたものを大量投稿して削除依頼を麻痺させようとした疑いのある活動が横行している事も考慮し、一旦誰の記事を対象としているのかは伏せる事と致しますが、議論発展のために具体例を出して欲しいという強い要望がある場合はどの言語版の何と言う記事の事であるかを開示致します)が存在するのですが、その記事にはCC BY-NC-SA 3.0で提供が行われている出典A(元は紙媒体であるがあるウェブサイトにて左記のライセンス付きでデジタル化されたものが提供)がそこそこの割合(9割や10割ではないにせよ)含まれており他の2、3種の出典との併用が(主観的には)ほどほどの割合で見られます。ここで出典Aの使用の割合を抑えはしたいのですが、実はこの出典Aに対しては正当な加筆補遺版と推定される出典B(CCライセンスに関する言及はなく、著作権が存在するものと考えられる)も存在し、翻訳希望対象の記事の過去版では実際に出典Bが用いられていました(が、その後の加筆の際に最も古いものが良いと考えられた為か、わざわざ出典Bを出典Aに置き換える変更が行われています)。取り敢えず翻訳予定元のプロジェクトの事情は置いておくとして、日本語版ウィキペディアにおいてNCで提供されたライセンス付きの出典を適度に引用している場合はどの様な姿勢を取るのが適切と考えられるでしょうか。先述の削除依頼の事例ではほぼほぼ付随していたNDの存在や引用の分量が焦点となり、NCと引用との関連性に主眼が置かれた前例は寡聞にして存じ上げませんので、先回り的に議論対象とする必要があるのではないでしょうか。今回の事例に関しては著作権付きの資料とNCの条件付きの資料との境界が曖昧な様に思える事もあり、私は「そもそもCCライセンスは著作権の制約を緩和するために編み出されたものであるから、より厳しい著作権付きの典拠でも適量の引用であれば許容されるのであれば、それの過去版でNCがついているものに関してはライセンスの存在は無視し、通常の著作権付き典拠に対する扱いに準ずるものとする」としても良いのではないかと考えております。ほぼ同一内容のものが一方では著作権付で適量の引用であれば全く権利侵害にならないのに、NC付のものはいくら適量の引用であろうが権利侵害だ、となれば筋が通らない様に思えてならないのです。少なくとも今現在似た様な状態のページを仮に見つけたとしても、それで削除依頼に回すのは過剰反応過ぎるのでは、と考えている自分がおります。7年も(投稿記録をご覧頂ければお分かりの通り本当は足かけ14年でございますが、5年間は完全に無為に過ごしていた事になりますね)活動しているのにクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを私は理解していないのですか?理解していないのですね。7年経っても分からないものはこの様に言葉にしなければいつまで経っても分からないままで終わりそうで、私にはそれが耐えられません。私の考え方が通らないならバッサリ通らないと断定する結論であってもアリでしょう、とさえ思えます。ちなみに私が執筆を行いたい対象の人物に関しては、日本語でGoogle検索を行っても出典として使える情報は全く得られない上、ラテン文字を用いる言語圏出身の人物であるにもかかわらずラテン文字による外国語資料さえなかなか見つからず、利用可能なアテのある資料残り2種のうち一方(出典C)は閲覧できる箇所が非常に限られ、もう一方(出典D)は出典Bや出典Cを参考に記述されたものという状況でございます。
なおここでもし議論参加者全員が納得の行く結論を出す事ができたとしても、将来的にその通りに実際編集を行って井戸端の議論の存在など与り知らない方が削除依頼を出さないという保証は一切存在しないとは心得てはおりますが、先述の通り現在行っている執筆活動に支障が生じかねない事が判明し、またできれば翻訳予定の大元に関してもできれば自らの手で最善の状態としたいと考えております。あるいは、2.の事例に関しては何らかの方針への明記を目指した方がよろしいでしょうか。--Eryk Kij(会話) 2021年5月18日 (火) 18:41 (UTC)
- コメント 出典として示すだけの場合はNC、NDだろうが何でも利用できると思います。本文を記事中にライセンスを利用して採録したい場合に問題が発生するだけで。ご存知のようにNC、NDはウィキペディアと相容れないライセンスなので、ライセンスを利用して本文を記事に取り込むことはできません。「自由な利用」を制限するのは通常の著作権保護された文章と同じなので、扱いは通常の著作権保護された文章と同様と考えればよろしいかと。つまり、記事内に取り込みたい場合は通常の書籍からの場合と同じく(1)データのみ取り込む(2)著作権法で指定された引用の形式で取り込む、の2通りです。--Afaz(会話) 2021年5月19日 (水) 01:09 (UTC)
- コメント おそらくEryk Kijさんは著作権の基本的な部分を誤解していると思われます。引用の要件を満たしているのであれば、ライセンスを問わずいかなる著作物であっても問題ありません。削除依頼にかけられているのは、引用の要件を満たさないものです。--かかかたなな(会話) 2021年5月19日 (水) 15:12 (UTC)
- 返信 (Afazさん、かかかたななさん宛) お二方ともありがとうございます。つまり記事中に著作者情報・文献名等の情報を明示さえすればその時点でライセンスの問題は無関係となり、注意すべき点は特定の資料からの引用の割合が10割9割とならないかという要素などに絞られてくるというご見解という事でよろしいでしょうか。もう少ししたら最初に伏せていたものを全て開示する事となるかもしれません。ちなみにAfazさんの仰せになられた「データのみ取り込む」ですが、具体的にどの様な編集を想定されているのでしょうか。--Eryk Kij(会話) 2021年5月19日 (水) 17:02 (UTC)
- 引用に関してはそうです。引用の割合は「本文が主で、引用が従」なので、説明を補強するために少量取り込むぐらいにしておくのが無難です。
- つぎに「東京タワーの高さ:333メートル」といった単なるデータ、事実は著作権の対象外になります(著作権なるほど質問箱)。例えば「ウェールズ語の話者は855,200人」という文章は単なるデータ、事実しか述べていませんので、ウィキペディアに取り込んでも問題ありません。また英語版においては事実を述べた7語以下の文章には表現の創作性がないとして著作物として扱ってません。ただし、データはデータでも、データを表の形式にまとめてるものは表現に創作性を含むという解釈があり、表の丸写しはおすすめできません。--Afaz(会話) 2021年5月19日 (水) 21:16 (UTC)
- 返信 (Afazさん宛) ありがとうございます。それ全部例外なく必ず出典を示して引用すべきものであると今の今まで考えておりました。--Eryk Kij(会話) 2021年5月19日 (水) 21:28 (UTC)
- 報告 その様な訳で翻訳を望んでいたen:Adolph Daniel Edward Elmerをもとにアドルフ・ダニエル・エドワード・エルマーを作成致しました。ただし翻訳元には改善すべき点が数多く存在する為、要約欄では履歴継承を行いながらも翻訳元にない加筆を(無論出典付きで)行ったり、翻訳元の受け入れ難い点を述べたりしております。なお議論提起の際に伏せていた出典の詳細も以下に開示致します。
- 以上となります。--Eryk Kij(会話) 2021年5月19日 (水) 21:01 (UTC)
- (コメント)上記発言者について、不可解な(かなり長い上直接関係ないので各自利用者‐会話:かかかたななの確認をお願いします)ことを言い出したのでこちらで問いただしたところ、2ちゃんねるのちくり裏事情板のスレを出してきた上で「方針・ガイドライン・コメント依頼・FA・GA・外部サイトの過去ログをすべて熟読した」と発言し、2000スレある趣味一般板のスレを知らないはずがないので「熟読…!?」と疑問に思いそれについて問いただしたところ回答を拒否されたことを報告します。ログおよび「方針~」の発言は利用者‐会話:かかかたななにあります。--6144(会話) 2021年5月22日 (土) 11:20 (UTC)
- 返信 (Afazさん、かかかたななさん宛) お二方ともありがとうございます。つまり記事中に著作者情報・文献名等の情報を明示さえすればその時点でライセンスの問題は無関係となり、注意すべき点は特定の資料からの引用の割合が10割9割とならないかという要素などに絞られてくるというご見解という事でよろしいでしょうか。もう少ししたら最初に伏せていたものを全て開示する事となるかもしれません。ちなみにAfazさんの仰せになられた「データのみ取り込む」ですが、具体的にどの様な編集を想定されているのでしょうか。--Eryk Kij(会話) 2021年5月19日 (水) 17:02 (UTC)