Wikipedia:査読依頼/ステイゴールド 20190614
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競走馬・ステイゴールドの査読依頼をお願いいたします。ステイゴールドの父・サンデーサイレンスが秀逸な記事に選ばれていますが、本馬にとって欠かせない話題である競走馬時代の波乱万丈さや、メジロマックイーン牝馬との相性についても加筆させていただきました。 何か足りないと感じられる部分がございましたら、ぜひお教えいただきたいです。 よろしくお願いいたします。--以上の署名の無いコメントは、パックリガム(ノート・履歴)さんが 2019-06-14T00:19:35 に投稿したものです。
- 【査読】 ──専門家の方による審査結果。
- 【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
- 【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
- 【感想】 ──専門外の方による感想。
- 【その他】 ──表記・文体など
- まず、査読以前の問題ですが、出典情報についていくつか。出典情報をハーバード方式で記述する時は、書誌情報へのアンカーリンクが機能するように、書誌情報の方も整備しておいてください。今回は数が少ないので私がやっておきましたが、今後新しい出典情報を加筆する場合は忘れずにお願いします。また、以下のいくつかの雑誌記事については記事タイトルや著者名などの詳細情報がありません。
- 脚注32 『優駿』2001年5月号、112頁。
- 脚注48 『優駿』2001年11月号、17頁。
- 脚注54,60 『優駿』2002年2月号、114頁。
- 脚注100 『優駿』2004年10月号、98頁。
- 原則的に学術論文雑誌以外の雑誌記事は、出典情報として雑誌タイトル、発行日または巻号数、およびページ数だけの情報でも十分(少なくとも検証可能性の点では問題ない)ではありますが、『優駿』2000年7月号と『優駿』2010年3月号については、参考文献節に記事タイトルや著者名などの詳細情報があるので、できればそれに合わせて欲しいと思います。詳細情報を書かないのであれば、アンカーは不要だし、詳細情報が書かれているものと誤解するので、脚注のアンカーリンクは除去してください。(例として
[[#『優駿』2000年7月号|『優駿』2000年7月号]]、108頁。
は、アンカーを外して単に『優駿』2000年7月号、108頁
としておいてください)--Loasa(会話) 2019年6月15日 (土) 22:23 (UTC)
- 【査読】
- 査読期限が迫ってもコメントが付かないのは寂しいだろうと思い、ということで「査読」としましたが、趣味者の感想文です。先に言い訳しておきますが、私のコメントを全て対応しろとかいうものではないです。1個人の感想です。私とは異なる意見の方もいると思います。
- 冒頭定義文
- 単に「日本のサラブレッドである」よりは、日本のサラブレッドのなかでどういった特筆性を有しているか、最も端的な評価を書くべきです。(WP:LEAD)
- 具体的には
- 史上初の、日本産サラブレッドによる、日本国外での、正式なG1競走優勝
- をあげるべきでしょう。注意したいのは上の3要素は1つも欠かせないということです。「日本国内の正式G1」は既に勝ち馬がいます(ジャパンカップ)し、「日本調教馬」だと既に勝ち馬がいますし、「正式でないG1」ならフジヤマケンザンが日本産サラブレッドとして既に勝っています。
- ほかにも「JRA特別賞」「種牡馬成績」など大きな特筆性はあるのですが、JRA特別賞受賞馬はほかにもいますが、「史上初の海外G1」は唯1頭ですから。
- 概要
- 概要になっていません。概要というのは記事本文を端的に要約したものです。この概要文は半分以上を「シルバーコレクター」の説明に費やしていますが、記事本文はそうなっていません。シルバーコレクター云々は節で言うと2.2.2の要約にしかなっていません。
- 「稀代の云々」を強調表示するのも解せません。これは誤った重みづけというものです。
- 本文
- 「出生からデビューまで」は、伝記記事として紀伝体とするか編年体とするかですが、それが入り混じっています。編年体とするならば、生まれた当時の1994年の時点では、父が「1995年から12年連続のCSになる」ことは予見できません。確かにサンデーサイレンスは大きな期待がかけられていましたが、社台Fにいる種牡馬としてはほかにも同程度の期待種牡馬がゴロゴロいましたし(種付料はヘクタープロテクターと同等)、オグリキャップだって同じぐらいの期待がかけられていたのです。母系については基礎輸入牝馬であるロイヤルサッシュから触れるべきで、あとからみたときのSSの評価に言及するならショウナンパンドラやスノードラゴンにも言及すべきです。ここではあくまで編年体として、種付当時・出生当時の父や母の評価に絞って書いたほうがスムーズに思います。
- 「あとでわかったこと」もここで書くなら、同世代のサイレンススズカとかオースミサンデーとかホーネットピアスとかメジロディザイヤーとかエイシンサニーオーとかにも言及したくなりますし(笑)。
- まあ正直、面倒くさいと思うんですが、1994-96年頃の競馬ブックとか優駿とか競馬雑誌にあたると(競馬ブーム最盛期なので、山ほど情報源があって、1歳馬リストの雑誌とかもありましたね)、血統馬ですからPOGだとかデビュー前のステイゴールドに対する外部の評価なんかも得られるでしょう。まあ、そこまでしなくてもいい、とは思いますけれど(笑)。
- 検証可能性に関連し、記事の完成度としてどのくらいを目指すのかにもよるのですが、私は少なくとも1レースにつき1出典を示すべきと思います。1文章のなかにいくつのレースを盛り込むか、表現上の問題なので、好みかもしれないですが。
- たとえば、すいれん賞・やまゆりS・阿寒湖特別で1出典、京都新聞杯・菊花賞・GホイップTで1出典と、ちょっと不足感を感じます。続く万葉S・松籟S・ダイヤモンドS・日経賞は出典無しです。
- その気になれば、負けたレースも全て「優駿」「競馬ブック」「Gallop」やスポーツ新聞などのレビュー記事を使って詳細に加筆することもできるでしょう。ただこの馬の場合はキャリアが豊富なのでそれをやるととんでもなく肥大化する恐れもあり、すっ飛ばすのもいいアイデアと思います。
- ドバイはこの馬にとっては極めて重要な勝鞍で、その割には、他の部分に競べて記述が物足りなく思いました。段落が2つしかないですが、もう少し分けて、説明をていねいにしてほしいです。ファンタスティックライトという馬に勝っちゃうことがどれだけの価値があるのか、いまいち説明が足りなく思います。ステイゴールド陣営の内幕はよく描かれているのですが、世界から見た評価を書いてほしいです、書きましょうよ、世界からの評価。(例:Stay Gold Pulls Dubai Sheema Classic Upset)それを欠くと、JPOVでさえあります(笑)。
- イギリスでは、Japanese runners to be feared in Dubaiと、日本国内でG1も勝ってない馬がドバイにやってきて世界チャンピオンを負かしちゃうんだから日本の馬ヤバい、という風に報じられました。
- バランス感としては、前半生がかなり詳述されているのに比べると、「宝塚記念から国内ラストランまで」あたりはだいぶ飛ばしている感じがしました。京都大賞典の失格沙汰は1節設けてもいいと思います。
- 秋天の説明、「7着に終わった」の後に「道中は・・・」とあります。これは順序を逆にして、ふつうに時系列で書いたほうがよいと思いました。
- 「種牡馬としての特徴」の後半が独自研究です。
- ちょっと百科事典としては表現に難があるところが散見されます。
- 2戦目、「2.2倍の断然の一番人気」といいますが、このレースの2番人気は4.1倍、3番人気は4.5倍です。「断然の一番人気」じゃないです(笑)こういうのは、「2.2倍の一番人気」とするのがよいです。また、「最下位」とありますが、ただの最下位でなく「大差の最下位」だったことにも言及するべきでしょう。
- 阿寒湖特別で「古馬勢を一蹴した」だとか、おそらく情報原の文献にそうあるのでしょうけれど、このレース、3着まで3歳馬で、しかも3/4馬身差の接戦です。古馬つったって下級条件戦。夏の札幌開催で3歳馬が優勢なのはいつもどおりです。また、「3角からのひとまくり」と言いますが、道中は14頭中6番手の先行ポジション。2着3着も先行馬で先行決着なんです。言うほどまくってないし、ローカル開催では直線一気なんてそうそう起きないので、3角から動くのは普通でしょう。全体として少し表現を変えるか、誰某は「一蹴」と表現した、みたいにするとか。
- 文献からの引用を枠囲いにしているのと、騎手の結構長めのコメントを平文で本文に組み込んでいるのがあって、これも好みの範囲ですが、私だったら長めの騎手コメントも枠囲いにするかなあ。
- 情報源や評価の多様性
- ちょっと重複です。これは期待なのですが、ドバイや香港での勝利、種牡馬としての評価など、日本国外の情報源からの言及もほしいところです。
- これだけの有名馬なので、日本国内でも、この馬を評価した言及は無数にあります。キリがないですね。そのなかで、騎手や生産界の代表的人物による評価を採用するのはわかるのですが、なんで「ライターの河村清明」のコメントをフューチャーするのかな、とは感じました。要するに『優駿』誌上でのコメントなんですけど、いわゆる「有名な競馬評論家」はほかにもいるわけで。
- 上のように、ステイゴールド死去のニュースも世界中で報じられました。あのファンタスティックライトを負かした、あのオルフェーヴルの父の、というふうに。
- 全体的評価
- 大作・労作であるのは疑いようも有りません。
- ただ、参考文献は「多い」とは感じません。上に書いたように、この馬に対する言及は山ほどあるはずです。
- 出典は、半分ぐらいがJBISによる産駒情報です。それ以外は石田・高橋と流星社がほとんどです。この3冊はこの馬を主題に据えたものですから、大いに依拠するのは当然なのですが、もう少し幅広いところからも情報がほしいなと思いました。おそらくそうすると、上に書いたような「大言壮語」や「評価の多様性」も自然に解消していくことと思います。
- ただまあそれをやるのはタイヘンですし、肥大化・冗長化とのせめぎあいもあります。それをやらないからダメだよということはないと思います。
- 私は競馬オタクなのでこういう感想になりました。が、ここは百科事典なので、競馬に関心がない方の意見も聞いてみたいですね。詳しく書けば書くほど肥大化し、そうすると関心がない人は寄り付かなくなるところがあり、悩ましい(笑)。--柒月例祭(会話) 2019年8月13日 (火) 12:17 (UTC)