Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/補助人工心臓 20140811
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選考終了日時:2014年8月24日 (日) 15:53 (UTC)
- (自動推薦)2014年7月度の月間新記事賞受賞記事。--totti(会話) 2014年8月10日 (日) 15:53 (UTC)
- 条件付賛成 (後に「賛成」に切り替えています) 欲を言えば、少ない症例のようですけれども、心臓が回復した時に、どのように補助人工心臓を取り外して元通りの循環が再生されるのかについての記述もあれば、なお良いとは思います。ただ、仮にそれが無くとも、現状で良質な記事と言って良いレベルにあると思います。
- しかしながら、本記事の略語の多さ(医学系の記事の多くに言えることですけれども)には閉口します。恐らく専門医しか使わない、しかも別分野では全く違う意味に用いられる略語もあるのではないでしょうか。記事内での説明があるとは言え、似たような略語が何種類も出てくるので大変読みにくいです。ですので、この点が改善されれば、良質な記事に選出することに賛成します。--G-Sounds(会話) 2014年8月13日 (水) 19:28 (UTC)
- コメント 初版作成者です。仰る通りVADの取り外しについては、VADから心移植への移行とともにVADを語る上では必要な記述です。適切な出典が見つかり次第追記したいと思います。
- また略語による読み辛さは確かにご指摘の通りです。VADという略語自体の使用はお許し頂くとして、その他唐突に略語が出てきて読み辛いと思われる場所は表現を変えるなど、いくつかの修正を行いました。--Giardello(会話) 2014年8月14日 (木) 14:48 (UTC)
- コメント 昔、補助人工心臓について少し学ぶ機会があったため、興味深く拝読いたしました。多くの出典に基づき、特に適応や手術などについて丁寧に解説されていると感じました。ただ、良質な記事の目安である「記述されるべきトピックがある程度網羅」されるためには、VADの構造・原理の説明がもう少し必要かと思います。特に、動力源(電源)や制御系の話がほとんど書かれていないので、この点を追記頂ければ、VAD全体象の理解が深まるかと思います。
- その他、細かいことですが、追記していただければと思った点を以下に示します。
- 導入部にて、VADの構造・原理を簡潔に述べておく必要があるかと思います。始めに「ポンプ、抜血部、送血部、電源等から構成される」ことと、「心臓から血を抜いて、ポンプで人工的に昇圧し、動脈に送り出す」、ということを示しておけば、本文を理解しやすくなるものと存じます。「左室補助人工心臓(LVAD)が補助する血流の図解」図が簡単で分かりやすい説明となっていますので、導入部にて、明示的に図を参照させても良いかと思います。
- 「ブリッジ使用」という言葉について、「適応病態」節で説明されていますが、初出となる「開発の歴史と現況」節で簡単な説明が必要かと思います。個人的には日本人工臓器学会[1]のような説明が分かりやすいと感じました。
- 以上です。ご検討いただけますと嬉しく思います。--Mogumin(会話) 2014年8月16日 (土) 08:14 (UTC)
- コメント 臨床的な観点から書き始めた記事なので、仰る通り構造や動作原理に関する記述が抜け落ちています。ひとまず構造と動作原理に関する節を設け簡単に説明を加えましたが、内部機構を表す使用可能な分かりやすい画像が見つからず文章のみの説明になっているため、これでイメージはし辛いかもしれません。
- 後半のご指摘の点についても、簡単ではありますが修正を行いました。--Giardello(会話) 2014年8月16日 (土) 21:30 (UTC)
- コメント Giardelloさん、さっそくご対応くださり、ありがとうございます。加筆・修正頂いた内容は、いずれも要点を押さえた説明だと思い、敬服いたしました。構造と原理については、画像があれば更に分かりやすくなると思いますが、ライセンス等を考えると、入手は難しいのではないかと推察いたします。
- 追加で申し訳ありませんが、以下2点、ご対応いただけますと、私としては良質な記事として賛成できると考えております。細かいことで恐縮なのですが、選考の目安における「検証可能性が信頼できる情報源によって担保されている」、「独自研究になっていない」の観点からのコメントとなります。
- 「拍動流VAD」と「定常流VAD」節の記述は、脚注[7][17][18][19]に基づくものと思われますが、節が分かれておりますので、念のため各段落末あたりに該当する脚注を付けていただいた方が良いかと思います。
- [注釈 3] 「…保険適応は2011年と、大きく後れを取った」および、[注釈 10]「…ポンプポケットを作成する必要がない非常にユニークな特徴を持つ」という記述は、個別に出典を明示しなければ、独自研究に該当してしまうかと思います。個人的には、それぞれ、「…保険適応は2011年と遅れた」、「ポンプポケットを作成する必要がない」と、客観的事実を述べるだけでも十分かと思いましたが、実際に出典にあたっているわけではないので、Giardelloさんのご判断にお任せできればと思います。
- 以上です。お手数をおかけしますが、ご検討いただけますと幸いです。--Mogumin(会話) 2014年8月17日 (日) 08:45 (UTC)
- コメント 丁寧に査読して頂き大変助かります。1点目については「拍動流VAD」と「定常流VAD」節の記述は3つの出典に基づくものであったので、必要なものを脚注に追加しました。2点目は、確かに記述が独自研究になっていますね。失礼しました。主観的な表現を削除してもいいのですが、そもそも2つとも記述が無くても全体の説明には全く影響しない文章なので、余計な紛れを残すこともないと思い、両方とも削除しました。--Giardello(会話) 2014年8月17日 (日) 09:46 (UTC)
- 賛成 素早いご対応、ありがとうございます。修正を確認いたしましたので、選出に賛成いたします。注釈の件は、全体を削除とのことで承知いたしました。粘り強くご修正・ご返答くださり、感謝申し上げます。--Mogumin(会話) 2014年8月17日 (日) 10:24 (UTC)
- コメント 丁寧に査読して頂き大変助かります。1点目については「拍動流VAD」と「定常流VAD」節の記述は3つの出典に基づくものであったので、必要なものを脚注に追加しました。2点目は、確かに記述が独自研究になっていますね。失礼しました。主観的な表現を削除してもいいのですが、そもそも2つとも記述が無くても全体の説明には全く影響しない文章なので、余計な紛れを残すこともないと思い、両方とも削除しました。--Giardello(会話) 2014年8月17日 (日) 09:46 (UTC)
- 賛成 この技術・医療手法について解説するべきことをおおむね満たしているものと思います。細かく言えば、「開発の歴史と現況」で、第1文目から最初の使用例になっているわけですけど、使用に至るまでには、どういう経緯でこういう技術が考えられて、人工臓器の開発がどう進められたのか、というところがあるはずです。そういうところまで補えると、より面白く幅が広がると思います。医学的には、そういう開発の経緯などどうでもいいところなのかもしれないですけど、部外者としては開発史には結構興味があります。「術後管理」「その他の日常生活」にある箇条書きは、Help:箇条書き#定義の箇条書きを使った方がよいかもしれません。--Tam0031(会話) 2014年8月19日 (火) 15:03 (UTC)
- コメント 歴史の節の冒頭に少し記述を追加しましたが、臨床応用に至る前の詳細な開発史については手元に適切な資料がありませんでした。このあたりは臨床系より医用生体工学系の人が詳しいのかもしれません。箇条書きについては修正しました。--Giardello(会話) 2014年8月19日 (火) 18:06 (UTC)
- 賛成 立項当初はかなり臨床寄りな記事だという印象を持っていましたが、Giardelloさんの尽力によって、補助人工心臓に関して網羅された記事になっていると思います。良質な記事の目安を満たしていると思います。--Kinketu(会話) 2014年8月21日 (木) 14:51 (UTC)
- 賛成 わずか10日ほどの間に、私が「欲を言えば」と言った部分まで加筆していただきありがとうございます。元々、記事の内容的には良質な記事の基準を軽く突破していましたけれども、さらに良くなったと思います。また、当初よりは読みやすくなった(また明らかに不要なTIAという略語は除去させていただいた)ので、賛成に切り替えました。
- ただ、全文を見直していて気になる箇所が出てきたので、以下に列挙しておきます。
- 「VAD植込み後臓器不全が改善する可能性がある」と言うのは「VAD植込み後の血流改善に伴って臓器不全が改善する可能性がある」ということでしょうか? 多くの場合改善するというくらいですから何か理由があるはずなので、簡単に理由の説明があっても良いのではないでしょうか。もちろん、理由は不明だが統計的に多くの場合改善することが判っているというのであれば、その旨を記載しておけば良いと思います。
- 「VADの開発と臨床応用」の節において「第3世代VAD」とのみしかありませんけれども、これは文脈から見て「第3世代植込型VAD」なのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか? もしそうなのであれば、2度目からは「第3世代VAD」と略しても良いかもしれませんけれども、最初は「第3世代植込型VAD」と書いた方がよろしいかと思います。
- 「140秒程度を目標にヘパリンを投与する。」の投与方法は、静脈注射なのでしょうか、それとも皮下注射なのでしょうか、または、いずれでも良いのでしょうか? 明確にしておいた方が、よろしいかと思います。
- 「その他の日常生活」の節の旅行に際しての場所で、接地極付きコンセントに関する話がありますけれども、コンセントの差込口のタイプにも地域によって色々あるようですけれど、単に接地極付きコンセントがあれば大丈夫なのでしょうか?
- VAD離脱に関する説明で「この場合は再度心不全が増悪した場合にカフを再使用出来る」の「この場合」とは、「(単に)カフが残っている場合」なのでしょうか、それとも「カフが固くて閉鎖出来ない場合に、フェルト製プラグを挿入して閉鎖した場合(のみ)」なのでしょうか。どちらを指すのか、Giardelloさんの文章を熟読しても、私には判断できませんでした(私には、この2通りの解釈ができました)。どちらを指すのか曖昧だと思うので、この点だけは明確化してください。
- なお私事で恐縮なのですけれども、今回はたまたま10日ほどでWikipediaの編集日を持てたものの、通常は月に1回の編集日を持てれば良いくらいなので、上記に列挙した内容に不明な点が出てきたとしても、当分は回答できない可能性があること、どうぞ御容赦ください。--G-Sounds(会話) 2014年8月22日 (金) 17:34 (UTC)
- コメント ご指摘の各点について、ひとまず以下の如く修正・変更しました。
- まず1点目について。臓器不全が改善するのは各臓器への血液灌流が改善するからですが、「なぜそう考えられるのか」を適切な出典を示しつつ説明するのは冗長な記述になると考え(少なくとも私の能力では正確性を担保しつつ簡潔平易に説明するのは無理でした)、「VAD植込み後に臓器不全が改善することが報告されている」との表現に改めるにとどめました。
- 2点目はご指摘の通りです。「第2世代植込型VAD」「第3世代植込型VAD」に修正し、更に表現を一部変更しました。
- 3点目の投与経路は静脈投与です。これも修正しました。
- 4点目のコンセントの差込口について。同じ機種でも実際には各国・地域ごとにACケーブルなどの部品がカスタマイズされるので、国内を移動する限りコンセントの形状が問題になることは通常は無く(エアコン用大容量コンセントなど特殊なものについてまでここで記述する必要はないと思いますので)、その旨を簡単に注釈に記述しました。
- 5点目は前者です。これは「カフを縫合せずプラグを挿入して閉鎖した場合は」との表現に変更しました。--Giardello(会話) 2014年8月22日 (金) 20:06 (UTC)
- 遅くなりましたけれども、ここに一筆、お礼を。私が指摘した箇所の修正、ありがとうございました。--G-Sounds(会話) 2014年9月17日 (水) 15:18 (UTC)
- コメント ご指摘の各点について、ひとまず以下の如く修正・変更しました。
2014年8月21日 (木) 14:51 (UTC)に賛成のみ3票の状態になり賛成のみ3票以上の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--ぱたごん(会話) 2014年8月24日 (日) 03:50 (UTC)