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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/pH試験紙 20200311

選考終了日時:2020年3月24日 (火) 15:27 (UTC)

  • (自動推薦)2020年2月度の月間新記事賞受賞記事。--totti会話2020年3月10日 (火) 15:27 (UTC)[返信]
  • 反対 色の変化についての説明をかなり販売店のサイトなどの一次資料に頼っており、二次資料を用いた加筆を要する。また、単なる中学校や高校の教諭の資料、非専門家の書籍など、信頼性に乏しい情報源が使われている。--都会の中の田舎 2020年3月12日 (木) 01:03 (UTC)[返信]
  • コメント 色の変化については単純な事実関係に近いので、一次資料に頼っても大きな問題はないかと思います。私としては、歴史の解説が少し寂しすぎるかなという感を受けます。酸塩基指示薬の記事との分担関係が難しいのかもしれませんが。--Tam0031会話2020年3月13日 (金) 14:48 (UTC)[返信]
  • 反対 記事主題としては非常に面白く月間新記事賞受賞も納得の記事ですが、良質な記事として考えた場合には非常に問題のある状態だと思います。
    • 概要節の1段落だけで非常に問題が多いです。濾紙に指示薬を含侵させ乾燥させたものという記事の根幹に関わる記事主題の定義にも関わる部分の出典が通販サイトの商品説明というのはWikipedia:信頼できる情報源に照らして不適切だろうと思います。後段の仕組みの所で同じ内容に5個の出典を付けているのですから、そこにあげている吉村(2012)の化学事典辺りを出典に提示しておくのが無難ではないかと思います。
    • 1931年に発明されたと書かれていますが、この書き方ですと無出典で書かれているように見えます。後段にアドバンテック東洋のサイトが出典として示されていますが、そこには1931年に発売し始めて第三回化学工業博覧会に出展したということが書かれているだけで、発明時期に関することには言及されていません。記事中でも出典として用いられている及川(1952)の論文には、昭和5年=1930年にはpH試験紙自体は開発されていて新製品として発売するために試験紙法と電極法についての測定誤差の検討等が行われていたということが書かれています。発明時期を明示した情報源は見つけられませんでしたが、少なくとも1931年に発売開始された=1931年に発明されたとするのは事実関係に齟齬があるように思えます。
    • 価格の出典が楽天の検索結果ページというのは流石に駄目でしょう。通販サイトの検索結果ページから平均価格が1000円で短冊タイプの方が安い傾向があると言っちゃうのは明らかに独自研究です。
    • 測定範囲はpH1~11と書かれていますが、その出典として用いられている肥料等試験法を確認すると「亜硝酸の分析でpH調整をする際に用いるpH試験紙にはpH1~11の範囲を測定することができるものを用いること」という旨の化学分析の公定法に関する規定の記述があるのみでした。つまり、pH試験紙にもいろいろ種類はあるけれどもこの分析方法ではこの範囲のpHを測定できるものを使いましょうという内容なのであって、pH試験紙というものは測定範囲がpH1~11ですよということを書いたものではありませんから、出典に書かれている内容と記事に書かれた記述に齟齬が生じてしまっています。
    • pH11以上は測れないのでpHメーターを使う必要があるという部分に関しても、記事の後段にて説明されているように現実にpH11以上を測定可能な試験紙が存在しているわけですから、事実関係に齟齬が生じてしまっています。出典元を確認しますと、この論文は学校教諭である著者が生徒に対して行った化学実験の報告ですから、ここで書かれた「pH試験紙ではpH11以上は測れないのでpHメーターを使う」という旨の記述は単にこの化学実験で使ったpH試験紙がそうだったという以上の意味はないのではないかと思います。少なくともこの文献をもとに、一般論としてpH試験紙ではpH11以上を測定することはできないのでpHメーターが必要だということを概要節にそのまま書いてしまうのはちょっとよろしくないように思います。
    • 次節の話になりますが、歴史節において指摘の2点目と同じアドバンテック東洋のサイトを出典にして7種1セットとして出品した旨が書かれていますが、こちらもそのようなことは出典元には書かれておりません。確かに7つの包みが1セットの箱に収められている写真はありますがこの写真についての説明は書かれていないため、これがが1931年に博覧会に出展したpH試験紙の写真なのか、アドバンテック東洋社が保管している昭和20年(=1945年)以降に製造されたタイプのpH試験紙の写真なのかを判別することはできないのではないでしょうか。アドバンテック東洋社が保管している最古のものが1945年以降に生産されていたタイプのものという話からすると後者である可能性の方が高いのではないかと思われますが。また、発明当初は短冊タイプだったという旨の記述も出典元にはなく、文字の説明がない画像から編集者が読み取って記述するには踏み込みすぎた内容であるかと思います。
  • 精査した範囲は概要節のみですが、出典として挙げられている情報源に書かれている内容と、それを受けて書かれる記事の記述に齟齬があるため、結果として出典に書かれていないことを書いてしまっているような状態であるように見えます。--重陽会話2020年3月16日 (月) 22:14 (UTC)[返信]

選考終了時点で反対2票のため、今回は見送りとなります。--Tam0031会話2020年3月25日 (水) 14:33 (UTC)[返信]