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'''ギャル男'''(ギャルお)は、[[1990年代]]後半の[[日本]]で発祥した、男性の[[ストリートファッション]]、あるいはその系統に属するファッションを愛用する男性たちの総称である。 |
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2013年2月14日 (木) 16:55時点における版
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ギャル男(ギャルお)は、1990年代後半の日本で発祥した、男性のストリートファッション、あるいはその系統に属するファッションを愛用する男性たちの総称である。
→「Category:ファッションの傾向を表す言葉」も参照
概要
ファッション雑誌「Men's egg」の創刊に伴い、Men's eggが提案したファッションを受け入れた男性たちを指すことが多い。
創刊当初は古着やサーフ系のスタイルがほとんどであり[1]オールドサーフ系といっていた[要出典]が、次第に「ギャル男」といわれるようになっていった。
1990年代前半の日本において、男性のストリートファッションは、
- 1. きれいめ系
- 『MEN'S NON-NO』や『FINEBOYS』、『チェックメイト』が提唱。2009年現在のモード系に近いファッション。
- 2. ストリート系
- 『Samurai magazine』『BOON』(当時はヒップホップのファッションを押していた)」が提唱していた。ブランドのスニーカーとトレーナーに野球帽といった、2009年現在のヒップホップファッションに近いファッション。
という上記2つのスタイルが主流の時期があった[要出典]。
しかし、それ以外の
- ヤンキー系
- 雑誌ティーンズロード、チャンプロード愛読。1980年代から1990年代初頭にかけて、当時の不良少年(少女)たちを指して「ヤンキー」と呼んだ(クラシックヤンキー)。不良っぽい服装でリーゼントに幅の広いズボンや、主に紫色をベースにした派手な柄のシャツなどを好んだ。1990年代後半はカール・カナイのジャージを着るのが愛好家たちの間で流行。また2000年代に入るとガルフィーのジャージが流行した。彼らは学校の中ではジョニーケイやブラックワン、マックスラガーの変形学生服を着用し、クラスメートの中で目立つことを求めた。
- サーファーファッション系
- Fineというサーフィン雑誌を愛読。ムラサキスポーツに出没。マリンスポーツに合うファッションを追い求めていた。1990年代後半の70年代ブームで部分的に復活。上はHangten、BillaBongなどサーフブランドのロゴの入った上着、下はベルボトムかブーツカットのジーンズもしくはダボダボのズボンに長髪、茶髪、スポーツウォッチ)を好んだ。
などのファッションを好んだ若者たちのなかには、「きれいめ系」、「ストリート系」に物足りなさを感じる者も少なからず存在し、今までにない新しいストリートファッションを探し求める傾向にあった[要出典]。
そこに狙いを付けた[要出典]女性向けファッション雑誌『egg』が1999年、男性向けのストリートファッション誌『Men's egg』を創刊[2] 。独特のファッションを提案し、今までのファッションに不満を持っていたヤンキー系やサーファーファッション系の読者から流行が広がっていった。
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典型的ファッション
- 髪型
- 服装
- 全体的に痩身、細身(タイト)な服装
- (しばしば極端に)焼けた肌
- 冬は黒い服装が多い
- 大き目のサングラス
- トップス
- ボトムス
- ズボンをブーツに入れるブーツインファッション
- 夏はカラーパンツ
- 靴
- エンジニアブーツ
- 先のとがった靴
ファッションの多様性と分類
一口にギャル男と言っても以下のようにさまざまなスタイルを内包しており、決してひとくくりにできないのが現状である。
→「ギャル § ギャルファッションの多様性と分類」も参照
- センターGUY
- 2003年~2004年頃に流行。渋谷センター街の街と男性を意味するGUYを重ねた名称で「センターガイ」と読む。マンバの男性版でモリオ(モリ男、モリ汚)ともいう。雑誌「men's egg」が彼らを取り上げ、「ハロー!センターGUY」というコーナーを設けたために流行した。センターGUYが用いるスラングをGUY語(がいご)と言い、マンバも用いる。髪は茶髪や金髪、さらに原色のピンクなど奇抜な色の長髪(ロンゲ)で、マンバやギャルと同じようにALBA ROSAを好み、メイクもマンバと同じように肌を黒く、目の周りにシールを貼ったり唇を白くするなど奇抜な格好・メイクを好んだ。
- お兄系
- 2000年代後半のギャル男の傾向としてはテーラードジャケットやドレスシャツにジーンズを合わせたファッションが定番となってきており昔のイメージと比べると清潔感あるファッションが多くなっている。
- アメリカンカジュアル
- 上はチェックシャツやネルシャツ、下はビンテージジーンズを穿き、エンジニアブーツを履いたファッション。
- ハードアメリカンカジュアル
- リアルレザーやフェイクレザーのバイカージャケットを上着にしたスタイル。
- ワーク系
- オーバーオールやカバーオールを着てエンジニアブーツを履いたファッション。春から夏にかけて見られる。
- サーフ系
- サーファーファッション的要素を取り入れたスタイル。上はラグランTシャツ、下はワッペンジーンズ、上着にダウンベストを着た一見、サーファーのようなファッション。
- サロン系
- サロン系的要素を取り入れたスタイル。ロングカーディガンにタンクトップ、重圧感あるネックレスを使ったファッション。
- 裏渋系
- 漢字がプリントされた洋服を着たファッション。
など多種多様なギャル男のファッションがある。
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ファッションを紹介している雑誌
関連人物
参考文献
- 『WWD FOR JAPAN』2007年12月17日発行、December 17 vol.1454。