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関東独立U局全局で放映した(続編の『Second Barrage』も同様)。 |
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※2:KBC九州朝日放送での放送において、人種差別とみなされたセリフが一部削除された放送話があった(KBC独自の判断による削除{{要出典|date=2008年11月}})。 |
※2:KBC九州朝日放送での放送において、人種差別とみなされたセリフが一部削除された放送話があった(KBC独自の判断による削除{{要出典|date=2008年11月}})。 |
2009年7月29日 (水) 08:33時点における版
ブラック・ラグーン | ||
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ジャンル | ガンアクション | |
漫画 | ||
作者 | 広江礼威 | |
出版社 | 小学館 | |
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掲載誌 | 月刊サンデーGENE-X | |
レーベル | サンデーGXコミックス | |
発表期間 | 2001年4月号 - | |
巻数 | 現在8巻 | |
その他 | 第1話は読み切り | |
小説:ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ | ||
著者 | 虚淵玄 | |
イラスト | 広江礼威 | |
出版社 | 小学館 | |
レーベル | ガガガ文庫 | |
発売日 | 2008年7月18日 | |
巻数 | 1巻 | |
アニメ:BLACK LAGOON BLACK LAGOON The Second Barrage | ||
原作 | 広江礼威 | |
監督 | 片渕須直 | |
シリーズ構成 | 片渕須直 | |
脚本 | 片渕須直 | |
キャラクターデザイン | 筱雅律 | |
メカニックデザイン | 木村雅広 | |
アニメーション制作 | マッドハウス | |
製作 | BLACK LAGOON製作委員会: ジェネオンエンタテインメント 小学館 GENEON ENTERTAINMENT(USA)INC. | |
放送局 | UHF各局 | |
放送期間 | 2006年4月11日 - 2006年6月(第1期) 2006年10月3日 - 2006年12月(第2期) | |
話数 | 全24話(第1・2期) | |
テンプレート - ノート |
『ブラック・ラグーン』(BLACK LAGOON)は、広江礼威による漫画作品、及びそれを原作としたアニメ作品。略称は「ラグーン」「ブラクラ」「ブラーン」「ブララグ」など。
概要
小学館『月刊サンデーGENE-X』において2001年4月号に読み切り掲載され、その後2002年5月号より同誌にて連載開始、2008年現在も連載中。アニメは2006年4月から第1期目が放送され、同年10月より第2期目が放送(詳細は節テレビアニメを参照のこと)。2008年7月18日には、単行本8巻と小学館・ガガガ文庫よりノベライズ作品が刊行された(虚淵玄・著)。また、アニメ第3期の製作が決定している。単行本の累計発行部数は300万部を超えている。
タイの架空の都市ロアナプラを舞台に、荒事も請け負う運び屋と、いわゆる裏社会に属する組織・人物達が繰り広げるアクション作品。銃や爆弾等が頻繁に登場し、一部に残酷なシーンも見られる。
主にタイのロアナプラ(架空)を舞台にストーリーが展開するが、日本が舞台になったこともある。
作品は日本国外でも高い評価を得ており、単行本はアメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、ブラジル、韓国、台湾、香港でも出版されている。
あらすじ
日本の一商社・旭日重工(あさひじゅうこう)の社員だった岡島緑郎は、会社の機密ディスクを運ぶ任務中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会にディスクを奪われ、自らも拉致されてしまった。ラグーン商会(レヴィ)の狙いは、旭日重工から岡島の身代金を取ることだったが、機密の漏洩を懸念した会社と彼の上司・景山は、会社のためにはやむを得ずとして彼をディスクもろとも抹殺せんと画策し、傭兵部隊に商会を襲わせる。自分が旭日重工から見捨てられたことを知った岡島は、ラグーン商会のメンバーにアイディアを提案し、この危機を脱することに成功する。
その後、景山は再会した岡島に対し、何事も無かったかのように旭日重工への帰還を促す。しかし岡島は「俺はもう死んでるんですよ。あんたがそう言った」と不信感を露にすると、「俺はロックだ!」と名乗り、帰還を拒否。かくして、ラグーン商会の見習い水夫となった岡島ことロックは、ラグーン商会の船『ブラック・ラグーン号』に乗り込み、危険な任務に従事するようになる。
非情な世界に生きながら、商社マン時代の甘さを捨てられないロック。しかし、それでも彼は任務をこなす度、確実に人間として成長していくのだった…。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
ラグーン商会
いわゆる運び屋。社長にダッチを据え、ロアナプラに拠点を置き、所有する魚雷艇(第二次大戦で使われたアメリカ製エルコ80フィート級PTボートの改造型)を用いた海上輸送を主とする。輸送賃さえ支払われれば荷の中身にはこだわらず、法に触れるような荷を運ぶことも多い。
- ロック
- 声:浪川大輔
- 本名は岡島緑郎(おかじま ろくろう)。昭和49年8月生まれ。国立大学卒業後、一流企業である旭日重工の資材部東南アジア課で商社マンをしていた。ラグーン商会の件で会社に見捨てられたことをきっかけに本名を捨て、「ロック」(命名はダッチ)を名乗ると、そのまま商会のメンバーとなる。
- 銃器は一切使えず、また使わないが、いざという時の肝は据わっており、作戦においては頭脳労働が中心の参謀役。その際には、商社マン時代の知識が役立つことも多い。記憶力や機転に優れ、取引した事のあるベネズエラの名家・ラブレス家の家族構成からその飼い犬の名前まで記憶している。また、紅茶の知識にも明るく、暴力教会のヨランダを驚かせ、その際に暴力教会がホテル・モスクワ等マフィアに無断でコカインの取引に手を染めていることを暴き、それを交渉材料にまでしている。
- 英語には堪能で、日本編(『Fujiyama Gangsta Paradise』)においてはバラライカ達とヤクザ達との通訳を務めるほど。また、多少のフランス語もたしなむ。
- 当初はくだらない日常への嫌気と、斬った張ったの世界に対する憧れで商会に参加したが、ロアナプラの不条理になじめない自分と、現実の葛藤を経て徐々に自分が商会に参加した答えを見出していく。絶望的な境遇から屈折した成長を遂げたレヴィに対しても「人は生きていれば誰だって辛い目にはあう」と、自分とレヴィの間にあった心の壁を一蹴する。
- 非情な世界に生きながらも常に正論を主張し、レヴィなどと対立することも多いが、その青臭さ故、逆に一目置かれることも多い。バラライカからは気に入られており、「いい悪党になれる」と評されている。
- 作中ではマイルドセブンを吸っている。
- レヴィ
- 声:豊口めぐみ
- 本名はレヴェッカ。『ソードカトラス』(ベレッタM92FS Inoxのカスタム、バレルを延長、グリップは象牙のものに髑髏と2本のカトラス、スライドにはタイ語の刻印が施されている)を二挺同時に使うことから付けられた「二挺拳銃(トゥーハンド)」の異名を持つ、凄腕の銃使い。
- 米系華人(アメリカンチャイニーズ=移民した華僑の子孫)の娘で、過去のことに触れられたり思い出したりすると、死んだ魚のような虚ろな眼になるが、銃撃戦のような命のやり取りの際には、水を得た魚の如く非常に生き生きとなる。身体能力は抜群に高く、銃撃しながら船から船へと跳躍することもできるほど。また、ダイビングも得意で、ダッチに「泳ぎに天性の感がある」とまで絶賛されている。
- 少々短気な性格で、トラブルメーカーであり、ロックの正論に反発しては二人で口論になることも多いが、その一方では彼のことを心配し、庇うこともしばしば。また金にもうるさく、金のために単独行動にでることも少なくはない。性格も男勝りで、口調も男言葉(一人称は「あたし」)。首筋から右肘にかけて、トライバル系の刺青(タトゥー)を入れている。NYPD27分署の管轄内で、過去に相当の犯罪歴があり、刑務所に入ったこともあった模様。警官の家に押し込み強盗を働いて散々追い掛け回された事もあったらしい。アニメ版では羽毛枕を消音用に使って誰かを射殺したと思しき少女時代のレヴィが描かれている。
- エダにロックとの関係を問いただされた際にはあからさまに狼狽し、意外にウブな一面も見せる。
- 作中ではラッキーストライクを吸っている。
- 単行本1・2巻表紙。
- ダッチ
- 声:磯部勉
- ラグーン商会のボスであり、「ブラック・ラグーン号」の船長。
- ベニー曰く「タフで知的で変人」な大男。常に冷静でサングラスを外さない、相当なインテリの黒人。ロアナプラでは相当の人望があるらしく、バラライカや張、ヨランダといった各勢力の重鎮にも一目置かれている。ベトナム戦争に従軍していた経歴を持つ(原作1巻で、「ケサンの攻防戦がピクニックに見える。」と発言していることから、元海兵隊員と思われる)。周囲の人間に渾名をつける事が好き。愛用の拳銃はS&W M29の6 1/2インチモデル。
- 作中ではアメリカンスピリットを吸っている。
- ベニー
- 声:平田広明
- ラグーン商会の情報系統と、ダッチの参謀役を担当するユダヤ系アメリカ人の白人。ウィザード級のハッカーであり、PCなど電子機器の扱いに長けている。本人曰くケビン・ミトニック級の腕前。自分のマシンに並々ならぬ愛着を持っており、他人にマシンを触らせることを徹底的に拒んでいる。また自動車の運転も優れており、移動の際の運転は殆どベニーが担当している。愛車は1968年型のプリムス・ロードランナー。
- 大学在学中に、遊び(おそらくはクラッキング行為)が過ぎて、FBIとマフィアの両方から追われていたところをレヴィに助けられ、そのままラグーン商会で働くこととなった。
- アニメ版では偽札編(『Greenback Jane』)で登場したジェーンとかなりいい雰囲気になったようで、日本編の最中に彼女から画像つきメールが送られているのが確認できる。
ホテル・モスクワ
ロシアン・マフィアで、モスクワの「大頭目(ピョートル)」スレヴィニンを筆頭に「頭目(ヴォール)」と呼ばれる幹部が世界各地にある支部の長についている。タイ支部はロアナプラのサータナム・ストリートに事務所を構えており、表向きは「ブーゲンビリア貿易」と称している。同支部は頭目バラライカを含む中枢構成員がアフガニスタン帰還兵(アフガンツィ)で構成されている。それ故に、彼らの言動や作戦行動は軍事色が濃く、また互いの呼称が当時の階級であるなど、その名残が見られる。こと戦闘力においてはロアナプラでも随一であり、街での抑止力ともなっているため、アニメ版の日本編でバラライカらが離れた間のロアナプラは、タガが外れたかのように銃声が飛び交う無法地帯となっていた。移動に使う車はW126型メルセデス・ベンツ Sクラス。
- バラライカ
- 声:小山茉美
- タイ支部の頭目を任されている大幹部。「バラライカ」の名は組織内でのコードネームで、本名は「ソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ」である。顔の他、首筋や胸元、腕などにソ連アフガン侵攻時に負った大きな火傷跡が幾つもあり、陰では「火傷顔(フライフェイス)」と呼ばれる。旧ソ連軍時代の最終階級は大尉(カピターン)。また、当時から彼女をボスとする一個小隊は「遊撃隊(ヴィソトニキ)」と呼ばれているが、ソ連軍時代の正式名称は「第318後方撹乱旅団・第11支隊」である。愛用の拳銃はスチェッキン・フル・オートマチック・ピストル。読み切り版と連載初期の頃はキャリアー・ウーマンを思わせる口調だったが、双子の殺し屋の回から軍人らしい口調へと変化していった。
- 街一つを容易に吹き飛ばせる彼女の力と冷酷さは、ダッチですら恐れるほど(曰く、彼女が本気で怒っている時は、少なくとも200マイルは近くに居たくない、とのこと)。ロックには何かと目を掛けており、彼から商社マン時代に集めた情報を提供してもらうこともしばしば。基本的には抗争などを好む非情な性格だが、大変な部下思いでもある。ただし、部下思いであるのは遊撃隊のメンバーに対してのみであり、『ホテル・モスクワ』の構成員であるか否かは直接には関係無い(また「チェーカー嫌い」を公言して憚らず、KGBやGRU出身のホテル・モスクワのメンバーのことを非常に嫌っている)。その点から、アフガニスタンという極限の戦場を潜り抜けてきた彼女率いる遊撃隊は、非常に強い結束で結ばれていることが窺える。
- 組織の力によりロシア大使館にすらコネを持つ。来日時の偽名はヴラディレーナ。
- アニメ版や小説では彼女の生い立ちが詳細に描写されている。それによれば父親が失脚したため、ピオネールの団員だった少女時代に得意だった競技射撃の腕を生かすべきと親戚(または父の元同僚?)に勧められ、一家の復権のためオリンピック射撃種目の選手を目指していた。そして選手の選考に有利になるように軍に志願し、特殊部隊であるスペツナズの第318後方撹乱旅団・第11支隊―遊撃隊(ヴィソトニキ)の一員としてアフガニスタンに派遣される(当時はまだ中尉以下の階級である)。彼女のその射撃技術は「第二のルドミラ・パブリチェンコ」とまで言われていたが、しかし目指したロス五輪をソ連はボイコットしたため、選手団に入れなかった。なお、彼女が中尉という階級で部隊を率いていたのは、彼女以上の階級を持つ士官が全員が戦死した為である。その後、ムジャヒディンの捕虜となり、全身の肌を寸刻みで焼き潰すという拷問を一ヵ月も受け、今のような火傷だらけの身体となった。そのため、一時は本国へと戻り、遊撃隊が解散してもなお、アフガンに残した戦友のため、大尉へと昇進後に再びアフガンの地を踏むことになる。ちなみに、ソウル五輪の射撃選手団に編入されるという話もあったが、著しく低下した右目の視力では国威を背負った競技への参加はできなかった。
- 1989年にアフガニスタンからソ連が撤退し、祖国へ戻ったものの、彼女たちのような“アフガン帰還兵(アフガンツィ)”は、ソビエト連邦の崩壊により部隊ごと軍籍を剥奪され、困窮した部下を見捨てられず、遊撃隊メンバーと共にホテル・モスクワに参加したと言うものである。ただし、この経歴の幼少期の設定はあくまでもアニメ版の設定であり、原作では彼女の生い立ちはほとんど不明で、アフガンにおける越境作戦での命令違反が原因で軍籍を剥奪されたことが語られた程度であるが、同マンガ作品の小説版である『ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ』では、アフガン侵攻時の彼女が詳しく書かれている。
- なお、作中では葉巻を吸っているシーンが多くみられるが、パーラメントを喫煙していることもある。
- 単行本3巻表紙。
- ボリス
- 声:楠大典
- バラライカの副官として、その片腕を務める実直な男。旧ソ連軍時代の階級は軍曹。顔に大きな傷がある。常に無表情で寡黙だが、性格は至って温厚。7巻のおまけページによると、16歳当時は美少年であったが軍隊で鍛えられ、その面影をまるで残さない現在の容貌になったという。あまりのもったいなさにバラライカにすらも、「そのままでいろ!」と言われた。この頃は顔に大きな傷はない。
三合会(トライアド)
香港系の国際マフィア。アニメ版では「さんごうかい」と呼称(香港には「三合会」という同名の犯罪組織が実際に存在する)。小説版によると、三合会の総主は香港の「龍頭」荘戴龍(ツゥン・ダイロン)。タイ・ロアナプラの支部は、表向きはケーブルテレビ配給会社「熱河電影公司(イツホウディンインゴンシ)」本社を装っている(但し、芸能関係の実務は全てバンコク出張所で行っている)。ロアナプラにおける勢力版図はホテル・モスクワをも上回る。
- 張維新(チャン・ウァイサン)
- 声:森川智之
- 三合会タイ支部のボス。二つ名は「金義潘(カンイファン)の白紙扇(バックジーシン[1])」。警察官くずれではあるが、組織には信用され重用されている。。飄々とした好人物であるが、内面は冷徹な策士でもある。レヴィと同じく二挺拳銃の使い手だが、強気な彼女が「かなわない」と漏らす程、銃の腕は(近年は管理職的な仕事が多く、あまり実戦には出てこないものの)上らしい。ベイヴという現役時代の仇名があるらしいが、本人は気に入っていない。サングラスを外した素顔はその仇名に違わぬかわいらしい顔立ちをしている。スーツの趣味は一流だが、ジョークのセンスは最悪と評される。
- バラライカとは互いの性格を理解している為、組織としても比較的良好な関係を築いている。また、好戦的な彼女に対し、一種の方向性を与えている(三合会に被害が及ばないよう、別の組織を潰させている)。
- フルネームは小説『シェイターネ・バーディ』で判明。
- キャラクター造形のモデルは、恐らく映画「男たちの挽歌」のマーク(チョウ・ユンファ)。小説版では、バンコクで映画スターに間違えられたことがあるらしいと噂されている描写がある。
- 愛銃は競技用ハンドガンであるべレッタM76をカスタム(外見的には象牙のグリップに龍と『天帝』の刻印が施されている)したもの。
ヴェロッキオファミリー
イタリアン・マフィア。
- ヴェロッキオ
- 声:銀河万丈
- ロアナプラでのイタリアン・マフィアのボス。ロアナプラでの影響力を拡大しようとして、バラライカと対立する。彼女を抹殺へとヘンゼルとグレーテルを送り込むが、二人は彼の思惑通りに動かず暴走、マフィアの部下ごと彼らに惨殺されてしまった。
- ロニー
- ヴェロッキオの後任。他人を不愉快にさせる言動が多く、特にバラライカにはよくつっかかる。
暴力教会
「暴力教会」は通称で、正式名称はリップオフ教会。表向きは普通の教会だが、裏ではロアナプラで唯一武器の売買を公認されている手配屋。ホテル・モスクワや三合会に内緒で麻薬の密売にも手を出している様子(単行本2巻を参照)。
- ヨランダ
- 声:竹口安芸子
- 大シスター。隻眼の老婆だが、百戦錬磨の風格を漂わせる。マフィア公認で武器の流通を扱う。使用銃はエングレーブ(彫刻)入りゴールドメタリックのデザートイーグル。紅茶には目がない。エダがCIA出身であるのを知っている。アメリカ国家安全保障局(NSA)とも何らかの繋がりがある模様。29歳の頃は今とは面影がない程の美女ではあったが、この頃は眼帯をつけていない。
- エダ
- 声:唐沢潤
- シスター。ヨランダの片腕的存在。修道服姿の時でも常にサングラスを着用し、銃器を身に付けている。オフの時はラフな服装での男漁りが日課らしい。よくレヴィとロックの仲をからかっており、レヴィとは喧嘩友達の様な間柄。実はCIAの工作員であり、アジア地域に不安定を持ち込んでアメリカの利益誘導をしているということが後に判明する。
- サングラスと拳銃(グロック17)は、原作の掲載当時に一世を風靡した映画『マトリックス』に出てくるキャラクターの真似。また、8万ドル(当時の相場で640万円相当)の賞金が懸かった双子(ヘンゼルとグレーテル)との対峙の際には、見逃し金として15万ドル(1200万円相当)をチラつかされて慌てふためくなど、お茶目な一面も見せるが、上記の出自を考えると、どこまでが本気でどこまでがお茶目な“ふり”をしているのかは不明。
- 学生時代にはチアガールをやっていた模様。
- 単行本7巻表紙。
- リカルド
- 声:柿原徹也
- 新人の神父見習い。おそらくは南米人の優男。エダを「姐さん」と呼んでは怒られている。M60機関銃を使用する。
ロアナプラの住人たち
- バオ
- 声:斎藤志郎
- アウトローの集う、どの勢力にも属さない中立の酒場『イエロー・フラッグ』の主人。ダッチやレヴィ他常連には荒くれ者が多く、度々事件に巻き込まれることも多いためよく店を壊されており、本人も頭を痛めている。7巻における本人の言によると、1978年に仲間と店をオープンして以来、半壊が15回、ほぼ全壊が6回。そのため、店のカウンターを防弾加工にして身を守ったりしている。店が壊されるのを防ぐために銃火器持込禁止にした事もあったらしいが、その日の午後には丸腰の客目当てに押し込み強盗がやってきて逆恨みで客に狙われたとぼやいている。元南ベトナム政府軍兵士。7巻のおまけページでは軍服を着ていた為、その頃とおもしき22歳の姿が描かれていたが、レヴィら曰く、それほど容姿に変化はない。
- ローワン
- 声:相沢正輝
- ラチャダストリートにある風俗バーの主人。アフロヘア。バーの他、ポルノビデオやスナッフビデオなど裏の商品も扱っているらしい。ノリの軽い黒人で、レヴィをバーに勧誘したこともある(彼によれば『メチャウマでぶつのもぶたれるのもイケそう』とのこと)。
- ワトサップ
- 声:塚田正昭
- タイ警察ロアナプラ署の署長。賄賂で大抵のことには目をつぶる悪徳警察官。マフィアのマンハントにも参加するなど、実際そこらのアウトローと何ら変わりはない。バラライカでさえもその下品さにはうんざりしている。
- 反面、家族は大切にしているようで、家族サービスでバカンスに出かけたこともある。
- セーンサック
- ワトサップの部下で警官だが、警察官としての役職は不明。
- アブレーゴ
- 声:江川央生
- ロアナプラに存在するコロンビアマフィア「マニサレラ・カルテル」タイ支部のボス。本部がFARCと手を組んだため、賞金首であるロベルタの命を狙っている。バラライカとは過去に問題を起こしてひどい目にあったのか、ホテル・モスクワにある種の恐れを抱いている(アニメ版では「Rasta Blasta」に出てきたマニサレラ・カルテルのリーダー格とキャラが統一されラブレス家の騒動に関わっており、主人であるガルシアを取り戻しに来たロベルタに翻弄された挙句、ホテル・モスクワによって袋叩きにされている)。だが、2度目のロベルタに関する際の幹部会では、ロベルタを賞金首とするFARCが商売仲間になり、その首を持ってくる指令を首領直々に受けている。そして、そのためならばそれらを邪魔するものは容赦はしないと幹部達の前で啖呵を切り、貫禄を見せた。
- グスターボ
- アブレーゴの部下。組織の中では兄貴分だが、悪党としては小物。
- シェンホア
- 声:佐々木優子
- 三合会に雇われているロアナプラのフリーランサー。「シェンホア」とは中国語で「鶴」を意味する言葉である(中国では「仙鶴」でシェンホアと発音)。台湾の本省人で、訛りのきつい英語を使うことから、レヴィには「ですだよ姉ちゃん」とからかわれてよく衝突している(張とは母国語で話すため、普通の喋り方になる)。銃器や防具の類を好まず、高い身体能力と嗜好からか、紐付グルカナイフやスローイングナイフ、クナイなどを武器としている。道教を信仰している。笑い声は「にゃはは」。子供時代は貧困に苦しんでいたようである。
- 8巻では、身寄りの無いガルシアに、自分の養子になる事を勧めるなど、情に厚い一面もある。
- 常に自分を鍛えるためにどのような場所であってもピンヒールを履いており、それを脱ぐことは「本気で戦う」ことを意味している。
- 単行本4巻表紙。
- ソーヤー
- 声:矢口アサミ
- ロアナプラで死体処理を行っている「始末屋」。武器はチェーンソー。名前は映画『悪魔のいけにえ』でチェンーソーを振り回す殺人鬼レザーフェイスの本名に由来する。ラッセルによって集められた殺し屋の1人で、普段は手術衣とマスクを着用しているため、同じく集められた殺し屋たちの誰もが素顔を知らなかった。
- 過去に喉笛を斬られたことがあり、電動人工声帯を使って発声する。しかし情緒不安定で、人工声帯を落としたせいでひどい鬱状態に陥った(「El Baile de la muerte」で再登場の時には首輪型にして落とさないようにしている)。左手首に自殺未遂のためらい傷と思われる複数の傷跡がある。外出時の衣装はゴスパンク系を好む。
- ロットン・“ザ・ウィザード”
- 声:杉田智和
- ロアナプラに最近やって来たフリーランサー。武器は二挺のモーゼルM712。
- 優男風の外見で、ロングコートにサングラス、しかも登場の際にはポーズもつけて高らかに名乗り文句を上げるなどダークヒーローを気取っている節がある。しかし下戸であったり、高所からの登場にやたら拘っていたり、名乗りの途中に撃たれるなど間の抜けた三枚目の一面も持つ。そのせいか作中では未だ彼の発砲シーンは描かれていない。女性には優しい性格で、負傷したシェンホアとソーヤーを助けて病院に運んでやったことから、彼女らと親しくなり、8巻では、シェンホアの部屋で、ソーヤーとプレイステーションのサッカーゲームで遊んでいる描写もあり、三人で組んでレヴィ達とも協力しているが、レヴィにはまったく忘れられていた。
- そのロングコートの下にフラックジャケット(防弾チョッキ)、股間にファールカップを着用しており、性格は非常に用心深い。
ストーリー毎のキャラクター
Black Lagoon
- E.O.社傭兵部隊大尉(氏名不詳)
- 声:田中正彦
- 傭兵派遣会社「エクストラ・オーダー」 (E.O.) 社の大尉。殺し合いをゲームのように楽しむ男。顔に大きな傷がある。ロックのアイデアで空中から発射された魚雷により搭乗していたヘリとまとめて轟沈。
- 景山(かげやま)
- 声:中田譲治
- 旭日重工株式会社資材部部長。ロックの上司。会社の違法行為の機密保持の為、傭兵部隊を雇ってロックを消そうと目論む。
Chase for ring-ding ships
- 陳 (チン)
- 声:十日市秀悦
- ロアナプラの悪党の一人。人間的には非常に小者で、バラライカが憚っている為に商売が上手く行かないと、彼女と手を組んでいるラグーン商会を逆恨みし、罠を仕掛ける。罠が失敗に終わり、逃げ出そうとしていたところをホテルモスクワ一行に見つかり、いかしたミュージックとして処刑される。
- ルアク
- 声:内田直哉
- 陳に唆されてPBRの船団を率い、ラグーン号に攻撃を仕掛ける。運び屋、海賊としての商売敵らしく、過去にもダッチらに襲い掛かり、返り討ちにあったことがあるらしい。レビィにより仲間諸とも全滅。
Rasta Blasta
- ガルシア・フェルナンド・ラブレス
- 声:伊倉一恵
- 南米十三家族の一つに数えられるラブレス家の11代目当主・ディエゴの息子。
- 子供ながら聡明で誇り高い次期当主。マニサレラ・カルテルとのトラブルに巻き込まれて誘拐され、カルテルに雇われたラグーン号に乗せられる。
- 「El Baile de la muerte」で再登場するが、父の死によって12代当主に就任した彼は、もはや無邪気な子どもでいることは許されず、精神的に大人に成らざるを得なかった。ロベルタを連れ戻すために再びロアナプラを訪れるが、復讐と自責の念に狂い壊れた彼女を目の当たりにしてショック状態に陥り、父の仇『グレイ・フォックス部隊』に保護されることとなり、キャクストンと対面する。
- ロベルタ
- 声:富沢美智恵
- ラブレス家のメイド長。本名はロザリタ・チスネロス。
- ベネズエラ出身の女性。元はキューバで暗殺訓練を受けたFARCのゲリラで、「フローレンシアの猟犬」という異名を持つ。平和な明日を夢見て革命軍へ参加、感情を持たない殺戮マシーンとして誘拐や殺人に明け暮れ、FARC司令官の側近も勤めた。カマラサ曰く「第二のカルロス・ザ・ジャッカル」、「人の皮をかぶった肉食獣」と呼ばれる程の実力であったが、FARCが麻薬カルテルと手を組むようになり、自分の行為に疑問を抱いて組織から脱走し、ディエゴとガルシアに匿われた経緯から人としての心を取り戻し、ラブレス家の人々をとても慕うようになる。今も国際手配中の身だが、住み込みのハウスメイドとして身を隠しながら、心底ガルシアに尽くしている。
- 家事全般、特に料理のセンスが無いが愛情をこめた奉仕で、ガルシアにはとてもなつかれている。
- しかしラブレス家での写真に写る彼女を見たバラライカたちには、未だに兵士の目をしていることを指摘されている。異常なまでの身体能力の鋼鉄の肉体を持ち、それを見せつけられたロックはアーノルド・シュワルツェネッガーの演じる役と比較した。
- ショットガンと防弾繊維を仕込んだ傘や、トランクに仕込んだ自動小銃とグレネードランチャーを武器に用いる、その極めて高い戦闘能力と圧倒的な迫力は、立ち並ぶレヴィとバラライカも含めて皆を畏怖したベニーに、「地球で一番おっかない女の上位三人」と言わしめたほど。アニメ版ではラグーン商会とのカーチェイス(自分の車ではなく、近くに駐車してあったメルセデス・ベンツ C140を盗んでカーチェイスした)が洋画『ターミネーター2』調に演出され、視聴者により強烈な印象を与えるに至った。
- 現在の所、レヴィとまともに勝負した後も生存している唯一の人物で、作者にもその点を指摘されている。彼女が大暴れした為、ロアナプラでは「メイド」は禁句になってしまう。
- 「El Baile de la muerte」で再登場。ディエゴ暗殺を実行したグレイ・フォックス部隊を追って、ガルシアに無断で単身ロアナプラに潜入。彼らへの憎悪は凄まじく、暗殺の関係者全員を凄惨な拷問に掛けた末に惨殺していく。怒りからくる衝動を抑えるため多量のリタリンを服用するようになり、その副作用もあってかテロリスト時代に殺した日本人技術者の亡霊(彼女の中の良心とトラウマにより発生した第三者的な視点)が頻繁に現れ、その言葉を聞くようになる。さらに彼女を追って現れたFARCの部隊と交戦、リーダーのカマラサを惨殺するが、その現場をガルシアに目撃されてしまったショックで錯乱状態に陥り、ガルシアとファビオラ以外の全てを無差別に攻撃する狂戦士と化す。
- 単行本6巻表紙。
Das Wieder Erstehen Des Adlers
- ラッチマン
- 声:仲木隆司
- 「白人社会主義団結党(いわゆるネオナチ)」の指揮官。アルフレードの指示でナチスの遺産をサルベージしに来たところ、同じく来ていたラグーン号と鉢合わせになる。レビィから自決用に渡された弾の抜いた拳銃をレビィとダッチに向け、二人に射殺される。
- ブリッツ・スタンフォード
- 声:西嶋陽一
- 白人社会主義団結党の行動隊長。顕示欲が強いせいか、前口上が長い。作者は双子に続いて彼を殺すのが惜しかったらしい。
- クルッペンフェラー
- 声:成田剣
- 白人社会主義団結党サルベージ隊の指揮官。沈没したUボートに潜入した際、先に潜入していたレヴィやロックと戦闘になる。
- アルフレード
- 元ナチス親衛隊の老人。徹底したアーリア人至上主義者で、オデッサ (ODESSA) 創設メンバーの一人。豊富な資金力と権力を餌に、ラグーン商会とラッチマン達をけしかけさせた張本人でもある。
Bloodsport Fairy tale
- ヘンゼル
- 声:南央美
- グレーテル
- 声:金田朋子
- 見た目には男女の幼い双子だが、実際は極めて危険な殺し屋。ルーマニア人。ルーマニアが独裁者・チャウシェスクにより支配されていた時代は施設で暮らしていたようだが、その後の政変の影響で、多くの子供達と共に施設から闇社会に売られていった模様。売られた先で嬲りものにされた挙句、殺人映画(スナッフ・ムービー)の作成・人間の後始末の片棒まで担がされた結果、快楽殺人者にまで歪んでしまった。「ヘンゼル」、「グレーテル」の名はチャイルドポルノ上での通称であり、本名は不明。
- 殺しを「遊び」と称し、『殺した分だけ自分たちの寿命を延ばせる』という考えを持っている。自分達が危険に晒されると他人を身代わりにすることも躊躇しない。互いの事はそれぞれ「兄様」「姉様」と呼び、互いの服装を交換することで人格をも入れ替える事ができる。過去の境遇もあり、2人とも自分の本来の性別がどちらにあるのか自覚していないと思われる。
- 「姉様」は歌が得意であり、幼い頃には「兄様」に聞かせていたこともあったという。ダッチ曰く「声だけは天使」とのこと。「兄様」が二本の戦斧、「姉様」がBARを得物に戦う。
- 「兄様」はバラライカを襲撃するために姿を現したところをホテルモスクワの狙撃により失血死。「姉様」は脱出のために船から降りたところをエルロイにより射殺。
- メニショフ
- 声:三宅健太
- ホテル・モスクワの構成員。元の階級は伍長。「カリビアン・バー」にサハロフと共に集金に来た際、待ち伏せていた双子に襲撃を受け拉致される。その後、双子に布袋を頭に被されたまま釘を打ち込まれるという凄惨な「遊び」の道具にされ、死亡。
- サハロフ
- 声:西嶋陽一
- メニショフと同じくホテル・モスクワの構成員。元の階級は上等兵。メニショフと共に集金に来たバーで、双子の襲撃により殺害される。
- エルロイ
- 声:池田勝
- プロの逃がし屋。バラライカやダッチとも面識がある。ダッチの手引きで双子の片割れの「逃がし」を引き受けるが、バラライカからの大金と引き換えに殺しを行って廃業する。
Goat, Jihad, Rock'N Roll
- タケナカ
- 声:佐々木勝彦
- 本名は竹中正洋(たけなか まさひろ)。1960年代の学生運動から新左翼に傾倒。『人民総決起、世界同時革命』を志して日本を脱出し、中東にて赤軍派のテロリストとなった。日本でも指名手配されており、日本人からどこかで見たことがあると指摘されると原作では大地康雄、アニメでは健さん似だからと自称してごまかしている。ヘビースモーカー。愛車は原作ではジープグランドチェロキー、アニメでは日産 パトロール、仲間と共にレガーチとのカーチェイスに使ったのはジープ。
- 飄々としているがかなりの切れ者で、イブラハたちテロリスト集団の作戦参謀として辣腕を振るっている。
- イブラハ
- 声:山口健
- ヒズボラ(アニメではイスラム過激派)の実行部隊のリーダー。1987年のイスラエル軍によるベイルート赤十字キャンプ襲撃で息子を殺されて以来、テロリストとして活動し始めるようになった。ロックを奪還したレヴィ達を追撃中、タケナカの制止を聞かず、無謀にも米軍の駐屯地まで部下に追撃させんとしたことから、彼に射殺される。
- レガーチ
- 声:大森章督
- 三合会が雇った逃がし屋で、運転を担当。薬物依存症だが、どんなにラリっても運転は確かとのことだが、端からは相当に危なっかしい。愛車はジープ・チェロキー。6巻では、ヤク中の症状が悪化して、精神科医の下で暮らしている事が判明した。
Fujiyama Gangsta Paradise
- 鷲峰雪緒 (わしみね ゆきお)
- 声:桑島法子
- 関東和平会「鷲峰組」前組長・鷲峰龍三(わしみね りゅうぞう)の娘。
- ごく普通の女子高生だったが、共同戦線を敷く筈だった「ホテル・モスクワ」と鷲峰組が袂を分かったことなどから事件に巻き込まれ、やがて自ら組長の座につくことを決意する。アニメ版ではバラライカと同じスチェッキン自動拳銃を手にする。銀次とレヴィの壮絶な戦闘後、散った銀次の刀を使い自害。
- 単行本5巻表紙。
- 松崎銀次 (まつざき ぎんじ)
- 声:梁田清之
- 鷲峰組の若頭代行。白鞘の日本刀を武器に拳銃相手でも圧倒的な戦い振りを見せる凄腕の剣術使いで、発砲され飛来する弾丸を切り捨てるという神業的な芸当もできる。かつては「人斬り銀次」と呼ばれ、近在の極道者を震え上がらせたが、現在はテキ屋が主な仕事。誰よりも雪緒の身を案じ、鷲峰龍三亡き後雪緒の保護者役をしていた。料理が得意。雪緒が裏社会に関わずにすむよう、カタギの人生を歩めるようにしてきたつもりだったが…。レヴィとの戦闘では最後の最後で迷いが生じ、自身の命を縮めることとなった。
- 坂東次男 (ばんどう つぎお)
- 声:西村知道
- 鷲峰組の若頭。先代没後、圧力を強める親の「香砂会」から組を守るために、先代が嫌っていた「外道」を進んで行う。さらにホテル・モスクワと手を結び香砂会に対する巻き返しを図るが、そのホテル・モスクワが暴走を始めた為に結果的に敵を増やすこととなってしまう。その落とし前を付ける為に単身バラライカに挑み、命を散らす。雪緒が普通の生活を送れるよう生活費や高校の学費等あらゆる工面を行ってきたらしい。
- 吉田 (よしだ)
- 声:三宅健太
- 鷲峰組の構成員。義理人情に厚く、坂東の弟分で銀次の(恐らく)同期。坂東と同様に大阪出身の可能性あり。
- 坂東亡き後の鷲峰組を銀次と共に任されたが、チャカの暴走・造反により殺害される。
- チャカ
- 声:高木渉
- 鷲峰組の構成員。鷲峰組の酒場の経営者。自分の欲望に忠実で、ガンマン気取りの軽薄下劣な男。短気な性格で、すぐに逆上して見境なく暴力を振るう。鷲峰組とホテル・モスクワとの対立関係が始まった時、前途の薄い組にあっさりと見切りをつけた。同じガンマンであるレヴィを気に入り、ちょっかいを掛けてくるようになる。十人ほど人を撃った事があると公言しているが、ロアナプラで日夜銃撃戦に明け暮れているレヴィにはまったく相手にされず、レヴィから「クソ袋」と酷評されている。仕事柄、それなりのレベルの英会話をこなす事ができる。ボーリングの玉を投げて人間に当てたり、背後から銃を突きつけられた状態で相手を射殺するなどある程度の戦闘能力があるようだが、油断が多いためロックにすら不意打ちをされる。組とは別に街のチーマーや暴走族達を飼いの手下として手なづけており、手下達とともに雪緒を誘拐しボーリング場に立て篭もるが、手下をレヴィと銀次に皆殺しにされ、レヴィに決闘を申し込むが拒絶され、彼女の挑発に誘導された形で銀次と戦うが、両手を切断されてプールに突き落とされ、死亡。愛銃はダブルアクションのスタームルガー・レッドホーク。
- 岡崎(おかざき)
- 声:奈良徹
- チャカに率いられるチーマー・グループの一人。アニメではボーリング場の銃撃戦でレヴィに命乞いをするも聞き入れられず射殺される。
- 花田(はなだ)
- 声:中村悠一
- チャカに率いられるチーマー・グループの一人。些細なことで雪緒に執拗に暴力を振るうなど、グループの中でも特に粗暴な男。アニメではボーリング場での銃撃戦で金属バットでレヴィに襲い掛かるが避けられ、銀次に斬殺される。
- 香砂政巳(こうさ まさみ)
- 声:田中正彦
- 関東和平会香砂会会長。ホテル・モスクワと共闘を持ちかけるが、バラライカの気が変わったため射殺される。
- 両角(もろづの)
- 声:中田雅之
- 香砂会構成員で、香砂政巳のボディーガード。バラライカに銃を見せるよう迫られ、丸腰の状態で射殺される。
- ヴァシリ・ラプチェフ
- 声:小島敏彦
- ホテル・モスクワ日本支部の頭目で、元KGB。どうやら実力より上納金で上に上がってきた男らしい。
- バラライカが情報部あがり嫌いということもあり、派遣されてきた彼女と対立を深める。大頭目に切り捨てられた(バラライカの裏工作によるもの)果てに、銀次の襲撃で部下を全滅させられ、死亡。
- 真希(まき)
- 声:河原木志穂
- 雪緒の後輩。漫画では「まきちゃん」とひらがなで呼ばれている(漢字はアニメ版のスタッフロールより)。雪緒が鷲峰組を継ぎ、高校を去る際に何が起こったかわからずただ泣き崩れるだけだった。
Greenback Jane
- ジェーン
- 声:長沢美樹
- 本名はジャネット・バーイー。仲間と共に偽札を製作、そして発行しているインド系の女性。基本的に自己中心的な言動が目立ち、またマニアックなこだわりからかベニーとも馬が合う様子。
- エルヴィス(後述)の依頼で偽札を製作していたが、その出来に満足が出来ずに延々彼らを待たせた結果痺れを切らされてしまい仲間が射殺される。結果仲間が管理していた偽札の原版のデータを取り出す術が見つからず、エルヴィスたちの元を逃走。エダたちの元に逃げ込んできた。なお、ロアナプラの出身ではないためその空気には馴染めていない様子。
- エルヴィス
- 声:辻親八
- アメリカ系マフィアの幹部。フロリダの出身でロアナプラのことはよく分かっていない。逃げ出したジェーンを追って暴力教会に殴りこんでしまい、居合わせたレヴィとエダの怒りを買って負傷。病床からその怒りのままにラッセルにジェーンの捕獲を命じる。
- ロボス
- 声:鈴木清信
- ロアナプラの地元マフィアで、逃げたジェーンを追うエルヴィスを暴力教会に案内した。ロアナプラの流儀をよく分かっておりエルヴィスをたしなめようとするが、怒り狂ったエルヴィスに困り果てている。ダッチとも長い付き合いらしい。気弱な風貌だが、ラッセルと違って殺し屋達にも一目置かれている。
- ラッセル
- 声:てらそままさき
- カウボーイ風のエルヴィスの部下で、二つ名は自称「グルーヴィ・ガイ」。エルヴィスの命令でロアナプラ中の殺し屋を集めてジェーンの捕獲に乗り出した。しかし、ロアナプラの流儀をやはり知らないため、殺し屋たちからは完全に軽く見られている。CIAにいた頃のエダの姿を見たことがあるらしいが、その事が彼の寿命を縮める結果となった。
- クロード・“トーチ”・ウィーバー
- 声:西嶋陽一
- ロットン同様ロアナプラに最近やって来た殺し屋。武器は火炎放射器で、“トーチ”の異名もこれに由来する。
- 小太りでメガネをかけており外見からすると心優しい中年男性のように見えるが、実際は妻を自ら焼き殺したこともあるほどの性格異常者。また外見に似合わず身体能力は決して低くない。宗教上の理由で酒は飲まない。ダッチの操船で船上から振り落とされ、レビィに撃たれロケット・マンとなる。
- ミソッ歯ジョニー
- 声:柿原徹也
- ラッセルによって集められた殺し屋の1人。頭は悪そうで、その名のとおり前歯が何本か欠けている。
- 「Bloodsport Fairy tale」でも名前だけではあるが登場しており、その時は双子の正体を知らず暴力教会に象撃ち用ライフルを注文して呆れられていた。アニメ版では日本編より前のエピソードに登場するため、銀次との戦いで破損したカトラスの代用であるタウルスではなく、レヴィにハンマーを投げつけられる(原作では同じ服装の敵がタウラスを投げつけられるが、前歯が欠けておらず「ミソッ歯ジョニー」かどうかはわからない)。ハンマーが頭に直撃して海に落ちるが、生死は不明。
El Baile de la muerte
- ディエゴ・フェルナンド・ラブレス
- ガルシアの実父にして南米十三家族の一つである、ベネズエラのラブレス家第11代当主。ロザリタ(=ロベルタ)の父とは親友であり、FARCから脱走してきた彼女を保護し、以後は住み込みの使用人として匿っている。
- 不正を嫌う実直な紳士で、第五共和国運動の支持者でもあるために十三家族の中では最も没落が激しく、一時期は使用人すら雇えない程であった。ガルシア誘拐事件の後はロベルタを含めて5人の使用人を雇っていることから景気が上向いてきたようであるが、1997年の第五共和国運動結成記念式典において、参加した会場でキャクストン率いるグレイフォックス部隊による爆破に遭い暗殺された。
- ファビオラ・イグレシアス
- 突如として「イエロー・フラッグ」に現れた、ラブレス家の雑役女中と称する少女。カラカス郊外にある貧民街の出身で、縁あってラブレス家に従事している。ロベルタの事を婦長様と呼んでおり、口調においてはロベルタに酷似。衣装も同じくメイド服であるが、下着はスパッツを着用。彼女も体術(我流のカポエイラ)と銃器の扱いに長けた危険人物で、得物は2丁のMAG-7とグレネードランチャー(ちなみにMAG-7はポンプアクション式の散弾銃なので、作中のような連射は本来であれば不可能)。彼女によれば現在ラブレス家に仕える使用人では、銃を持つのは2人だけであるらしく、他の3人は2人が銃を持つことすら知らないという(ただし、銃に関しては一撃必中というほどの実力ではないらしく、銃の選択もこれを踏まえたロベルタの薦めであるらしい)。
- ロアナプラの一等ホテル「サンカン・パレス・ホテル」に逗留するガルシアの指示でロックを迎えに来たが運悪くグスターボと接触。ロベルタ捜索の為の協力を迫られる。これを毅然と拒否した彼女はレヴィの合図に乗って、グスターボ一味を相手にイエロー・フラッグを全損させるほどの大立ち回りを演じた。
- 根は心優しい性格で、「イエロー・フラッグ」での銃撃戦の後にレヴィの手を取った時は手が震えていた(レヴィの推測からすれば、この銃撃戦が初陣だったせいもあるが)。意外とノリやすい部分もあり、トー・チーの部屋にやってきた時はある事無い事を早口でまくし立てて彼を誤魔化す事に成功した。まだ遊びたい盛りの年頃らしく、7巻ではヨットハウスのプールをみてはしゃしすぎて頭からプールに落ちたらしい。その後も、こっそり買った水着と浮き輪とビーチサンダルを使ってプールで寛いでた所をレヴィ達に見つかった。
- 単行本8巻表紙。
- リッチー・リロイ
- 「インサイド・ツーリスト」の通り名を持つ、ロアナプラではかなり名の知れた情報屋。以前のストーリーでも名前が登場している。小説版での名前はオズワルド・リロイ。ロアナプラに身を隠したロベルタと通じ、彼女の注文を聞く形でいろいろと行動していたが落ち合い場所を彼女に潰され、依頼料の半分を貰い損ねてしまう。
- プライヤチャット
- ロアナプラに住む腕利きのガンスミスで、一見の客は相手にしない職人気質の老人。レヴィのソードカトラスは彼が修理、作成している。バオの紹介で来店したロベルタが持ち込んだ18世紀のスペイン製フリントロック式ライフルを「弾丸が発射できるように」改造した。
- トー・チー
- ロアナプラに住む火薬や爆弾専門の売人。重度のヘロイン中毒者で常日頃から幻覚に苛まされる偏執狂。
- 宇宙人が自分を殺しに来るという被害妄想を抱いているため、住居付近には爆薬によるトラップを仕掛けていたり、ドアに何重ものロックを設置している。
- シェーン・J・キャクストン
- アメリカ陸軍少佐。国防総省の諜報機関「NSA(国防総省国家安全保障局)の指示の元で活動するSOCOM所属の不正規戦特殊部隊、第56施設任務大隊の隊長。同部隊は、JCS(統合参謀本部)の幕僚から「グレイ・フォックス襲撃群(グレイフォックス・コマンドグループ)」と呼ばれている。地元組織の爆弾テロに偽装してディエゴ・ラブレス暗殺を遂行。今度は黄金の三角地帯でクン・サ指揮下であるシュエ・ヤン将軍を捕縛しアメリカ本国へ連行するため、将軍の巡回先であるロアナプラへ潜入する。
- また、ベトナム戦争に従軍していた経験があるようで(当時の階級は少尉)、タン・ヌ地区では、同じ部隊に所属している悪徳軍人のラーキンからベトナム人の少女を救っている。また、ラーキンの左肩にあるワッペンに空挺資格タブがあるため、少なくとも空挺部隊などの精鋭部隊に所属していたと思われる。その後は、米陸軍の特殊部隊、デルタフォース(第1特殊作戦部隊デルタ分遣隊)の隊員として、米軍の失敗した作戦の1つであるイーグルクロー作戦にも参加しており、前進基地デザート1からの生還組[2]。
- アルベルト・カマラサ
- ロベルタ抹殺の為にFARCから派遣された特殊部隊「スマサス旅団」のリーダー。キューバ海軍特殊作戦班(FEN)所属で兵士達の教官も勤めており、ロベルタの事は熟知している。FARCのトップの意向とは裏腹にロベルタを連れ戻そうとするが、最終的にはロベルタに不意打ちを受け無残に撲殺される。
- ブレン"ザ・ブラックデス"
- ロアナプラで暗躍する殺人代行組合の元締め。リロイから依頼を受け、ロベルタに護衛の兵力を貸し与える。
- フィラーノ
- ブレンの仕事仲間(と思われる人物)。いかにも裏社会風といった風体のブレンに対し小太りのナード風の外見ではあるが、事故にみせかけた暗殺を得意とし、雇い入れた手下に直接指示を下しているのも彼であった。背中に「フルメタル・ジャケット」のハートマン軍曹の刺繍が入ったパーカーを着ている。
- ちなみに彼が見ようとしていたテレビ番組はスピード・レーサー
- 『亡霊』
- ロベルタが見る幻覚で、狂気に駆られていくロベルタに、ガルシアの元へ戻るように語りかけ続ける亡霊。その正体は、7年前に当時FARCのメンバーだったロベルタに殺された大正電工マグダレナ営業所の日本人技術者の1人(彼を含めて2人射殺された。因みに類似の事件で、FARCが1991年に東芝の技術者2名を誘拐した事件がある)。彼を処刑する時にロベルタは彼の家族の写真を破りすて、そのことが後々まで彼女を苦しめることとなった。
用語
地名
- ロアナプラ
- タイの片田舎にある架空の港湾都市。作中の漢字表記では「路南浦」。かつては同地にフランス租界があり、当時の植民地風の建造物が今も残されている。35年前までは寂れた港町に過ぎなかったが、1993年の三合会とホテル・モスクワの全面抗争など幾多の危機を乗り越え、複数の国際犯罪組織が共同支配する「悪徳の街」として繁栄するに至った。
- 「El Baile de la muerte」においては、キャクストンがロアナプラと1969年当時のサイゴンとの近似に言及しており、サンカンパレスホテル(モデルはホテルマジェスティック)などベトナム・サイゴン(現ホーチミン市)を思わせる建物や風景が描写されている。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
既刊一覧
Template:漫画 は 廃止されました |
---|
- 2002年12月12日初版 ISBN 9784091572011
- 2003年7月19日初版 ISBN 9784091572028
- 2004年4月19日初版 ISBN 9784091572035
- 2005年7月19日初版 ISBN 9784091572042
- 2006年3月17日初版 ISBN 9784091570208
- 2006年11月17日初版 ISBN 9784091570758
- 2007年10月19日初版 ISBN 9784091571137
- 2008年7月18日初版 ISBN 9784091571403
小説版
- ブラック・ラグーン シェイターネ・バーディ
- 著者:虚淵玄、ガガガ文庫刊
- 2008年7月18日初版 ISBN 9784094510799
テレビアニメ
2006年からテレビアニメ作品が放映された。2008年現在第1期および第2期の2シリーズが存在し、第3期としてOVAの製作も決まっていて2010年に発売予定。
第1期のタイトルは『BLACK LAGOON』、第2期のタイトルは『BLACK LAGOON The Second Barrage』となっている。
乳首の露出は無いが、パンチラ描写は存在する。
スタッフ
- 原作:広江礼威(小学館刊「月刊サンデーGX」連載)
- エグゼクティブプロデューサー:都築裕一郎、丸田順悟、後藤秀樹
- キャラクターデザイン・総作画監督:筱雅律
- 助監督:川村賢一
- メカニックデザイン・プロップデザイン:木村雅広
- 美術監督:金子英俊
- 色彩設計:角本百合子
- 撮影監督:増元由紀大
- 音楽:EDISON
- 音響監督:本田保則
- アニメーションプロデューサー:松尾亮一郎
- プロデューサー:西村潤・小倉充俊、岡本順哉
- 監督・シリーズ構成・脚本:片渕須直
- アニメーション制作:マッドハウス
- 製作:BLACK LAGOON製作委員会(ジェネオンエンタテインメント、小学館、GENEON ENTERTAINMENT (USA) INC.)
主題歌
- オープニングテーマ
-
- 『Red fraction』(#24では使用されず)
- 作詞:MELL/作曲・編曲:高瀬一矢/歌:MELL
- エンディングテーマ
-
- 『Don't Look Behind』(#15・#24を除く)
- 作曲・演奏:EDISON
- 『The World of midnight』(#15)
- 作詞・作曲・歌:Minako "mooki" Obata
- 『Peach Headz Addiction』(#24)
- 作詞・作編曲・演奏:breath frequency
この他、#21では原作を踏襲してギターウルフの「環七フィーバー」が劇中音楽として使用された。
第1期
2006年4月から6月までUHFアニメとして放送された(サンテレビのみ7月からの放送)。全12話。
各話リスト
※脚本は全話において片渕須直が担当している。
話数 | サブタイトル | 原作エピソード | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
#1 | The Black Lagoon | Black Lagoon | 西村聡 | 川村賢一 | 菅野利之 |
#2 | Mangrove Heaven | 川村賢一 | 加藤やすひさ | ||
#3 | Ring-Ding Ship Chase | Chase for ring-ding ships | 片渕須直 | 片渕須直 荒木哲郎 |
Cindy. H. YAMAUCHI |
#4 | Die Rückkehr des Adlers | Das Wieder Erstehen Des Adlers | 室井ふみえ | 室井ふみえ | |
#5 | Eagle Hunting and Hunting Eagles | 香月邦夫 | 奥田佳子 | ||
#6 | Moonlit Hunting Grounds | そえたかずひろ | 川村賢一 | 立石聖、木村雅広 香月邦夫、室井ふみえ 日向正樹、そえたかずひろ 井上英紀 | |
#7 | Calm Down, Two Men | Calm Down, Two Men | 駒井一也 片渕須直 |
川村賢一 まつもとよしひさ |
渡辺章 |
#8 | Rasta Blasta | Rasta Blasta | 荒木哲郎 | 井上英紀 | |
#9 | Maid to Kill | ||||
#10 | The Unstoppable Chambermaid | 日向正樹 そえたかずひろ(協力) | |||
#11 | Lock'n Load Revolution | Goat, Jihad, Rock'N Roll | 川村賢一 | 朝来昭子 そえたかずひろ(アクション) | |
#12 | Guerrillas in the Jungle | 荒木哲郎 | 濁川敦 | 日向正樹 そえたかずひろ(アクション) |
放送局
系列 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|
テレビ朝日系列 | メ〜テレ | 2006年4月11日 - 6月27日 | 火曜 27時23分 - 27時53分 |
長野朝日放送 | 2006年4月12日 - 6月28日 | ||
九州朝日放送 | 2006年4月17日 - 7月3日 | 月曜 26時25分 - 26時55分 | |
長崎文化放送 | 2006年4月19日 - 7月5日 | ||
フジテレビ系列 | 仙台放送 | 2006年4月17日 - 7月3日 | |
石川テレビ | 2006年4月26日 - 7月12日 | ||
TBS系列 | あいテレビ | 2006年4月13日 - 6月29日 | 木曜 25時55分 - 26時25分 |
独立UHF局 | チバテレビ | 2006年4月8日 - 6月24日 | |
東京MXテレビ | 2006年4月9日 - 6月25日 | ||
テレビ神奈川 | 2006年4月11日 - 6月27日 | ||
KBS京都 | 火曜 25時30分 - 26時00分 | ||
奈良テレビ | 2006年4月12日 - 6月28日 | 水曜 25時40分 - 26時10分 | |
とちぎテレビ | 2006年4月13日 - 6月29日 | 木曜 25時50分 - 26時20分 | |
群馬テレビ | 2006年4月14日 - 6月30日 | ||
テレ玉 | |||
サンテレビ | 2006年7月6日 - 9月21日 | 木曜 26時05分 - 26時35分 |
関東独立U局全局で放映した(続編の『Second Barrage』も同様)。
※2:KBC九州朝日放送での放送において、人種差別とみなされたセリフが一部削除された放送話があった(KBC独自の判断による削除[要出典])。
第2期
BLACK LAGOON The Second Barrage
オープニングやエンディング、アイキャッチおよび話数は、第1期からの継続扱いとなっているが、オープニングムービーには随所に「The Second Barrage」のロゴが入っている。
第2期では製作者の意図に沿わない編集を避けるため、このシリーズでは全ての放送局で一部台詞を削除して放送された。これは、製作サイドが人種差別や放送倫理に関する観点から放送局に配慮し規制したもの[要出典]で、DVD版では完全収録されている。
メ〜テレでは10話(#22)のAパート冒頭にて音声処理を行っていることをテロップで表示した。
11話と12話(#23と#24)では、メ〜テレでは番組開始時に「社会上不適切と思われる表現がありますが、制作側の意図を尊重しそのままの形で放送します」という内容の静止画フリップを5秒間表示した。
製作スタッフによるブログ上で、11話(#23)製作中に発生した事故により、作画クオリティが大いに低下し、それを放送せざるをえない状況についてスタッフが謝罪している(事故の内容については不明)。DVDには作画を修正したものが収録されている。
各話リスト
※話数はサブタイトル表記に準じて第1期からの通算のもの。脚本は全話において片渕須直が担当している。
話数 | サブタイトル | 原作エピソード | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
#13 | The Vampire Twins Comen | Bloodsport Fairytale | 片渕須直 | 下田久人 | 渡辺純子 |
#14 | Bloodsport Fairytale | 吉本毅 | 井上英紀 そえたかずひろ(アクション) | ||
#15 | Swan Song at Dawn | 室井ふみえ | 柳伸亮 そえたかずひろ(アクション) | ||
#16 | Greenback Jane | Greenback Jane | 中村亮介 片渕須直 |
川村賢一 | Kim. Ki Doo |
#17 | The Roanapur Freakshow Circus | 片渕須直 | 鈴木孝典 | 阿部望 そえたかずひろ(アクション) | |
#18 | Mr. Benny's Good Fortune | 下田久人 金澤洪充 |
日向正樹 そえたかずひろ(アクション) | ||
#19 | Fujiyama Gangsta Paradise | Fujiyama Gangsta Paradise | 岡本英樹 川村賢一 |
立石聖、日向正樹 そえたかずひろ(アクション) | |
#20 | The Succession | 平木耕一郎 | 川村賢一 | 日向正樹 そえたかずひろ(アクション) | |
#21 | Two Father's Little Soldier Girls | 香月邦夫 片渕須直 |
香月邦夫 | 斎藤和也、日向正樹 そえたかずひろ(アクション) | |
#22 | The Dark Tower | 阿保孝雄 | 井上英紀 | ||
#23 | Snow White's Payback | 片渕須直 | 片渕須直 川村賢一(補佐) |
今村大樹、森田岳士、森前和也 そえたかずひろ(アクション) | |
#24 | The Gunslingers | 筱雅律(総作画監督) 日向正樹、朝来昭子 そえたかずひろ(アクション・エフェクト) 香月邦夫(アクション・エフェクト) |
放送局
第1期とネット局は同じである。
系列 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|
テレビ朝日系列 | 九州朝日放送 | 2006年10月2日 - 12月18日 | 月曜 26時25分 - 26時55分 |
メ〜テレ | 2006年10月3日 - 12月19日 | 火曜 26時43分 - 27時13分 | |
長野朝日放送 | 2006年10月4日 - 12月20日 | 水曜 25時30分 - 26時00分 | |
長崎文化放送 | 2006年10月11日 - 12月27日 | 水曜 26時45分 - 27時15分 | |
フジテレビ系列 | 仙台放送 | 2006年10月2日 - 12月18日 | 月曜 25時59分 - 26時29分 |
石川テレビ | 2006年10月4日 - 12月20日 | 水曜 26時40分 - 27時10分 | |
TBS系列 | あいテレビ | 2006年10月5日 - 12月21日 | 木曜 25時55分 - 26時25分 |
独立UHF局 | サンテレビ | 2006年10月3日 - 12月19日 | 火曜 25時10分 - 25時40分 |
KBS京都 | 火曜 25時30分 - 26時00分 | ||
tvk | 火曜 25時45分 - 26時15分 | ||
奈良テレビ | 2006年10月4日 - 12月20日 | 水曜 25時40分 - 26時10分 | |
とちぎテレビ | 2006年10月5日 - 12月21日 | 木曜 25時35分 - 26時05分 | |
群馬テレビ | 2006年10月6日 - 12月22日 | 金曜 25時45分 - 26時15分 | |
テレ玉 | 2006年10月7日 - 12月23日 | 土曜 26時00分 - 26時30分 | |
チバテレビ | 土曜 26時05分 - 26時35分 | ||
東京MXテレビ | 2006年10月8日 - 12月24日 | 日曜 23時30分 - 24時00分 |
DVD
各巻2話ずつ収録。発売元:ジェネオンエンタテインメント・小学館
- 『BLACK LAGOON 001』 2006年7月26日発売
- 『BLACK LAGOON 002』 2006年8月30日発売
- 『BLACK LAGOON 003』 2006年9月27日発売
- 『BLACK LAGOON 004』 2006年10月25日発売
- 『BLACK LAGOON 005』 2006年11月29日発売
- 『BLACK LAGOON 006』 2006年12月27日発売
- 『BLACK LAGOON The Second Barrage 001』 2007年1月31日発売
- 『BLACK LAGOON The Second Barrage 002』 2007年2月28日発売
- 『BLACK LAGOON The Second Barrage 003』 2007年3月28日発売
- 『BLACK LAGOON The Second Barrage 004』 2007年4月25日発売
- 『BLACK LAGOON The Second Barrage 005』 2007年5月30日発売
- 『BLACK LAGOON The Second Barrage 006』 2007年6月27日発売
CD
- 『BLACK LAGOON ORIGINAL SOUND TRACK』 2006年8月30日発売